宇宙の法 エローヒム編
劇場公開日:2021年10月8日
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解説・あらすじ
宗教家の大川隆法が原作・製作総指揮を務めた長編SFアニメーション。宇宙の謎や起源、隠された真理などをテーマに描いてきたアニメ「UFO学園の秘密」「宇宙の法 黎明編」に続くシリーズ第3弾。今から約1億5000万年前、地球には高度な文明が存在し、地上に降臨した神エローヒムが統治するエローヒムシティを中心に、人々は宇宙人と共存しながら繁栄していた。しかし、ある時、高度な科学技術を持ち、破壊を好むケンタウルスβ(ベータ)星人が、地球を標的に巨大な隕石爆弾を放つ。存亡の危機に直面した地球を救うため、これまでに数々の星を邪悪な者から守ってきた女性戦士ヤイザエルが立ち上がる。
2021年製作/119分/G/日本
配給:日活
劇場公開日:2021年10月8日
スタッフ・声優・キャスト
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映画レビュー
3.0三部作の二作めらしい戦いのお話
幸福の科学によるアニメ三部作の二作目という事ではあるが
前作からのそのまま続きというわけではない。
しかし悪魔側であるダハールだけは
再登場である。
地球神の神様はアルファ様から今回は
エローヒム様にバトンタッチらしい。
主人公的な勇ましい中心キャラはザムザからヤイザエルという女戦士に変化。
彼女は悪魔的宇宙人からの攻撃から地球の危機を救うためにベガからやって来たという。
前作よりは数千年?経過しているらしい地球の時代設定である。
基本的にはエローヒム様が支配、指導している地球人対、悪魔側宇宙人の戦いが中心の物語。
前作より映像的には派手で美しい。
敵側もパワーも組織力はアップしている。
とまあ、前作が満足した人には今回も満足かと思います。
テーマとメッセージ的にはわかりやすい。
しかしわからない人にはまったく理解出来ないかも知れない。
信者さんなら大丈夫でしょう。
結局はエローヒム様が圧倒的に強く、
今回もエローヒム様の力で最後にダハールと敵側を打ち負かしてしまう。
最初からエローヒム様が戦えば何ら地球人に犠牲者は出なかったはず。
もちろん地球人側はエローヒム様の力で
生き返る事も可能である。
地球人はまた平和な世界となる。
しかしダハールは今回も宇宙に逃げてしまう。
それを追うヤイザエル。その結末は描かれていなかった。
そこは第三作めに続くと思わせるエンディングである。
ストーリーは勧善懲悪の王道であるが
よく見るとそれだけではないメッセージ性も感じられた。
なぜ地球にいろいろな種族がいて
なぜ地球で生きているのか?
なぜ正義的な宇宙人がいて、悪魔的な宇宙人もいるのか?
なぜそこに戦いが起きるのか?
地球人の神様はそれをどう見て、どう考えているのか?
ある意味で哲学的であった。
単なるファンタジー性もある空想的なエンタメアニメ作品ではなく
現代の地球世界にも当てはまるような
問題と課題、解決法のヒントがあるような気がしました。
そういう見方も出来るかも知れません。
個人的には今回作品のそこに興味深さを感じました。
しかしそういう見方をする人は多くはないと思います。
また、巨大なパンダに変身して敵と戦う元は地球外から地球にやって来た宇宙人であり、地球人側の女性?兵士が強かった。カンフーパンダみたいで良かった。
アモール様が中心のこれまた強い地球人に味方する軍団も最強である。
しかしその軍団内のメンバーのルシフェルのくだりは知ってる人にはわかるが、知らない人にはこの作品だけでは理解しにくい部分。説明が中途半端な部分。
次回作でそれが詳しく描かれるのかも知れないなと思いました。
このシリーズの完結篇とされる次作の公開は3年後くらいかな?
5.0観どころ満載の映画
私は信者だが、この映画は2度目でやっと理解できた。
確かに1度観ただけでは理解しがたい設定が多く、戸惑いが躓きとなってしまうことがあったかもしれない。しかし、2度目からは多くの観どころを発見できた。
まず1つ目は、ヤイザエル役C.V.の千眼美子さんの芝居だ。
他の声優陣に一歩も引かない存在感を示していたと思う。例えば、銀河さん、置鮎さん、大原さん、伊藤美紀さんなどの大御所や新井里美さん、村瀬さんのような若手トップ声優と互角以上に渡り合えるってどういうこと?と感じた。
2つ目は、説教臭くない自然なストーリー展開だ。
宗教映画というのは難しく、中身に「教え」が含まれていないと全く意味がない。しかしその「教え」を強調すればエンターテイメント性は失われ面白みのない内容になってしまう。しかし。今回は流れの中で「教え」が自然と理解できるような脚本になっている。
3つ目は、地球会議での議論だ。
ここはこの映画の中でも極めて重要だ。この地球を邪神の使いダハールから守るため各惑星から義勇軍を招聘し、地球人と共に戦うという壮大な場面。しかし、実際の地球軍は傭兵の寄せ集め的な部分がありまとまりに欠けていた。そこでなぜ戦うのかのそもそも論を展開するのだ。
ダハール軍が今にも攻撃してくるのにそもそも論を展開する、ここがこの映画の肝だということ。
4つ目は、この映画はフィクションではないということだ。
確かにヤイザエルは千眼さん用の架空キャラであることは仕方がないが、他の殆どの設定が事実であるということ。(もちろん、信じるか信じないかはあなた次第だが)
中でも注目に値するのはベガ星の三種の神器だ。宝刀、鏡、鉱石。
これは日本の神話である古事記にもあり、現在の皇室まで引き継がれている神器と酷似している。というより日本神道のそれと全く同じだ。
これは何をいいたいのかだが、この真実が明かされるのは3年後の「宇宙の法 何とか編」に期待したいと思う。
まだまだ観どころは沢山あるが別の機会としたい。
1.0ザムザ様がいない…
前作鑑賞済み。そして前作以上の駄作。
駄作なのは観る前から分かってたので構いませんが。
トンチンカンな事をやりつつも物語として最低限の筋は通っていた前作と異なり、今作はとにかく「神の御業」を強調した内容となっている。
隕石が落ちてもエロヒムが解決、大怪我してもイエスもといアモールが解決、喧嘩をしてもエルカンが解決…
作中で4回もデウス・エクス・マキナを起こしたのはやり過ぎでしょ、信者以外は飽きますよ。
こういう物語、どこかで読んだ気がする…あ、「旧約聖書」だコレ。神様がちっとも本気出してくれない所とか。
引用の天才・大川総裁も渋いとこから引用するね。
そして旧約聖書が読み物としてクソつまらんのと同様、今作もやっぱりクソつまらんのでした…。
恒例の電波ソングとエロヒム様の顔芸、ルシフェルの出オチ芸には一笑の価値あり。
しかしながら前作ヒロインのザムザ様が出てないので評価はこれくらいで。
何だよあのメスゴリラは。ザムザ様出せよ。
少しは真面目に語ると…
神の野郎が事あるごとに強調してた「自己犠牲の推奨」「正義の制裁」「地球優生主義」
信仰は自由だけど、信者の皆さんはこれを危険な教義だと思わないんでしょうか。
1.0もういやです
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