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2008年11月10日 12:00
[映画.com ニュース] 今年2月に92歳でこの世を去った日本映画の巨匠、市川崑監督。同監督作品の中で、93年に完成していながら唯一未公開だった「その木戸を通って」が11月8日に念願の劇場初公開を迎え、主演の浅野ゆう子と中井貴一、スタッフの長田千鶴子(編集)、佐々部清(助監督)による舞台挨拶が東京・銀座の丸の内TOEI2にて行われた。
同作は、ハイビジョン試験放送用の“日本初の長編ハイビジョンドラマ”としてフジテレビによって製作され、直後のベネチア、ロッテルダムの両映画祭で上映されたが、その後長らく眠っていたといういわく付きの1本。浅野は「(ハイビジョンという)新しいことにチャレンジしている姿がキラキラしていて、私も関わっていたことを誇りに思います」と、当時を振り返りながら作品への想いを語った。
「監督から電話で『劇場公開にならないから、あんまりギャラが出せないが……』という出演依頼を受けた」という中井は、「後から意外と予算があったらしいと聞いて、ダマされた気分です(苦笑)」と告白。佐々部助監督が「私が映画監督になってから9本撮っていますが、ここまで(資金的に)贅沢な映画は撮らせてもらっていません」と続けると、場内は爆笑に包まれた。
「できることなら、監督も一緒に見ていただきたかった」と、故人を偲んだ浅野。中井は「市川監督の作品での舞台挨拶はこれで最後だと思うと、悔しさと悲しい想いでいっぱいになります。監督は僕の師匠。天国で会ったときに恥ずかしくないように、これからますます精進したい」と、市川監督への想いとともに挨拶を締めくくった。「その木戸を通って」は全国順次公開中。
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