誰もがそれを知っている
劇場公開日:2019年6月1日
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解説・あらすじ
「別離」「セールスマン」でアカデミー外国語映画賞を2度受賞しているほか、カンヌやベルリンといった国際映画祭でも高い評価を受けているイランの名匠アスガー・ファルハディが、スペインの田舎町を舞台に全編スペイン語で撮り上げたミステリードラマ。主演をペネロペ・クルスとハビエル・バルデムが務め、実生活で夫婦の2人が共演した。アルゼンチンで夫と2人の子どもと暮らすラウラが、妹アナの結婚式に出席するため、故郷スペインの小さな村に子どもたちを連れて帰ってくる。地元でワイン農園を営む幼なじみのパコや家族と再会し、ともに喜ばしい日を迎えるラウラたちだったが、結婚式のアフターパーティのさなか、ラウラの娘イレーネが姿を消してしまう。やがて何者かから巨額の身代金を要求するメールが届き、イレーネが誘拐されたことが判明。それぞれが事件解決のために奔走するなかで、家族の間にも疑心暗鬼が広がり、長年に隠されていた秘密があらわになっていく。2018年・第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
2018年製作/133分/PG12/スペイン・フランス・イタリア合作
原題または英題:Todos lo saben
配給:ロングライド
劇場公開日:2019年6月1日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第71回 カンヌ国際映画祭(2018年)
出品
コンペティション部門 | |
---|---|
出品作品 | アスガー・ファルハディ |
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2018年4月12日
映画評論
スター・パワーをまんまと味方につけた、少し異色のファルハディ映画
少し遠回りして昔話から始めてみたい。20世紀の終り頃、ポール・ニューマンがスモールタウンの初老の反抗児を快演した「ノーバディーズ・フール」の監督ロバート・ベントンが語ってくれたこと――スターとの仕事は彼や彼女が演じてきたもの、銀幕上の歴史を利用できるから...
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映画レビュー
5.0サスペンスは後出しだった。けどね♥️
複雑で分かりにくい相関関係。しかし、誰が犯人かは直ぐに分かった。(❌️)それと、〇〇〇〇は父〇ではない。(⭕️)
さて、犯人はア〇〇〇ド〇。(❌️)
イラン人の演出家ゆえ、スペインとアルゼンチンと言う関係を理解できていない。それと、ヒジャブ(?ブルカ)を女性が被っていないのに、被った様に演出してしまっている。具体的言えば、みんな美人過ぎる。また、今回も相変わらず男が髭面で非常に分かりにくい。
スペインとアルゼンチンは別の国だから、即刻警察と大使館へ連絡するのが当たり前。イラン人の演出家には分からないだろうね。(いやいや、話を盛ってる)
『性』などがイランと比べて、解放されている事を充分に分かった上で作品を作っていると思うが、その性までも『スペイン』と『アルゼンチン』を同じ次元で見るのは少し短絡的。
パコさんは分かってイレーネを労っているのか?また、イレーネも見知らぬ男に労られて不信顔をしない。また、10代の少女が誘拐されて、助かってもその後の性的な問題もある。(デフォルメだろうなぁ)多分、演出家はそこまで計算したか?ちょっとどうなんだろ。
カスピ海の話は美しすぎる女性の⭕️⭕️で終わったが、
スペイン人の綺麗な少女だから助けたのか?
突っ込み所満載だが、最終的にデフォルメの範疇と理解する。
まぁ、誰も幸せにならない。けど、みんな知っていて。
兎に角、犯人は違った。が。
真犯人いるのも分かった。
スッキリ。みんな知ってるけど、アガサ・クリスティじゃないのが良いかなぁ♥️
やはり、この演出家良いなぁ。
3.5ちょっと登場人物が多すぎるところがネック
アスガー・ファルハディ監督の作品は何となく面白そうで何作か観てしまっている。実際、そんなに好きなわけではないと思うけれど不思議だ。
ファルハディ監督の脚本は、特定の人が抱える後ろめたさを絶妙に切り取ったものが特長かと思う。本作もそのカテゴリといえるだろう。
邦題は「誰もがそれを知っている」だ。とてもストレートで、その意味するところなどという説明もいらない。
しかし、本作が面白いのは、実際は誰もが知っているわけではないところだ。
誘拐される娘についての秘密は村の噂話でしかない。噂話が仮に事実だとしても(事実なんだけども)それを「知っている」とは言わない。
「知っている」わけではないが、ほとんど「知っている」と同義であり、よほど親しい間でもないかぎり当人たちに確認出来ない微妙さが面白いといえる。
そんなに大きくない村で噂が広まりやすいところが問題をややこしくする。
多くの人が問う「どうしてパコが金を出すのか」と。聞かれた相手は分からないとしか言えない。
そこで、一番最初のパコとイレーナが似ているという噂話からピンとくるわけだ。ああそういうことかと。
こうして「知っている」わけではないのに「知っている」状態が出来上がる。
単なる噂話の範囲を出ていないとしても、状況が確信に変える。
ファルハデイ監督らしい内容で、犯人探しというミステリーがある分、娯楽性が高かった気もするけれど、過去作に比べてそんなに面白くはなかった。
登場人物が多く、それぞれの立場と関係性の把握に手間取り物語に没入できなかったのが理由かなと思う。
観終われば重要な人物は数人だったと分かるけれど、観ている最中は誰を覚えていないといけないか分からないからね。主要人物と非主要人物の描きわけに失敗してしまったように思える。
2.5彼が彼で‼️❓彼女が彼女で❓‼️それでどうだ‼️❓
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