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2013年10月17日 20:21
[映画.com ニュース]第26回東京国際映画祭が10月17日、東京・六本木ヒルズで開幕した。オープニング作品「キャプテン・フィリップス」を引っさげ来日した米俳優トム・ハンクス、特別招待作品「ブリングリング」のメガホンをとったソフィア・コッポラ監督、製作総指揮のフランシス・フォード・コッポラら、例年に増して豪華なゲスト約300人がグリーンカーペットを闊歩。六本木ヒルズアリーナ周辺には、約3000人のファンが駆けつけ熱心に声援をおくった。
オープニングイベントは、フェスティバルミューズを務める女優・栗山千明の登場で幕開け。フェスティバル・ナビゲーターの斉藤工と山崎紘菜が初々しい表情でファンに手を振り、「晴れのち晴れ、ときどき晴れ」に主演のMATSUこと松本利夫は緊張した面持ちながら歓声に応えた。また、「すべては君に逢えたから」の玉木宏は真紅の衣装でそろえた共演の高梨臨と木村文乃をスマートにエスコートし、女性ファンのため息を誘った。
コンペティション部門に選出された二階堂ふみ主演作「ほとりの朔子」をプロデュースした女優の杉野希妃は、2011年の第24回で「杉野希妃~アジア・インディーズのミューズ」として特集上映が組まれており、思いもひとしおの様子。2年ぶり3回目のグリーンカーペットとなったが、「また戻って来られて嬉しい。これまで、日本映画ある視点部門、アジアの風部門での参加でしたが、やっとメインであるコンペティションでの参加。それも、初めて参加したときにご一緒した深田晃司監督の作品で戻って来られて、本当に嬉しいです」と目を輝かせた。
また、ハリウッド組の洗練されたファンサービスは健在。コッポラ親子、ハンクスにはこの日一番の歓声がおくられ、自らファンに近寄り積極的にサインするなど、貫禄十分。グリーンカーペット上では、ハンクスとポール・グリーングラス監督、クロージング作品「清須会議」に主演の役所広司と三谷幸喜監督の4人が10分以上にわたり語り合うなど、国際映画祭ならではの和やかなひと幕も見られた。
そして、安倍晋三内閣総理大臣が栗山を伴って登場し、沿道のファンからサインをねだられても笑顔で応じた。「本日はようこそたくさんお集まりくださいました。トム・ハンクスさんもお越しくださった。三谷幸喜監督にはハリウッドに進出していただき、活躍してもらいたいと思います」と笑顔で締めくくった。
第26回東京国際映画祭は、10月25日まで開催。
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