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レッド・スネイク

劇場公開日:

解説・あらすじ

女性だけで構成された特殊部隊とイスラム過激派組織IS(イスラム国)との戦いを描いたミリタリーアクション。イラク西部の少数派ヤジディ教徒の村に暮らしていたザラは、ISの襲撃により父親を殺され、弟とも生き別れた上、自身は奴隷としてISのメンバーに売られてしまう。一方、クルド人を支援している連合軍には各国の女性だけで構成される「蛇の旅団」と呼ばれる特殊部隊が存在し、ISは古い言い伝えで女性に殺されると天国に行かれないと信じていることから、女性だけの部隊である「蛇の旅団」を恐れていた。ISのもとから逃げ出し、「蛇の旅団」に救われたザラは、自らも武器を取ることを決意。兵士になるための厳しい訓練を経て「レッド・スネイク」というコードネームを得た彼女は、生き別れた弟を救うため戦いに身を投じる。監督は、イスラム過激派に襲撃されたことで知られるフランスの風刺週刊誌「シャルリー・エブド」にも寄稿していたライターでもあるカロリーヌ・フレスト。

2019年製作/112分/PG12/フランス・イタリア・ベルギー・モロッコ合作
原題または英題:Soeurs d'armes
配給:クロックワークス
劇場公開日:2021年4月9日

スタッフ・キャスト

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(C)Place du Marché Productions ‒ Kador ‒ Davis Films ‒ Delice Movie ‒ Eagle Pictures ‒ France 2 Cinema

映画レビュー

3.5少々残念でしたが

2023年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

IS討滅に大活躍したクルド人女性部隊の存在は知っており興味があったので鑑賞。
ISの非情さ(というか控えめにいって頭がおかしい人々)がとても印象的で正直、あまりのぶっ飛び具合に最初はクスりとしましたが、話が進むにつれて引いちゃってる自分がいました。カルトが国(モドキ)を作るとロクなことにならんね。あ、日本にもあったな。

主人公が住む村をISに襲われ、肉親を殺され、攫われて弟と離れ離れにされ、イギリス人からきたIS幹部に買われてからそこを逃げ出してクルド人部隊に助けられて仲間に加わるという流れの中で、細かな心象風景や世情表現などは面白くわかりやすかったのですが、いかんせん、戦闘シーンがチープ過ぎました。もうそこが残念。

まあでも、こういうことがあったんだよ、ということを知る上でも大事な映画だと思います。上映館、もっと増えるといいのにな。

zem_movie_review

3.0社会派映画

2023年1月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

内容的にはもっとエンターテイメント色の強い映画だと思ってましたが、内容はかなり社会派でシリアスです。
実話ベースというところもその影響でしょう。
日本人にはなかなか理解しにくい宗教をベースにした侵略や抗争は、現代社会とは程遠く1900年代初頭で止まっているように見えました。

平和な社会に世界全体がなる事を願います。

たけお

3.0今どうなってるんだろう

2022年10月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

当時、クルド人女性兵士の活躍が報道されてて、存在は知っていたけど。
アメリカが急に撤退した後、どうなってるんだろう。ロシアばかりで、中東情勢なんて完全に放置されてるから心配。
事実を元にしたムゴイ話だけど、後半は映画映画してたかな。
2022年の今、中東が平和になってるとはとても思えない。それを考えさせられた映画。
評価:3.3

bigsuke

4.0クルドの悲哀も少しだけ

2022年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ISの拉致から逃れた女性が、弟の救出の為に、女性だけの特殊部隊「蛇の旅団」に加入して闘う物語。

実際にある部隊に焦点をあてた映画のようですね。
ISの酷さ、ヤジディ教徒の悲惨な運命など、伝え聞いていた情報が描かれていて胸を痛みます。

しかし、映画はその胸の痛みを忘れさせてくれるものでした。人種、国籍、肌の色、そして宗教。全てにおいて多種多様な人々が集まる女性だけの特殊部隊。夫々の違いを散りばめながらも、ISを駆逐する戦闘がしっかりと描かれています。

致し方ない部分ではありますが、女性を中心とした戦闘シーンは迫力に乏しく感じます。その中でクライマックスシーンは少し無理に派手にした印象なのが少し残念。
緊迫感もカタルシスも感じるラストではありましたが、もう少し抑えた方がこの映画に合ったかもしれませんね。

評価は少し迷いましたが4にしました。

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