2011年に上演されたひとり舞台「東京オリンピック生まれの男」をもとに、内村自身が監督、原作、脚本、主演の1人4役に挑戦し実写映画化。長野・塩尻に生まれた不屈の男・泉一が、世の中のあらゆる金メダルを獲得する姿を、笑いを全面に押し出して描く。

大泉らの役どころの詳細は明かされていないが、内村監督は「撮りたい画を実現するため、キャスティングには非常にこだわりました。私の執念が実り、これだけのキャストに集まってもらい感謝感謝です」とコメントを寄せる。「女優陣が美女だらけ」と指摘されるそうだが、「これも私のこだわりゆえでしょう」と笑い、「出演してくださった皆さんは私の演出意図を汲んで、それぞれに“これぞプロフェッショナル！”という仕事を撮影現場でみせてくれました。各人から繰り出される匠の技に、思わずモニターの前で吹き出してしまったこともありました」と撮影を振り返っている。

一方で、豪華俳優陣が顔をそろえただけに「『本当にこの人にこんなことをさせていいのか？』『気付けば10回以上やらせているけど大丈夫か？』など内心ドキドキしながらの撮影でした」とも語る。それでも「そこは監督なので、しつこく満足がいくまでやらせていただきました」といい、「自分の色に染まった奇跡のキャスト陣の名演を、ぜひご期待ください」と呼びかけている。

そんな内村監督は、現在は編集作業のまっただ中。「昨年秋、バラエティの仕事をしながら怒とうの撮影を終え、今は、映画館で1人でも多くの人に笑ってもらいたいと夢想しながら、朝から晩までスタッフと編集作業に勤しんでいます」と話し、「今回の映画は、これまでの監督作の中で一番“笑い”の要素が多い作品です」と説明している。

映画「金メダル男」は、「Hey! Say! JUMP」の知念侑李、木村多江、土屋太鳳、ムロツヨシ、笑福亭鶴瓶、平泉成、宮崎美子らが共演している。今秋に全国で公開予定。