ムーラン
配信開始日:2020年9月4日
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解説・あらすじ
「美女と野獣」「アラジン」など往年の名作アニメの実写化を次々と成功させているディズニーが、愛する父の身代わりとなり、兵士として国の運命をかけた戦いに身を投じるヒロインを描いた1998年のディズニー・アニメ「ムーラン」を実写化。ヒロインのムーラン役には、「ザ・レジェンド」や「ドラゴン・キングダム」のリウ・イーフェイが抜てきされた。「ハンニバル・ライジング」「マイアミ・バイス」のコン・リー、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のドニー・イェン、「エクスペンダブルズ」シリーズのジェット・リーら、それぞれハリウッドでも活躍するアジア圏のスター俳優が共演。監督は、「クジラの島の少女」「スタンドアップ」などで知られるニュージーランド出身の女性監督ニキ・カーロ。Disney+で2020年9月4日から配信(追加料金が必要なプレミアアクセスで公開)。当初は劇場公開予定だったが、2020年の新型コロナウイルス感染拡大により劇場公開を断念し、Disney+での独占配信に切り替えられた。
2020年製作/115分/G/アメリカ
原題または英題:Mulan
配信:Disney+
配信開始日:2020年9月4日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第93回 アカデミー賞(2021年)
ノミネート
衣装デザイン賞 | ビナ・ダイヘレル |
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インタビュー
実写版「ムーラン」監督、1000人から選ばれたヒロインに課した過酷なオーディションを明かす
アニメ版「ムーラン」といえば、「リトル・マーメイド」で復活を遂げたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作した一連のミュージカルアニメ映画のひとつだ。中東(「アラジン」)やアフリカ(「ライオン・キング」)、フランス(「ノー...
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映画レビュー
3.0綺麗なんだけどな
2.0アニメと切り離しても微妙
ディズニーの実写映画なのでアニメのムーランを実写化したのかと思ったが これは似て非なる映画。もちろん花木蘭を原作とした別物として作ったということは別に悪くはないのだが全体的に何をしたかったのかがよくわからない。
原作の花木蘭についてはよく知らないが、魔女とやらは出す必要があったのだろうか。世界観はぶち壊すし、最期の取ってつけたような感動シーンは急すぎて何も感じることはない。一応自分を偽らない覚悟を決めさせた人物ではあるが、大軍同士の戦争中だというのに謎にタイマンな状況作ってまで捩じ込むほど必要なシーンには思えない。
いきなりそこだけナレーション入るのも、作ってる側も映像だけじゃ意味分からないから無理やり説明入れるしかなかったんだろう。表現力も残念すぎると言わざるを得ない。
皇帝陛下は無駄に敵陣に突っ込んで案の定捕獲されてしまうが、そこからのラスボスとムーランのバトルも倒せるのにさっさと倒すこともせず無駄に引き伸ばした意味の薄い攻防が繰り広げられる。映画で一番大事に描かなきゃいけないところじゃないのか、ここは。
最後は星野源みたいな男とロマンスシーンが起きそうだったが、結局ムーランは源のことをガン無視で走り去る。含みがあったほうが良さげに見えることもあるが、これもわざわざ描く必要のあったシーンなのだろうか。
結局アニメにはあった家族への愛も女性の自立も戦場で生まれた絆も、何ひとつちゃんと描けていない。メッセージ性の無いエンタメ映画にしたいんだったらもっと華のあるシーンが必要だったように思うのだが…。
3.5そして少女は伝説となったが、作品は名作になれなかった
中国の伝説を基にしたディズニーアニメ1998年の作品の実写リメイク。
個人的にこの作品をやっと見れた事に感慨さすらある。
オリジナルのアニメ版は一般的にはディズニーアニメ群の中でも知名度や人気は低いかもしれないが、好きな人は好き。隠れた名作。私も同意見。なので、どう実写化されるか興味あった。
当初は2018年の公開だったらしいが、製作が遅れ、2020年に。が、言うまでもないアレの影響で公開延期が続き、遂には劇場公開を見送りDisney+の配信のみに。
この時私はDisney+に入会出来ず、密かに見たかった本作を見れないんじゃ、と…。
最近になってようやく入会出来、見る事が出来るようになった訳さ。
4年越しの鑑賞。その感想は…
本作、何かと問題や物議を呼んでいたのは耳にしていた。
ムーラン役に非白人を!…の嘆願。
抜擢された主演女優、リウ・イーフェイのある発言。中国国内で『ムーラン』ボイコット騒動。
とあるロケ地へディズニーが感謝を示した事により、批判。
劇場公開から配信に切り替わった訳だが、その高額な視聴料。
映画本編と関係ない理由の方が的にされている気もするが、作品自体にも。
時代考証がおかしい。舞台となっている時代にはない描写や設定。いやいや、娯楽映画なんだから…と言いたい所だが、ハリウッドのヘンテコ日本描写はいつもツッコミの的。
また、いつもながらのハリウッドの中国ヨイショとの声。だってオリジナルのアニメ版が古代中国舞台なんだから、これは全くのお門違い。まあ批判したい人にとっては、中国舞台の作品をやる事自体気にくわないんだろうけど。それはもう差別偏見。
話はアニメ版と概ね同じ。が、相違点も結構多い。
まず、多くの人から嘆かれているエディ・マーフィが声を担当した竜のムーシューや幸運のコオロギの未登場。(これらサブキャラの代わりとしてムーランを見守る不死鳥が登場)
アニメ版はミュージカル要素あったが、本作はナシ。主題歌の『リフレクション』はアレンジが劇中やEDに使用されるものの、個人的にお気に入りだった訓練シーンの楽曲が無くなって残念。
つまり、ファンタジーやミュージカルなどのディズニー十八番のエンタメ要素が抑えられている。
『美女と野獣』や『アラジン』のようはアニメ版のイメージそのままの実写を見たかった人には期待外れかもしれないが、監督ニキ・カーロの狙いはよりシリアス&ドラマチック路線だったのであろう。
アニメ版以上に男尊女卑が強調されている。
家族では父親が絶対的大黒柱。女は淑やかに、娘は嫁ぐ事が孝行。もしそれにそぐわなかったら、一族の恥。
軍内においても。裏切りや敵前逃亡は勿論、嘘も処刑に値する。ましてや女が男と偽って戦地に赴くなど…。
処刑ではない。永久追放。それは家族、村、軍、皇帝、国の名を潰す事になる。
何故、女が男と同じ事をしようとするだけで…?
では、持って生まれたこの“強い気”は…? それや私には何の意味がある…?
そんなムーランの苦悩、葛藤。次第に育んでいく仲間との絆、家族への思い。成長、周囲を変えていく…。
リウ・イーフェイが華麗なアクションと凛とした美しさ、真の逞しさを披露。問題発言については作品と関係ないから触れないでおこう。
美術や衣装、壮大な中国ロケは魅せるものあり。
武侠アクションや史劇ならではのスペクタクルの見せ場も設けられている。
が、ワイヤーアクションやCGに頼りすぎ、アクションがふわっとした印象を受ける。アクション面に於いてもうちょっと重みが欲しかった。
ドニー・イェンやジェット・リーをキャスティングしながら、彼らのアクションが少なめなのも物足りない。最もジェット・リーに関しては病を煩い、かつてのような激しい動きのアクションが今出来ない。ここ暫く映画出演をセーブする中、僅かでも出演してくれた事に感謝。皇帝役、最初は気付かなかった…。
他気になったのは…
家を出る直前、髪を切るシーンが無かった事。女としてでなく男として戦地に赴く覚悟を決めた重要なシーンだった筈…。
アニメ版では隊長と仄かな恋模様が最後描かれる。本作では隊長とではなく、仲間の一兵と。と言うか、恋愛要素自体も匂わせる程度で、そういうのが苦手な人にはちょうどいいかも。
アニメ版でヴィランは大男一人。が、本作では皇帝に恨みを抱く男とハヤブサに変身する能力を持つ魔女の二人。男は皇帝に父親を殺され、魔女はその能力を怖れられ迫害を受け、ヴィラン側にも深みをもたらしているが、あまり二人にした必要性を感じられなかった。
全体的にもテンポの鈍さが感じられ、さすがにアニメ版のようなテンポの良さは再現難しいとしても、アニメから実写になった時の難点が如実に出てしまった。
『クジラの島の少女』など人間ドラマに定評があり、女流監督ならではの視点でよりシリアス&ドラマチックになり、悪くはないが、やはりアニメ版には及ばず、か。
密かに見たかった分、全くの期待外れ、残念、がっかりではないにせよ。
悪くはなかったのは事実。
家族の恥さらしと言われた。
軍や国から追放されかけた。
が、皇帝や国の危機を救い、国中の民から称賛。
人と違ってもいい。自分らしく。自分の信念を信じて。
国に“忠義”を尽くし、“勇気”を持って闘い、偽ったかもしれないが家族への思いは“真実”。
父の剣に刻まれた3つの徳を、ムーランは全て体現。
皇帝から新たに賜った剣にはその3つに加え、“孝”。
中国では今尚男尊女卑や家父長制は根強い。
そんな今でこそ、自ら運命を変えた女性の姿は訴えるものがあり、胸がすく。
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