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2017年7月19日 08:00
[映画.com ニュース] 女優の鈴木杏が太田隆文監督の新作「明日にかける橋 1989年の想い出」に主演し、不況の現代から1989年にタイムスリップする会社員を演じることがわかった。全国的にも最大級の規模を誇る静岡県の袋井花火大会を舞台にした作品で、2018年に公開を予定している。
15年に島田市で撮影された「向日葵の丘 1983年・夏」、湖西市で撮影し原発問題を扱った「朝日のあたる家」、浜松市で撮影の書道映画「青い青い空」と、静岡県内で3作を撮影してきた太田監督。新作「明日にかける橋 1989年の想い出」では、主人公のみゆき役に鈴木杏、父親役に板尾創路、母親役に田中美里、主人公を励ます謎の老人役に宝田明を迎えた“青春・家族ムービー”を製作。撮影にはオーディションで選ばれた地元市民俳優も多数出演する予定で、8月11日にクランクインし、8月末まで同県袋井市、磐田市、森町で撮影される。
太田監督は、「『明日にかける橋』は日本版の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。主人公は不況の現代から1989年にタイムスリップ。そこはバブル最盛期。日本が経済大国として君臨した時代。不況が続く現代と比較することで、日本人がバブルで得たもの。失ったものが見えてくる。本当に大切なものは何か? 笑いと、涙と感動のエンタテインメントとして描きたい」とコメントを寄せている。
田舎町で働く会社員みゆきは、バブル最盛期の1989年にタイムスリップしてしまう。その年こそ、みゆきの弟が交通事故で死亡した年で、そのことで母は病気になり、父は酒浸りになり他界した。「交通事故を防げば、家族4人は幸せな未来を迎えることができるはず」と、みゆきは当時の自分や恩師たちの力を借りて弟を助けようとする。
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