「ガリレオ」シリーズは、天才的な頭脳をもつ物理学者・湯川学が不可解な未解決事件を、科学的検証と推理で解決していく人気ミステリー。2008年に公開された「容疑者Xの献身」は、福山にとって「ほんの5g」以来20年ぶりの本格的な映画出演となりました。初の主演映画でしたが、興行収入49.2億円という大ヒットを飾りました。

堤真一、松雪泰子らをキャストに迎えた今作は、湯川の大学時代の友人であり、天才数学者が仕掛ける難問に挑むさまを描いています。

(C)2008 フジテレビジョン／アミューズ／S・D・P／FNS27社

(C)2008 フジテレビジョン／アミューズ／S・D・P／FNS27社

08年9月4日に封切られた今作は、東京・有楽町の日劇1で舞台挨拶を行いました。福山をはじめとするキャスト陣は、劇場後方から登壇。すると、948人の超満員に膨れ上がった客席は総立ちになります。そして、多くの女性ファンが通路に押し寄せ、場内は一時パニック状態に陥りました。

もみくちゃにされて、ようやく登壇した福山は「手が痛い。なんてことをしてくれたんですか。皆さんの思いは、しかと届きました」と苦笑い。そして、「映画初主演で初日舞台挨拶も初めての経験。昨夜は不安で眠れないと思ったので、タモリさんと一緒に飲んでいました」と胸中を明かします。

それでも、調子を取り戻した福山は「さっき僕の体に触れた人は、今後この映画を何度も見ると約束してください（笑）」と客席に語りかけるなど、終始ご機嫌でした。

またこの日は、福山との期間限定ユニット「KOH+」として本作の主題歌も担当した柴咲も舞台挨拶に立ちました。

「長崎で舞台挨拶をしたとき、全国のTOHOシネマズに無料で入れる永久会員のゴールドカードをもらった」と告白すると、堤は黙っていられない様子。

「僕は何度か東宝さんの仕事をしているが、そんなカードはもらっていない」とぼやきっぱなしで、場内を爆笑の渦に巻き込んでいました。

(C)2008 フジテレビジョン／アミューズ／S・D・P／FNS27社