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2024年12月13日 06:00
公開20周年を迎えた「ハウルの動く城」が、日本テレビ系「金曜ロードショー」で、2025年1月10日にノーカット放送されることが決定した(※放送枠40分拡大)。
2024年11月20日で、公開から20年となった「ハウルの動く城」は、宮﨑駿監督が「千と千尋の神隠し」に続いて手がけた作品。ベネチア国際映画祭オゼッラ賞受賞をはじめ、米アカデミー賞ノミネートなど、国内外で高い評価を受けた。
原作はイギリスのファンタジー作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズが発表した「魔法使いハウルと火の悪魔」。原題「Howl's Moving Castle」となっており、この原題を見て「城が動くって面白い」と宮﨑監督が惹かれたことから製作が決まったそう。宮﨑監督は、まず作品の主役ともいうべき動く城のデザインから作業を始めた。ところが、城のデザインに悩み、鈴木敏夫プロデューサーと話しながら大砲や屋根、煙突などを描き完成したのが、映画の中の“動く城”。足はニワトリの足と戦国時代の足軽の足で悩み、ニワトリの足にすることになったそうで、メカ(機械)とも怪物ともつかないユニークな城となった。
ストーリーはヒロインのソフィーと魔法使いのハウルの恋が中心に進んでいく。しかし、ハウルの弟子の身寄りのない少年マルクル、暖炉に居て城を動かす火の悪魔カルシファーたちと共同生活をしていくうちに、家族になっていく一種のホームドラマでもあると言えるだろう。物語が進むにつれ、かかしのカブや、魔法使いの使い犬ヒン、そしてあの人までもが……ハウルの家に住みついていく。
なお、現在ジブリパークでは「ハウルの動く城」をモチーフとした初の「ウィンターイルミネーション」が開催。“ジブリの大倉庫”の大きなガラス壁面が、アニメーションのコマ送りのような演出で、ライトアップされている(2025年2月3日までの予定)。
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