設定は女子高生の別府温泉への修学旅行だそうだが女子高生は4人だけ、しかも金を盗んだり教師の不純交友を盗撮して教師を強請るなど高校生にはあるまじき立派な悪党三昧でしょう。
温泉旅館を舞台にした女子高生たちのドタバタ・コメディらしいが可笑しくもないし、素人俳優には無理な長台詞、活舌も悪く聞き取りにくいし、クラウドファンディングで作ったらしいがまるで学芸会。おじさんには観るに堪えない映画でした、ごめんなさい。

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札束と温泉

❇️『タイトルが面白い！』
★彡めっちゃ気になりませんか？私もタイトルが鑑賞したひとりですね。😅

🇯🇵大分県別府市のとある温泉旅館

🈲ネタバレ

🔵かーるくあらすじ。
高級そうな温泉宿に来た女子校の修学旅行。
温泉に入り四人部屋に戻ると一人の女子高生が机に札束を並べていた！
ゆるゆるな犯罪コメディー

◉65D点。
★彡アクションのない『ベイビーワルキューレ』と同じテイストを感じます。

🟢感想。

1️⃣⭕️『個性あふれる女子高生達が可愛い』

2️⃣⭕️『旅館の雰囲気が心地よい』

3️⃣⭕️『まさかの展開で攻めてるな〜』
★彡ワンカット風アレンジも好き❤️

4️⃣🔺『演技は大根だがコメディーなので気にならないし味でもあるね。』
★彡アンジャッシュコントもあるよ。

5️⃣⭕️『役者さんが楽しんでる感じが好き』

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2週間限定上映の終了日前々日と最終日に滑り込みで

チラシが配布済みだったので最終日にパンフを買いました
帰宅してから読んだら自分の想像が一部当たりだったりさらに楽しめました

温泉旅館「山田別荘」（物語の設定上は架空の宿）の館内（玄関前、露天風呂含む）だけで繰り広げられる深みのあるコメディ
マシンガントークとテンポの良さと理不尽さに圧倒されました

○簡略あらすじ 事実誤認等ご容赦
・高校の修学旅行仲良し？女子高生4人（リサ、ひかる、恵麻、美宇）
・ヤクザの愛人綾乃は退職金？のつもりでヤクザの金を持ち逃げし旅館に来た
・恵麻が綾乃の2千万入りの偽グッチのバックを持ち去る
・渡辺先生（美宇と付き合っている）は5百万強請られている
・強請っていたのはなんと恵麻
・怒ったヤクザが札束と綾乃の回収を取り立て人（殺し屋）の遥に依頼

以上7人と旅館の従業員1名の8人がドタバタフル稼働してなんとか収まる作品です

○鑑賞時の違和感
・女子高生4人の関係性
・まとも（普通）なのはリサだけ？
・特に恵麻は美宇の恋路の邪魔してどうする
・ひょっとして渡辺先生ってかなりの悪か？
・リサも先生を嫌っている発言

○パンフ読んで納得
・渡辺先生に婚約者までいたとは殴られて当然だった訳です
（誰かと二股かとは想像してましたが）
・恵麻はとんでもない小娘だと思ってましたがとんでもない友達思いだったのでした
（少し泣けました）

若い俳優さん達が躍動する中で特にリサ役の主演沢口さんの安定感のある演技が印象的です

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　★　7/13　減点幅を多少修正し上方修正
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今年234本目（合計885本目／今月（2023年7月度）20本目）。
（参考）前期214本目（合計865本目／今月（2023年6月度まで））。

　極端な地雷を踏んでしまったという印象はあります。ただこの映画、成り立ちが特殊で（後述）、そのノリで作ってしまったからこうなったのではなかろうか、と思えます。

　結局のところ、映画の筋としては、大分県別府市（一応クレジットは出るが「実際のものとは関係がありません」等とも出るし、大分県や別府市の紹介等も一切ない）の旅館を舞台に、お金のやりとりがどうこうという趣旨の内容で、旅館の中で99%のストーリーが成り立つし、原則「時間の入れ替え」の描写もないので理解はしやすいです。

　ただ結局のところ法律系資格持ちの観点でいうと何がなんだかわからない点というのがすごく、何のチェックもしていないんじゃないか…と思えます。実はこの映画、最初に「作成：cosaic」と出ますが、ここは、関西圏ではボードゲーム等の販売で知られる企業です。つまり、マーダーミステリー等と同じ感覚で映画を作成して、内容のチェック（特に、最低限の法律的な解釈論）を一切しなかったためにこんなワケのわからない内容になったのではなかろうか、と思えます。

　さすがにこれはどうか…というレベルで、もはや「採点拒否レベル」になるのですが、そういうわけにはいきませんので…。

　早速採点いきましょうか…。
まぁすごいこと…。70分くらいの映画で、最初の10分くらいで「こりゃ何なのか」と思って途中退出しようかなと思ったくらいです…。

　採点に関しては、減点1.9（スコア3.1）を3.0まで切り捨てています。

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　（減点0.7／弁護士法72条との抵触）

　・　他人の債権を譲り受けて回収を行う行為（いわゆる回収屋）は、弁護士以外にはできません（行政書士でもできない／ただし、払うことを双方同意している状態で、単に「ついでに当人に会いに行く用事があるから払っておきます」のようなことまでをも規制する趣旨ではない）。これは強行規定であり、いわゆる「回収屋」がリアル日本で摘発されるのと同じです。

　※　「回収の代理」と言っていますが、基本代理権が何なのかも不明（一応は有権代理のように見えるが、見方によっては基本代理権がある中だの表見代理にも見えるが…）で「回収の「使者」」というのが妥当な気もしますが…。
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　（減点0.5／遺失物法と報酬の扱い（「1割もらえる」等と言っているところ）

　・　積極的に他人から詐取ないし奪った金銭について遺失物法の報酬請求権（事務管理の特則）が適用されることはありません。
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　（減点0.4／民法90条による絶対的無効となる法律行為）

　・　このような、映画で描かれている行為は絶対的無効（公序良俗に反する行為）であり、双方同意の追認によっても遡って有効にはなりません（絶対的無効）。
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　（減点0.3／旅館業法との関係）

　・　同法6条は「営業者は、厚生労働省令で定めるところにより旅館業の施設その他の厚生労働省令で定める場所に宿泊者名簿を備え、これに宿泊者の氏名、住所、職業その他の厚生労働省令で定める事項を記載し、都道府県知事の要求があつたときは、これを提出しなければならない。」とありますので、この映画のようなトリックは成立しません（本名などを書かなければならないので、適当に旅館等を介して違法行為ができるのではない）。

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