ラ・ポワント・クールト
劇場公開日:2019年12月21日
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解説・あらすじ
フランスの名匠アニエス・バルダ監督が1955年に手がけた長編劇映画デビュー作で、ヌーベルバーグの先駆的存在となった作品。南フランスの小さな漁村を舞台に、生まれ故郷に戻ってきた夫と、パリから彼を追って来た妻、終止符を打とうとしている一組の夫婦を描く。主演は「ニュー・シネマ・パラダイス」のフィリップ・ノワレと「双頭の鷲」のシルビア・モンフォール。アラン・レネが編集を担当。19年12月、バルダ監督の遺作となった「アニエスによるヴァルダ」を含む特集企画「アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画」で、日本劇場初公開。
1955年製作/80分/フランス
原題または英題:La Pointe Courte
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2019年12月21日
スタッフ・キャスト
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2019年5月14日
フォトギャラリー
映画レビュー
3.5オムニバスのような、ドキュメンタリーのような‼️
0.5すったもんだするだけの話。
女性の監督だが、男目線な話。
要は浮気をした男が、女性の怒りをかって、その女性に捨てられ、男は自分の故郷に帰ってきた。しかし、何故かそこへ、その女性が現れ、すったもんだする。それだけの話。男の哲学めいた言い訳が腹立たしくもバカバカしい。
バカ男と、理屈はこねるが騙されやすい女の話。
今では男女の性差を考慮に入れて、夫婦を語る必要がある。従って、この映画で語る夫婦は、男目線の古臭い価値観で語っている。だから、
何も学べる事もなければ、共感できる事も無い。
画像も美しいと評価される様だが、僕の母親の実家の霞ヶ浦に酷似している。だから、僕にとっては物珍しくは無く、美しいとも思えなかった。
やはり、フランスヌーベルヴァーグは僕には合わない。
しかし、この海汚すぎる(水は澄んでいるようだが、ゴミが沢山捨てられている)。ヘドロと猫の死骸には閉口した。
湖と訳されているが、アサリもボラも一応海水生物。
追伸
南仏は第二次世界大戦中、ナチスに加担した政権があった土地。住んでいる人達も保守的だと思う。そもそも、この映画の時代設定が全く語られていない。従って、何一つ評価できない。
3.5【南仏の小さな海辺の町の人々の生きる姿と並行して描かれる、愛が覚めつつある夫婦の観念的な愛の会話。ウーム、ヌーベルバーグ・・。】
■アニエス・ヴァルダ監督作品は、劇場では「顔たち、ところどころ」しか鑑賞したことが無い。
だが、その後配信で少しづつ、ドキュメンタリー作品を観て、嵌った。
今作は、アニエス・ヴァルダ監督の長編デビュー作だそうだが、(1955年!)、「ヌーベルバーグの祖母」と呼ばれている事は、知らなかった。
せめて、「ヌーベルバーグの母」に呼称を変えられないだろうか・・。
◆感想
・上記の様に、私はアニエス・ヴァルダ監督作品は、ドキュメンタリー作品しか観たことが無かったので、作品の構成も含めて、”斬新であるなあ”という感想を持った。
1.メインストーリー
ある若い男(フィリップ・ノワレ:アルフレードじゃないか!当たり前だが若い・・。)が12年ぶりに故郷の南仏の小さな海辺の町へ戻ってくる。
その数日後、彼の妻(シルヴィア・モンフォーレ)が後を追ってやってくる。
結婚して4年目を迎える2人は倦怠期で、妻は離婚を告げるかどうか迷っているようだ・・。
愛に関する観念的な会話を重ねながら村を散策する夫婦。
だが妻は夫の故郷で生きる人々の姿を知ることで、少し心境の変化が訪れる。
2.サブストーリー
南仏の小さな海辺の町、ポワント・クールトで暮らす貧しき人々の姿が描かれる。
小さな男の子が、急な病で亡くなってしまったり、衛生局の検察官と漁師たちの駆け引きや、水上槍合戦の風景などが、生き生きと描かれる。
<ビックリなのは、何時か上記、メイン・サブストーリーが交わるのかと思いきや、交わらないのである。但し、町の人々の生きる姿を見た妻は、夫との愛を諦めかけようとしていた自分の気持ちに微かな変化が訪れる事を感じて行くのである。
そして、その描き方の匙加減が絶妙なのである。
アニエス・ヴァルダ監督のドキュメンタリーではない作品を、もう少し見て見たくなった作品である。>
3.0頭で愛する 心で愛する
ヌーヴェルバーグの走りと言われる本作だが、ヌーヴェルバーグにそもそも関心がないため、単純に市井の恋愛事情を描いた映画として鑑賞した。
環境破壊も行政の監査もなんのその、したたかに生きる漁村の人々の暮らしにおける喜怒哀楽に、二組の恋愛模様が絡まる。
一方は漁村に暮らす純朴な男と同じ村に暮らす若い娘。もう一方は、都会で結婚し、帰省した倦怠気味の夫婦。
前者は心で、後者は頭で互いの愛情を確かめ合っているようだった。
あの若い二人が、もう一組の夫婦のように、延々と愛とは何かを語り合いながら心がすれ違っていく関係に、いずれは陥るのだろうか。
どうしてもそうは思えなかった。
漁村に生きる者と、都会で生きる者との、交わり難い生き方の違いが対照的に描かれている。村人たちの祭りの夜、人々をかき分けて都会へ帰っていく二人の夫婦の姿は、希望への再出発なのか、故郷からの哀しい離別なのか、観ていて迷ってしまった。
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