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2022年4月12日 08:00
「ハリー・ポッター」シリーズ(ピーター・ペティグリュー役)、「ターナー、光に愛を求めて」(ターナー役)で知られるティモシー・スポールの主演作「THE LAST BUS(原題)」が、「君を想い、バスに乗る」の邦題で、6月3日から公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアル、場面写真が披露された。
「パパとマチルダ」」「グッバイ・モロッコ」「ウイスキーと2人の花嫁」を手掛けたギリーズ・マッキノン監督の最新作。最愛の妻を亡くした90歳の男が、50年暮らした家を離れて壮大な旅に出るさまが描かれる。脚本のジョー・エインズワースが、彼の父と義父の「高齢者向けの無料バス乗車券を使ってどこに旅をするか」という会話から着想を得た物語となっている。
最愛の妻を亡くしたばかりのトム・ハーパー(スポ―ル)は、ローカルバスのフリーパスを利用してイギリス縦断の壮大な旅に出ることを決意する。目指すは愛する妻と出会い、二人の人生が始まった場所――。行く先々でさまざまな人と出会い、トラブルに巻き込まれながらも、妻と交わしたある“約束”を胸に、時間・年齢・運命に抗い旅を続けるトム。愛妻との思い出と自身の“過去”ばかりを見つめていた彼が、旅を通して見つけたものとは……。
2021年夏にイギリスで公開されると、英インディー映画界にて「ファーザー」「スーパーノヴァ」に続く第3位の興行収入を記録。主人公・トムを演じたスポールは、特殊メイクなしで実年齢より30歳近く年老いた人物を体現。イタリアで開催されたバーリ国際映画祭では、最優秀主演男優賞を受賞している。また、トムの最愛の妻・メアリーは、テレビシリーズ「ダウントン・アビー」のミセス・ヒューズ役のフィリス・ローガンが演じている。
ポスタ-は、バス停に佇むトム、「迷える仔羊」にも思える1頭の羊の姿が確認できる。背景に見えるイギリスの雄大な景色は、本作の見どころのひとつ。トムが劇中で辿るイングランド最南端のランズエンド岬からスコットランド最北端のジョン・オ・グローツ間は“Land’s End to John o’Groats(ランズエンドからジョン・オ・グローツ)”と呼ばれ、グレートブリテン島で最も長い“究極の旅路”として親しまれている。
「君を想い、バスに乗る」は、6月3日からシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。
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