ジオラマボーイ・パノラマガール
劇場公開日:2020年11月6日
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解説・あらすじ
「リバーズ・エッジ」などで知られる人気漫画家の岡崎京子が1989年に刊行した同名コミックを実写映画化。現代の東京を舞台に、未来への不安を抱えながらも「今」を生きる若者たちを描いた。16歳の平凡な高校生・渋谷ハルコは、ある夜、橋の上で倒れていた神奈川ケンイチに一目ぼれする。ハルコは世紀の恋だとはしゃぐが、真面目でおとなしいケンイチは、受験を目前にして衝動的に学校を辞めてしまい、それどころではない。さらにケンイチは、勢いでナンパした危険な香りのする女の子マユミに夢中になっていき、ハルコとケンイチの恋は平行線をたどるが……。渋谷ハルコ役は映画「小さな恋のうた」などで注目される山田杏奈。神奈川ケンイチ役は、山田とは「小さな恋のうた」でも共演している鈴木仁。監督・脚本は「PARKS パークス」「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の瀬田なつき。
2020年製作/105分/PG12/日本
配給:イオンエンターテイメント
劇場公開日:2020年11月6日
スタッフ・キャスト
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映画レビュー
4.0バブル期の記号的要素が「横道世之介」と共通する
本作を観始めてから中盤ぐらいまで、既視感のある状況や展開が散見されると思っていた(ちなみに岡崎京子の原作漫画は未読)。物語上の本命の相手とは別の小悪魔的な年上美女、バブル期に呼称をよく目にしたいわゆる「コールガール」、ホテルのボーイのバイトで目にする大人の世界…。このあたりでようやく「横道世之介」だと気づく。岡崎の89年の原作が吉田修一の2008年の小説に影響を与えた可能性はあるが、「横道」の時代も80年代後半であり、先に挙げた要素がバブル期の記号として偶然両作品に描かれたのかもしれない。
「横道」とは好対照のガール・ミーツ・ボーイものだが、出会った男子の目は別の女性を見ていて…と一筋縄ではいかない恋と成長の物語。都心のウォーターフロントの高層住宅と下町の一軒屋という男女の住居を含め、高低差を活かした画面構成はハイティーン特有の浮遊感を補強するが、時代を現代に移した効果は今一つだったか。
2.0チグハグで小っ恥ずかしい
昔、岡崎京子の大ファンでした。この作品ももちろん単行本を持っています。ハルコのある名言が映画で使われているかどうか確認したいという気持ちだけで鑑賞。
最初は真面目に観ていましたが、なんかむず痒いというか白けるというか恥ずかしいというか複雑な気持ちになり、途中からながら見に変えました。
以下、引っかかった点。
舞台は現代らしいのに、流行(小沢健二、村上春樹、パルコ、ゲームなど)は原作当時のままでチグハグ極まりない。
ゴキブリを避けるシーン、ハルコの遅刻しそうな朝に父とバッティングするシーンに何故か小っ恥ずかしさを感じた。なんだろ?漫画的シーンを漫画的なままに演じてるから?わからん。
他にもあるけど割愛。
良かった点。
ハルコが可愛い。ケンイチが、岡崎京子描く男子を体現したようなヒョロガリだった事。
全体の印象としては、岡崎京子ファンの大人が、昔を懐かしんで独りよがり的に作ったみたいな。でも、若い子にも見て欲しい、理解して欲しい気持ちがあるから設定は令和にしたような感じがしました。総じてチグハグでつまらなくてダサい。
蛇足。ハルコの名言「わたしの頭の中だけが現実よ(うろ覚え)」は採用されてなかったです。
0.5狂乱のバブル崩壊前の昭和!哲学が屁理屈だった時代。表向きには何も残らなかった。
ストーリーが散文的で、登場人物が多すぎて、それぞれのキャラクターに感情移入ができず、ストーリーの起承転結がはっきりしない。映像は長回しが多用され、眠くないのに眠くなる内容。
こう言った表現はもう古いと感じる。台詞でストーリーを進行させようとしているのだろうが、意図的に滑舌を悪く演出しているので、何を言っているのか分からない。
兎に角、何が言いたいのか、全く分からない。日本有数の芸術系大学の履修者の作品には見えない。まるで、卒業制作作品の様だ。少なくとも、独りよがりな自分の為だけの私小説の様な作品…この映画を見て、どうしたら、共感したり、心が動かされるのだろう。
怖くも、泣けも、怒りもない。ある意味、今まで観た映画で、一番心が動かなかった映画で、時間の無駄と感じた。そんな映画だ。あと二十分。我慢。
八潮団地とパーティとコールガールと東京タワーと建設される高層建造物がバブルというだけだ。バブルの時に10歳くらいだった、演出家の感情が、こうだったのだろうか。
この演出家の作品はもう見たくない。かっこよく見せているつもりだろうが、昭和で表現尽くされたものばかり。
『逆方向の電車に乗ろう!』なんて、何回見たか!
演出家様へ
次回作、作風変えたら、見てあげるから、連絡下さい。(冗談です♥消さないで、)
1.0虚無
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