狼煙が呼ぶ
劇場公開日:2019年9月20日

解説・あらすじ
2019年4月に拳銃の不法所持で逮捕され、不起訴処分になった豊田利晃監督が、その体験をベースに描いた16分の短編時代劇。ある少女が家の蔵で見つけた古びた一丁の拳銃。少女が手にしたその拳銃から、拳銃をめぐるさまざまな過去の因果がよみがえってくる。渋川清彦、浅野忠信、高良健吾、松田龍平、中村達也、伊藤雄和、仲野茂、MASATO、MIUら豪華なキャスト陣が顔をそろえる。
2019年製作/16分/日本
配給:IMAGINATION
劇場公開日:2019年9月20日
スタッフ・キャスト
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フォトギャラリー
映画レビュー
3.0豪華役者共演の短編
16分の短編映画でストーリーらしいストーリーはない。一丁の拳銃が現代日本の家屋から見つかり、舞台は侍の時代へ飛ぶ、神社の境内に侍たちが集まり、渋川清彦演じる侍がピストルを構える。台詞もない。侍たちを絵になる役者が演じ、絵になるように撮っている。宮本まさ江の衣装はすこぶるカッコよく、ロケーションも素晴らしい。物語の導入としては最高だ。問題は導入で終わってしまうことだが。本作は拳銃所持で逮捕された豊田利晃監督の思いを映像にしたものらしいが、祖父の形見である拳銃に歴史の重みを幻視するという意味合いなのかもしれない。そして、自粛もせず社会にこうして喧嘩を売る豊田監督の姿勢も素晴らしいと思う。
とにかく映像と劇伴が素晴らしいので長編を観たくなる。ぜひ長編化してほしい。
4.0緊迫感と緊張感
-資金集めのためのパイロット版?
16分で¥1,800-ってことは、そう言う事なんだろうと理解して観ました。いずれにしても、映画にはなってません。
キャストは超豪華。武装して境内に集まる様子だけなんですが、雰囲気は良いかなぁ。つか渋川さん、決まってますヤン。拳銃は回転式(リボルバー)のS&Wですね。登場は19世紀中盤以降。日本の歴史からすると、この映画の物語は幕末、もしかすると明治維新以降かも知れない、なんて色々と想像してしまう。和楽器を使った音楽が迫力あって、MVを見せられてる感じ。
単発の映画としては、この内容と時間で¥1,800-はあり得ません。このキャストで、ちゃんと映画にして下さいね。そん時は観に行きます。いや、観たいです!
2.0劇伴の力
自分的には正に今作品の圧巻は『切腹ピストルズ』の激しい和楽器演奏の力強さであろう。勿論、この集団のPVということではなく、ホンの二、三語の台詞しかない劇中では、そのメッセージは音でのみ表現するという離れ業を考えた筈だ。たかだか16分の上映時間、ストーリー的なものは殆ど無い。全てが匂わせるのみで、それはもしかしたら村を全滅させた敵への復讐なのだろうか、否、監督自身が語っているように、これはメタファーであることからも、監督自身の数奇な運命込みのメッセージであることは明白である。キーになる“リボルバー式拳銃は”実際監督が所持していた拳銃の模造、銃刀法違反のそもそものきっかけは以前刑を受けた覚醒剤所持における、その後の執拗なマーク。そして今回の逮捕ににより、またしてもマスコミや世間による執拗なバッシング。一度ミソが付いた人間は、とことん叩く風潮に対する宣戦布告が今作品であり、そしてラストの松田龍平分する武士がビルの屋上から見つめるその先は来年の東京オリンピックメイン会場、国立競技場・・・。その意味するモノは、テロへの呼びかけか、それとも警告か、物騒な解釈ばかり頭に過ぎるが、本音は決して聞かせてはくれまい。それが映画という総合芸術の真髄だからだ。それ故、この上映時間と鑑賞料金の歪なバランスも又、現在の資本主義に於ける“皮肉”を込めた設定なのであろう。正に狼のように吠える監督を体現する力強い作品であり、その劇伴である。
・・・でも・・・・ちょっと高いかな?料金設定w 映画監督だから映画にする意義は充分受け止められるのだが・・・。
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