サイゴン・クチュール
劇場公開日:2019年12月21日
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解説・あらすじ
1969年から現代にタイムスリップした女性の成長を描いたベトナム映画。1969年のサイゴンで、9代続いた伝統あるアオザイ仕立て屋の娘ニュイ。ミス・サイゴンに選ばれるほどの美貌の持ち主でスタイルもファッションセンスも抜群の彼女は、家業であるアオザイを野暮ったいと嫌い、アオザイを仕立てる母親と対立していた。そんなニュイがなぜか21世紀にタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのは48年後の落ちぶれた自分の姿だった。ニュイは自分の人生の変えるため、ベトナムのトップデザイナーのもとで働くことになるが……。製作総指揮をベロニカ・ンゴー名義で「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」にも出演し、ベトナムではファッションリーダーとして人気を集めるンゴー・タイン・バンが務める。ベトナム映画祭2018や第13回大阪アジアン映画祭などでは「仕立て屋 サイゴンを生きる」のタイトルで上映された。
2017年製作/100分/G/ベトナム
原題または英題:Co Ba Sai Gon
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
劇場公開日:2019年12月21日
スタッフ・キャスト
フォトギャラリー
映画レビュー
3.5【”アンタは私?”1969年から現代にタイムスリップしたアオザイ仕立屋の娘が、アオザイの良さに目覚め成長するベトナムファッションコメディ。】
ー アオザイ。ご存じのように1000年前からベトナムの女性の正装であり、伝統衣装である。-
■1969年、サイゴン。
アオザイ仕立屋の娘・ニュイは家業を嫌い、母親と対立していた。
そんなある日、なぜか2017年にタイムスリップしたニュイは、落ちぶれた自分と出会う。
彼女は自分の人生と落ちぶれた実家を変えるため、トップデザイナー、ヘレンのもとで働き始める。
◆感想
・今までのベトナム映画の概念を変えた画期的作品である。
・作品内で繰り広げられる当時のベトナム最新ファッションの色彩の豊かさに負けない民族衣装のアオザイならではの、着用する人の身体にフィットし、且つ色彩や刺繍の美しさには目を見張る。
<今作は、タイムスリップモノでありつつ、過去のアオザイを嫌っていた自分から、アオザイが現代のファッションとしても十二分に通じる事を立証する事で、自身も成長するヒロインの姿が気持ちが良い作品である。>
3.0ほんのり元気の出るガールズムービー
4.0未来の自分のお尻を叩く寓話的SF
ベトナムの伝統的衣装であるアオザイの老舗に跡取り娘として生まれた主人公は、そうした家に生まれた子供にありがちな反抗心もあって、アオザイを毛嫌いし、目新しい西洋風の洋服作りに入れ込んでいく。が、そのまま人生を進んでいったらどうなるのか。
母が家に伝わるとっておきの布地を使って仕立ててくれたアオザイとブローチを身につけると未来の自分の家にタイムスリップ。すったもんだの挙げ句に、自分にアオザイ縫製の技術継承を迫った母の思いを知る。
過去をやり直すのではなく、未来の自分のお尻を叩いてその時点での過去と和解して状況を立て直すのが、何だか前向きというか、いいなと思ったし、面白かった。
4.0日本は廃仏毀釈を行い、高らかに脱亜入欧を訴え、悲惨な戦争へと転落していく。
どこの国のオートクチュールであれ、僕は全く興味無い。
ガキの頃からGパンとTシャツ。まぁ、それは兎も角、アオザイは、男性に対して女性らしさを見せつけるファションで、言わば、女性差別な要素もある。彼女は1969年から突然、現代に現れたのだか、主人公の性格と才能を考えると、元より現代にマッチすると思う。では、1969年の頃のファッションとは、人民服の様なファッションだったと思う。ベトナム戦争が激化していて、ファッションどころではなかった。しかし、
戦争では勝ったベトナムが、文化では西洋に侵略されている。そんな嘆きなのだろうか?また、僕は、アオザイがベトナム古来からある伝統的文化だとは思いたくない。
1975年迄にこの一家はアメリカ辺りに亡命する運命だと思う。ベトナムはぃまでも社会主義国なのを忘れては駄目だ。
脱亜入欧を願っていない気持が、この監督にはあると思い、共感をする。それに引き換え、日本は廃仏毀釈を行い、高らかに脱亜入欧を訴え、悲惨な戦争へと転落していく。
面白い映画だった。
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