ルームロンダリング
劇場公開日:2018年7月7日
- 予告編を見る
- U-NEXTで
本編を見るPR

解説・あらすじ
池田エライザが訳あり物件を浄化するオカルト女子を演じたファンタジー。新たな映像クリエイターの発掘を目的としたコンペティション「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM2015」で準グランプリに輝いたオリジナルストーリーを映画化。18歳で天涯孤独の身となってしまった八雲御子。そんな御子の前に叔父の雷土悟郎が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることになった。そのアルバイトとは訳あり物件に住み、部屋の履歴を帳消しにする「ルームロンダリング」という仕事だった。このアルバイトを始めたことで、幽霊が見えるようになった御子は、幽霊と奇妙な共同生活を送り、彼らのお悩み解決に奔走させられる。そんな中で御子は失踪した母親と再会を果たすが……。池田が主人公の御子役を、オダギリジョーが叔父の悟朗役を演じるほか、伊藤健太郎、渋川清彦、光宗薫らが出演。片桐健滋と梅本竜矢のオリジナル脚本を、片桐が初長編監督作としてメガホンをとった。
2018年製作/109分/G/日本
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2018年7月7日
スタッフ・キャスト
関連ニュース
池田エライザの魅力さく裂!おすすめ映画5選/「ドロンジョ」放送記念
2022年10月5日【国内映画ランキング】「花束みたいな恋をした」2週連続首位! 3位「樹海村」など新作3本が初登場
2021年2月9日田中圭、夫婦役で共演の土屋太鳳は「ギャップがすごい」
2021年1月19日元欅坂46・今泉佑唯が映画初出演「酔うと化け物になる父がつらい」で妹役
2019年3月20日池田エライザ、映画監督に初挑戦 故郷・福岡が舞台で「素敵な機会に感謝します」
2019年3月8日家族崩壊エッセイ「酔うと化け物になる父がつらい」松本穂香&渋川清彦で映画化
2019年3月3日
フォトギャラリー
映画レビュー
3.0設定は楽しいし才能を感じる。ただ、もうひとつだけ壁を打破してくれれば。
マネーロンダリングなら聞いたことがあるが、こちらはルームロンダリング。その言葉に触れた瞬間に、本作の光景が脳裏にすっと広がっていくのがすごいところだ。この世に住んでいる以上、住居、それも事故物件について考えたことのない人なんていないと思うので。
ならばこの映画は一体どんな色彩やテイストで「物件ドラマ」を描いていくのか。『シックス・センス』プラス『アメリ』といってしまえばそれまでだが、しかしその組み合わせも決して悪くはない。色彩もポップで愛らしいし、同居人たちもなんだか愉快だ。オダギリの飄々とした役柄も最後まで飽きさせない。
残念なのはそのようにして巧みに立ち上げた設定を、劇中でもう一味、効果的に展開させられなかったこと。中盤以降は空気の対流が止まってしまって、見ている側もどうしても「待ち」の姿勢になってしまう。この確かな才能ある監督が、次回作はもう一つ壁を打破して、孵化することを願う。
3.5面白かった
3.0細部を詰めないとウソはウソくさいまま
主役の女の子の存在感と、不思議な設定、心霊を扱いながらコミカルにまとめるというテイストが、うまくはまった映画だと思う。きっとうけつけない人はクソミソにけなすだろうけど、私は好き。好きだから、不満もいっぱいある。
見どころは、やっぱり池田エライザの醸す空気感だろう。彼女の存在無くして、この映画は完成しなかったんじゃなかろうか。幽霊が見えるという能力を、霊能力みたいな特別なちからに設定しないで、人よりちょっと眼がいいくらいのことに描いてある。
ただ、見ているうちに「どうして、この子は行動しないんだろう?」というもどかしさを感じてしまう。そう、この映画、ねちっこく静かで、テンポが悪い。生い立ちと特殊能力の説明で時間が過ぎていく。なぜ、彼女がワケあり物件に住み続けるのか、そこのところが全然見えない。てっきり、『ルームロンダリング』というタイトルからして、霊と向き合って成仏させるちからをコミカルに展開するものとばかり期待していた。
ぎゅっと縮めたら、90分以内に収まっただろうと思えるシーンがたくさんある。小手先の特殊効果を施している余裕があったら、もう少し細部を詰めてほしかった。いちばんダメだったのは、TKOの木下さん。まず警官に見えないうえに、行動がおかしいところだらけで、悪目立ちする。強く印象付けたかったのなら、他の俳優さんでもよかっただろうに、すごくもったいないキャスティングだ。
オダギリジョーは、相変わらず不思議な大人を「味」で表現している。こんな人物、絶対に身の回りにいるわけないのだが、彼ならあってもおかしくないかなと思わせてしまう。『湯を沸かすほどの熱い愛』の時も『重版出来!』の時も、妙な説得力を感じさせる。お母さん役のつみきみほ、雰囲気のあるいい女優さんだと思う。齢のとり方がすごくいい。
全体的に、俳優さんたちの頑張りのおかげで出来が良くなったが、脚本段階のおかしな行動原理が納得できないままだったと思う。
3.0盛り上がりが少ない
オダギリジョー、池田エライザの演技は
良く世界観に入れましたが、
御子の母についての描き方が不足してて
残念だった。
映画.com注目特集
3月14日更新
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」にハマるのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー【観ないとぜっったい後悔する】「グレショ」監督最新作!ラスト5分の破壊力に、感動を超えて放心状態
提供:東和ピクチャーズ
【大好きなやつでした】不覚にも“秒”で沼にハマって大変なことになった話
提供:ツインエンジン
【社会現象「パラサイト 半地下の家族」の次はこれ】“超痛快逆襲エンタメ”でアドレナリン全開
提供:ワーナー・ブラザース映画【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映【感想投稿で豪華賞品が当たる】ちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)
注目作品ランキング
1
ウィキッド ふたりの魔女劇場公開日 2025年3月7日
2
35年目のラブレター劇場公開日 2025年3月7日
3
ファーストキス 1ST KISS劇場公開日 2025年2月7日
4
映画ドラえもん のび太の絵世界物語劇場公開日 2025年3月7日
5
知らないカノジョ劇場公開日 2025年2月28日
映画ニュースアクセスランキング
- 昨日
- 先週
1
「夜明けのすべて」藤沢さんと山添くんの物語を“映画”にするための試み 三宅唱監督、松村北斗&上白石萌音の“声”にも言及2025年3月16日 08:00
2
Snow Man渡辺翔太が映画単独初主演! 大ヒットホラーシリーズ最新作「事故物件ゾク 恐い間取り」7月25日公開2025年3月16日 11:00
3
聖地巡礼ツアーも話題「アイの歌声を聴かせて」舞台が佐渡になった理由、AIの表現について吉浦康裕監督らがトーク2025年3月16日 09:30
4
「エレファント・マン」を新たな視点で描く伝記映画 ジャック・ヒューストンが監督2025年3月16日 09:00
5
「この恋で鼻血を止めて」に杉田智和と日笠陽子が出演、本PVとキービジュアル公開 4月2日から放送開始2025年3月16日 07:00
1
ニコラス・ケイジの変貌ぶりがヤバすぎて主演女優の心拍数が「76→170」に跳ね上がる「一生忘れない」2025年3月11日 18:00
2
櫻井翔×北川景子「映画 謎解きはディナーのあとで」3月29日に放送2025年3月14日 16:00
3
「日曜アニメ劇場」3月16、23日に「宇宙戦艦ヤマト2199」劇場版2作を放送 30日は「ルパン三世VSキャッツ・アイ」2025年3月14日 18:00
4
【閲覧注意】台湾ホラー「ガラ」5月9日公開決定! 衝撃の日本版ビジュアル&予告編&場面写真を一挙公開2025年3月10日 08:00
5
【第48回日本アカデミー賞】最優秀作品賞は「侍タイムスリッパー」 安田淳一監督&山口馬木也が涙2025年3月14日 22:55