バッド・デイ・ドライブ
劇場公開日:2023年12月1日
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解説・あらすじ
平凡なビジネスマンが車に爆弾を仕掛けられ、事件に巻き込まれていくさまを描くサスペンス。主演はリーアム・ニーソン。ドイツや韓国でもリメイクされた2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」の英語リメイク。
いつものように子どもたちを学校に送り届けるため車を走らせる金融ビジネスマンのマットのもとに「その車に爆弾を仕掛けた。降りてはいけない。通報してもいけない。これから伝える指示に従わなければ爆破する」と、謎の着信が入る。マットはその声の主、要求、目的などがわからぬまま運転を続けるが、行く先々で同様に爆弾を仕掛けられた車が次々と爆破されていく。しかも、その被害者はいずれもマットの同僚だった。マットは警察とマスコミから容疑者として追われながら、恐怖に怯える子どもたちとともに車を走らせ続けるが……。
マット役をニーソン、妻のヘザー役を「シンドラーのリスト」以来30年ぶりのニーソンとの共演となるエンベス・デイビッツが演じる。監督は「プレデターズ」のニムロッド・アーントル。
2023年製作/91分/G/イギリス・アメリカ・フランス合作
原題または英題:Retribution
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2023年12月1日
スタッフ・キャスト
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解説・見どころ/人生最悪の1日…家庭崩壊×車に爆弾=泣きっ面にボム! 大満足の超良作!
ついてない1日は誰しもあるだろうが、この映画の主人公ほどついてない1日はなかなかないだろう。12月1日から公開されるノンストップ・リアルタイムサスペンス「バッド・デイ・ドライブ」だ。
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2023年9月8日
フォトギャラリー
映画レビュー
2.0期待してしまった…
父親が全力で子供達を守る!!という大好物な熱い内容…のはずが、ん??助かる前提で作ってます?この映画…。
なんだろう…ハラハラ、ドキドキもしないし、先が読めてしまう何となく残念な造り…。
もっと、なんかこう…目が離せない感じかと思いました。
4.0お父さんがんばった!!
長年仕事にかまけてきて家族と溝が出来てしまったお父さんが、
仕事(パートナー)に裏切られ、命をも脅かされ、それにご立腹されたお父さんが家族との絆を取り戻すお話。
「冷め切った家族関係→家族との絆を取り戻す」は、ストーリー的な展開としてのオマケに感じましたが、それでも、この展開が無いと落とし所がないし、あって良かったと思う。ないがしろにしていた子供に対して、真正面から向き合い、窮地の状況にも関わらず、正直に対話をして必死に守ろうとする姿は、胸を打たれました。そして、それに応える子供たちが可愛かった(T^T)
見所は「乗車してしまった車に仕掛けられた爆弾」へのヒヤヒヤ感。おなじ状況におかれた同僚を目の前で爆破されたり、大事な旧友をも人質にされ救助できたと思った束の間爆破されてしまったり…、どうにも出来ない、どうしたらいいの?と引き込まれました、見事でした。
好みの問題だと思うけれど、犯人がいただけませんでした。ある程度年齢を重ねた方の「強欲」が、すごく残念に思えてしまい、引いてしまいましたね。犯人の背景とか、もう少し描写があれば違うのかもしれないけども、うーん。
もしこれが、若い人の「強欲」なら許せる気がするんです。まだ色んなことへの経験が足りないことによる、過ちというか間違った選択というか、自分本位になってしまうのも、理解できるというか。
年配者には遠慮して欲しいっていう意味じゃなくて、若い人に比べて豊かな経験があってもいいのに、他者を傷つけてでも欲に走ってしまうという浅はかさを感じてしまいます。重ねた年齢ではなくて、それは個性なんでしょうか。そう思うと年齢差別して観てしまってるのかもしれないけれど…。
作品自体は、シンプルにまとまっていて無駄がなくて、とても見やすいです。良い映画が観れました^^
3.5ハリウッド的お約束も含め、B級サスペンスと割り切るならありか
2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」がオリジナルで、ドイツの「タイムリミット 見知らぬ影」(2018)、韓国の「ハード・ヒット 発信制限」(2021)、そして2023年の本作と、本家の公開からわずか8年の間に3度もリメイクされるという、かなり珍しいケースでは……と、ここまで書いて思い出した。今年6月に日本で公開された韓国映画「告白、あるいは完璧な弁護」もやはりスペイン製サスペンスの4度目リメイクだったか。近年のスペイン発脚本のオリジナリティが各国の映画界から高評価されているのかも。
金融業界で働く主人公の車に爆弾が仕掛けられ、運転席にかかる重量に反応する起爆装置のせいで車から降りられない主人公が、正体不明の犯人からの指示を受け市街を走らされたり大金を振り込むよう求められたり――という大筋は同じ。韓国版リメイク「ハード・ヒット 発信制限」のレビュー枠で、キアヌ・リーブス主演作「スピード」のアイデアをスケールダウンしたような話といったようなことを書いたが、本作「バッド・デイ・ドライブ」でもその印象は変わらない。
この3度目リメイクでは、脅迫犯の設定がオリジナルから変更されている。ここから本格的なネタばらしになってしまうことをご容赦願いたいが、犯人捜しのサスペンス映画で、ビッグネームのベテラン俳優が主人公に近い関係(仕事仲間とか味方とか)だが一見重要そうでない人物を演じている場合、実は真犯人だったり黒幕だったりするというパターンがよくある。1980年代から洋画を観てきた映画ファンなら、冒頭で主演リーアム・ニーソンがビデオ通話で話す相手がマシュー・モディーンの時点で「お、怪しい(笑)」となるのではないか。ノオミ・ラパス主演作「アンロック 陰謀のコード」のレビュー枠でも「昔『サスペンスドラマに本田博太郎が出てきたら大体犯人』というジョークがあったが、本作のキャスティングもそれに近い。」と書いたが、「バッド・デイ・ドライブ」もまさにそう。ハリウッド的お約束とも言える変更点であり、この分かりやすさや安心感もB級ならではと割り切れるならありだろうか。
これも「ハード・ヒット 発信制限」のレビュー枠で指摘したことだが、運転席にかかる重量が軽くなると起爆するはずの装置のいい加減さが、本作でも改まっていない。ラスト近くで橋の欄干から車が横向きで宙づりになった時点で、主人公の体重がかかるのは座面からシートベルトおよびその固定部分に移っている。座面の荷重が軽くなったら起爆するという前提が、座面を離れたら起爆するという設定に都合よく変わっていると書けば伝わりやすいだろうか。ついでに、あのシーンで主人公がシートベルトを外して真下に落ちるはずなのに、別角度の引きのショットではニーソンが数メートル斜め横に(うまく爆発を避けるように)落ちていくのも物理法則を無視していて雑だけれど、こんなところもB級らしさとして楽しむのが大人のたしなみかもしれない。
3.5リーアム・・・久しぶりに満足した映画でした
爆弾を仕掛けられた車に閉じ込められた主人公親子。彼等の苦闘を描く物語。
リーアム・ニーソンが主演するアクションサスペンスですね。年齢を重ね、アクションが厳しくなったリーアム。当然、彼の主演映画も厳しい評価が続きます。
しかし、この映画はプロットがしっかりとしていて、安心して鑑賞することが出来ました。
「爆弾に対する恐怖」は勿論、「濡れ衣を着せられる怒りと戸惑い」をしっかりと活写。家族愛も上手にまとめて、物語が進みます。
ただ、サスペンスとしては黒幕の想像が早い段階でついてしまい、その点は大きなマイナスで残念なところ。
私的評価は普通にしました。
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