囀る鳥は羽ばたかない The clouds gatherのレビュー・感想・評価
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3.5復活上映でようやく鑑賞できました。
公開当時は観ようか迷っている間に気がついたら終演しており、結局見ることが出来ずにいましたが、先日の復活上映でようやく!!
綺麗な映像と音楽で原作の世界観もよく表現されていて素敵でした。
概ね原作通りに進むのですが、序盤~中盤辺りまでは展開が早いというか、テンポ感のせいなのかやや駆け足に感じました。
何も知らない友人を連れていったのですが、先述の通り駆け足に感じたので、内容が理解出来ているのか心配になり、後で確認したら「内容は分かったし面白かったけど、原作知ってる人の方がより楽しめそうだし、わかりやすいと思う」との事でした。
OVAの延長というか、どなたかがレビューで書かれていた通り、ドラマCDに映像をつけた感じです。
何はともあれとても素敵な映画でした。
4.0光輝く街に埋もれる影こそが美しい
0.5ただしゃぶってるだけ
3.5壊れた男と男の愛と再生の物語
今作を鑑賞したいと思った理由は2つ。
1つ目は、「BLUE LYNX」第1回作品。「BLUE LYNX」は、フジテレビが設立したBL(ボーイズラブ)に特化したアニメレーベルです。
テレビ局がBLに特化するという挑戦に興味を持ちました。
2つ目は、R-18作品だという事です。アニメ映画でR-18なのは数知れています。私が最後に観たのは「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」です。
今作についての情報は、予告1弾と公式HPのストーリーを見て軽く触れただけです。
ほぼ原作を知らずに鑑賞しましたが、アニメでここまで大人のラブストーリーを描けられるのだと驚きました。
そしてリアルに性描写が描かれていました。乱暴、時にエロティックです。
今作は新宿・歌舞伎町が舞台で、そこを生業にするヤクザの組長と用心棒を中心に進みます。
組長・矢代と用心棒・百目鬼はそれぞれ、性に対して心に深い傷を得ています。
壊れてしまった2人、矢代の気まぐれで性に奔放な性格と、百目鬼の感情を露わに出来ない性格がぶつかり、互いの過去の傷と向き合うキッカケになっていきます。
ですがぶつかり合うその感情は、恋心や愛とは違う物でしょう。観客の私たちは2人は愛し合っているように見えるのですが、それは表面上です。
心の傷によって2人は、それが愛なのか分からないのです。
そして私たち観客も、愛とは何なのか考えさせられます。
今作は第2章が後日公開されます。
原作はまだ完結されていない為、映画ならではの、2人の愛の物語をどう完結させるのか楽しみです。
2.0ガチなBL好き以外は観るな、という作品
BL漫画原作のアニメ映画です。私のBL歴は結構古くて「風と木の詩」「日出処の天子」「BANANA FISH」などを中学の頃に読んでいました。そんな背景なので「最近のBLにも良作ならば共感できるかな」と思ったが、無理でした。。
新宿を拠点とするヤクザの組頭と、元警官の用心棒がカップリング。組頭は頭脳明晰でシニカルで超絶美形。用心棒は無骨で一本気。それでいてお互いが隠している過去や後ろ暗い感情があって、、、、と書くとなかなか面白そうな話でしょ?
確かにプロットはなかなか良いのです。ただ、あ〜例えに出すのが大変に恐れ多いのですが、アニメ版のガンダムがスポンサーの都合で、無意味な合体や変形をするのと同じで、本作も10分に1回は合体や変形をするんです。あぁ〜ザクの太いバズーカがぁ〜、ガンダムに、ガンダムにぃ〜、ってな感じで。
ともかく合体が多すぎ。多すぎなので、途中でシチュエーション飽きがでてきて、なんだかギャグっぽく見えてきたので、それはそれで笑けた。まあ、どんな作品でも、頑張って観ていると面白く思える部分はある、ってことか。
合体抜きで作れば、そこそこ面白くなると思います。そこで少し濃厚なシーンを入れる程度で成り立たないのかな。
腐女子聖地の池袋でも、ガラガラでした。映画のラストで場末のピンク劇場に入るシーンがあり、やっぱガラガラで、あー、今オレが観ている映画も、このピンク劇場でやってんのと同じかぁ、と。
フジは何を目指しているん?まあ、唯一の救いは、どっかのレビュアーズのように「これを地上波でやろう!」とまで、やる気を出さなかったことか。
4.0R18に期待しすぎた(〃ノωノ)
良くも悪くも原作通りの流れで、淀みない。
ただ、矢代の初恋をもう少し掘り下げて欲しかったが、尺の問題でしょうかね?
あまり触れられてなかったです。
そこはもう少し、テンポよく整理して欲しかった。
あと、R18になったのだから…さぞや、と期待していた、バカな私がおります(笑)
映画館には、BL耐性のついた歴戦の猛者たちが多いのではなかろうかと。なので、もっと、エロ全開でもよかったのになぁ…と、遠い目をしてしまいます。
ただ、作品自体は好きなので、動いているところを見られて幸せではあります。
主題歌の完全PVも作って欲しかったなぁ。
1.0完結しないなら完結しないとわかるようなタイトルにしてほしい
SEX描写が多く且つキャラクターが陳腐。
更には完結しないと言うおまけ付き。
3.5初BL
5.0最高!
4.0原作に忠実なアニメ化
そのまま丁寧にアニメ化した作品でした。
ドラマCDは全部聞けていないのですが、それに絵が付いたような感じでした。
うまく言えば、原作を知っていればそれをなぞっているだけでストーリーの新しさはありません。
原作が良いので弄る意味がないと捉えることもできますね。
丁寧さに関しては特に作画がいいです。始まってすぐに、原作の漫画がそのまま動いているようでそれだけで感激でした。
画面構成もよくて、漫画にあった間をよく表現されていてよかったです。
声優さんも安定によかったです。
R-18ということで構えていましたが以外にも激しい描写はありませんでした。ひたすら矢代さんがくわえたり、自慰したり…
うまく局部が見えないようになっています。
※原作漫画や諸々を読み込んでいる為耐性があるからかもしれません。良い子には激しく見えることがあります。個人的な感想です。
1つ、気になったことは音楽です。初めて予告を見たときは「おしゃれそうな音楽だな、そんな軽快な感じでいいのか」と思っていました。
序盤から悪くはないと思いましたが、場面とあっていないのでは?と感じたシーンがあったということです。
これは、自分自身が登場人物への心理描写を思い込んだりして音楽制作の方との相違かもしれません。(上から目線ですみません)
1番よかったところは作画の次に、中盤の矢代さんが青みのグレーシャツを着ていたことです。とても似合っていて最高でした。
3.0別の意味でハードな作品です
映画館のポスターを見て、「多分これは男達のハードボイルドを描いた作品なんだろう。刑事作品なのかな?」と思って観てみたら、別の意味のハードな作品でした。
我に帰り周りを見たら、女性の観客ばかり。
こっち系の作品は、普通始めに気付くのですが、今回はしてやられました。
しかし作品の内容は悪くない。
ヤクザ映画なんだけど、矢代さんのヤクザらしくない生き方と、別の意味で人生を捨てた百目鬼さんの二人に、だんだんのめり込んでいました。
ぺろぺろのシーンを、もう少し減らして頂ければ、一般人にも受け入れてもらえるかもしれませんね。
いや、それを目当てに観に来る客をターゲットにしているのか!
さて、そっちの話は置いといて、音楽にジャズを使用していましたが、作品の雰囲気に合っていて良かったです。ED曲も良し。
作品的には、完成度が高いと思いました。
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