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2025年2月14日 18:00
ジェシカ・チャステインが主演、ピーター・サースガードが共演し、“忘れたい記憶を抱え続けている女”と、“忘れたくない記憶を失っていってしまう男”を描く「あの歌を憶えている」のロング予告編がお披露目。あわせて、著名人6人のコメントも公開された。
本作は、米ニューヨーク・ブルックリンを舞台に、記憶に翻ろうされる不器用なふたりが出会い、新たな人生と希望を見つけていくヒューマンドラマ。メキシコの俊英ミシェル・フランコ(「或る終焉」「ニューオーダー」)がメガホンをとった。真実を愛で包み込む奥深い視線で、心に傷を抱えた男女が戸惑いながらも寄り添い、過去や人生と向き合う姿を静かに優しく描き出す。
「タミー・フェイの瞳」で第94回アカデミー主演女優賞を受賞したチャステインが、過去と格闘するシングルマザーでソーシャルワーカーのシルヴィア役を務めた。「THE BATMAN ザ・バットマン」のサースガードは、若年性認知症を抱え、わずかに残る遠い記憶を慈しむソールという難役に挑み、第80回ベネチア国際映画祭の最優秀男優賞を獲得した。
予告編は、高校の同窓会に訪れたシルヴィアの隣にソールが腰かける、出会いのシーンで始まる。ソールはなぜか、足早に帰途につこうとするシルヴィアのあとを追いかける。警戒しながらもシルヴィアは無事帰宅するが、ソールは土砂降りの雨の中、シルヴィアの家の前で一晩を明かす。そんなソールにシルヴィアは「大丈夫?」と声をかけ、やがて彼が若年性認知症を患っていることが明らかになる。
やがて、ソールの姪の頼みで、シルヴィアはソールの面倒を見ることに。互いを知っていくうちに、ふたりの距離は少しずつ縮まるが、その関係を良しとしないソールの弟や、疎遠だったシルヴィアの母親のシーンも切り取られ、すれ違いが重なっていくさまが確認できる。頭を抱えて号泣するシルヴィア、泣きながら「自由を奪われた」とシルヴィアの娘・アナに耳打ちするソールも確認でき、ふたりに待ち受ける結末が気になる仕上がりだ。
「あの歌を憶えている」は2月21日に、東京の新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で公開される。著名人6人のコメントは、以下の通り。
(C)DONDE QUEMA EL SOL S.A.P.I. DE C.V. 2023
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