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2023年3月8日 21:00
3月に入り、北米映画市場の興行成績は先週末から回復し、2023年に入って2番目に良い数字を記録。MGMのボクシング映画「クリード」シリーズの第3弾「クリード 過去の逆襲」が、興行収入ランキングで初登場1位に輝きました。週末3日間で興収5860万ドルをあげ、23年公開作品のオープニング興収で2位に。第1作「クリード チャンプを継ぐ男」(2960万ドル)、第2作「クリード 炎の宿敵」(3550万ドル)を越え、シリーズNo.1のオープニング興収となる大ヒットスタートを切りました。
シルベスター・スタローンが主演を務める「ロッキー」のDNAを継承した「クリード」シリーズ。第3弾となる本作で、マイケル・B・ジョーダンが再び主演を務め、長編監督デビューを果たしました。ロッキーの魂を引き継いだチャンプ、クリード(ジョーダン)と、18年振りに刑務所から出所したばかりの幼なじみ・デイミアン(ジョナサン・メジャース)の対峙が描かれます。キーナン・クーグラー(「スペース・プレイヤーズ」)とザック・ベイリン(「ドリームプラン」)が脚本を担い、スタローン、ライアン・クーグラー、アーウィン・ウィンクラーらが製作に名を連ねています。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「アントマン&ワスプ クアントマニア」は、3週目で2位にランクダウン。週末3日間の興収は1240万ドルで、オープニング興収(1億ドル)から大幅に縮小しました。
4位には、ソニーのアニメ専門ストリーミングサービス「クランチロール」が公開した「『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」が初登場しました。本作は、大ヒットアニメ「鬼滅の刃」のテレビシリーズ第2期「遊郭編」の第10、11話と、「刀鍛冶の里編」の第1話をまとめたもの。週末3日間で、興収1010万ドルをあげました。米IGNによると、新作映画だと勘違いしていた観客も多く、ネット上で論争になっているようです。
そのほか新作では、ライオンズゲートのアクションコメディ「オペレーション・フォーチュン ルセ・ド・ゲール(原題)」が7位にランクイン。「コードネーム U.N.C.L.E.」「ジェントルメン」のガイ・リッチー監督作で、ジェイソン・ステイサム(「MEG ザ・モンスター」)演じるスパイのフォーチュンが、ヒュー・グラント(「ラブ・アクチュアリー」)扮する億万長者の武器商人グレッグの新兵器技術の販売を阻止するため、世界を飛び回るミッションを描いています。オーブリー・プラザ(「チャイルド・プレイ」)、ケイリー・エルウィズ(「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」)、バグジー・マローン(「ジェントルメン」)がフォーチュンに協力する工作員たちを演じ、ジョシュ・ハートネット(「キャッシュトラック」)が彼らを助けるハリウッドスター役を務めました。週末3日間で、興収310万ドルを記録しています。
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