ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
劇場公開日:2017年8月4日
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解説・あらすじ
シリーズ累計発行部数1億部を超える荒木飛呂彦の大ヒットコミック「ジョジョの奇妙な冒険」初の実写映画化作。東宝とワーナー・ブラザース映画が初タッグを組み、原作の第4部「ダイヤモンドは砕けない」を、三池崇史監督×山崎賢人主演でスクリーンに描き出す。共演には神木隆之介、小松菜奈、山田孝之、伊勢谷友介ら豪華キャストが集う。美しい海辺の町・杜王町(もりおうちょう)に暮らし、見た目こそ不良だが心根は優しい高校生の東方仗助は、「スタンド」と呼ばれる特殊能力の持ち主。仗助のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものを直すことができるというものだった。一見すると平和に見える杜王町では、このところ不審な変死事件が続発しており、一連の事件が自分とは別のスタンドを使う者たちによる犯行だと知った仗助は、町を守るために立ち上がる。
2017年製作/118分/G/日本
配給:東宝、ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2017年8月4日
スタッフ・キャスト
インタビュー
山崎賢人×新田真剣佑、実写化の重圧は「ワクワクする」 死ぬ気で挑んだジョジョというジャンル
荒木飛呂彦氏による人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」が実写映画化される。2016年9月28日に行われた会見で発表されるや、原作ファンの間では期待と不安の声が入り乱れ、大げさではなく多くの論争を巻き起こした。スペイン・シッチェスでのロケを...
このインタビューを読むジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンド... の関連作を観る
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映画レビュー
0.5「荒木」と「三池」の「奇妙」な「冒険」はそこにあるのか?いち映画ファンのおっさんは本作をこう見た!!
荒木飛呂彦氏の原作である漫画「ジョジョ」を日本の商業映画において、もっとも自由に撮れる三池崇史が撮る、という。以前、「無限の住人」のレビューでも書いたが、三池崇史にとって、漫画原作こそ真骨頂、と思っている俺からすると、「観れる映画以上、名作以下」ぐらいのモノになる、とは思っていた。
本来なら、この組合わせは、何らかの化学反応がおこるものだ。あのつまらない原作「テラフォーマーズ」をあそこまで面白く観れる映画に仕立て上げてしまうのが三池だ。
唯一の不安は「原作ファン」の存在。映画「ジョジョ」への期待、あるいは評価、とはどうも「世界観の再現」らしい。そしてこのファンの数は「テラフォーマーズ」「無限の住人」の比ではない。
映画は誰に向けてに作られるのか?本来はお客さんのためだが、作り手自身のため、というのもあろう。だが、「お金を出した人のため」という側面も当然ある。
これはマズイ。
そこに「荒木」の「三池」の「黄金の心」は宿るのか?
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章」
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ここからは、原作ファンも、そして三池ファンも読まないほうがイイ。いち映画ファンとしての戯言だと思ってほしい。
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荒木飛呂彦氏も三池監督もこれまでの作品群で、ファンの顔色を窺ったり、人気取りの行動を行ったことがない、とは決して言わない。
だが、本作は作り手が「模写」や「雰囲気」に力を注力し、ファンの顔色をうかがうような作品に「しようとしている」結果になった。荒木氏と三池氏の組み合わせでこの結果は最悪だ。
だが、この作品を見て「まあまあ」という評価を下す「原作ファン」も「映画ファン」はもっと最悪だ。
今のところ、ここのレビューで好評な部分について、すべて逆の意見を言おう。できるだけ原作との比較でなく、映画単体で話そう。
1)俳優とキャラクターについて
神木隆之介の高校生はもう無理。伊勢谷友介細すぎ。
まあ、「コスプレ」と「スタンドの力」という意味ではこの辺はどうでもよいかもしれない。ただし山田孝之の「アンジェロ」がひどい。もっと変態の役でこそ、「アンジェロ」であり、「山田孝之」では。
2)舞台について
オレからすると杜王町は純日本の風景を持つ街だと思っている。だからこそのヤンキーの街であり、日常の中に恐怖が潜み、その日常の生活を守るために、少年たちが悪と戦う。という話だ。
日本ではないどこか、である必要は全くないし、むしろ逆だ。
第一わざわざ海外ロケに行ったところ、大して背景役に立ってない。どうにも「予算確保」にしか見えない。
3)ストーリー
本作、「最初の掴み」が悪すぎる。そして「一見さんお断り」というか、「一見さん来たらラッキー!でも不親切でごめんなさいね」という半分詐欺まがいなつくり。
だが、そもそも原作も本作のあたりは、設定がかなりいい加減だし、盛り上がらない。ラストが変わっててどうのこうの、言うより、全編、ひねりが何もないので、こちらは登場人物の初登場場面でニヤニヤするだけ。
ファンが「ただ後追いするのみ」のストーリーで、最悪。
4)映像と音楽
CGのアラをごまかすためか、全編画面が暗い。この暗さは原作第4部のカラーではない。まあ、それを置いておいても、ヤンキー映画の名手であろう三池がヤンキーのでる映画でここまで映像面でビビっているのは観たことない。
漫画らしい決め画もないし、映画ならでは、な構図もない。
「ジョジョ立ち」しろ、とは言わないがヤンキーとジョジョ立ちって意外に相性あうと思うので、三池らしい「おふざけ」が一切なくなったのは本当に悲しい。
音楽はただただ気持ち悪いだけ。
5)スタンド
CGであることははじめからわかるのだから、もっと「カラフル」に「ファンキー」であるべきだ。
多少違和感があっても、というより、「違和感」が本来この作品を楽しむ大きな要因ではなかったのか。
バッドカンパニーのビジュアルを絶賛している人が多いが、あんなの「CG技術」であって、作家性ゼロ。
「いいモノ」をつくる、という視点がここでもブレブレ。
6)最後に
「黄金の心」を持った、「荒木」と「三池」の「奇妙」な「冒険」が見れないようでは、いち映画ファンとしては、本作全く見るべきものがないし、続編は全く見る気が無くなった、というのが結論。
4.0原作と比べても・・・。映画(実写)は別物です。
世間一般では、駄作と誉れ高い本作です。面白いと思うんだけどな〜。
「ジョジョの奇妙な冒険」については、第一部から読んでいて大好きな作品ですが、あの荒木ワールド(容姿であったり、ポージングであったり)は独特の世界であって、あの世界観を実写に求めるのは、100%無理だと思ってます。 とは言うものの、人が演じる映画というものも大好きなんです。
海外ロケまでして、杜王町の雰囲気を出したのも良いと思ったんだけどな〜。違和感が半端ない日本だけど、杜王町ならこんな感じもありえるかなって。
CGの進歩によるスタンドの映像化も好きです。かなり迫力あったと思うんだけど、これも不評でしたね。漫画すぎちゃったからかな。
ただ自分的に、ちょっと不満に思ったのは、原作に寄せすぎな気がします。
自分が原作を見ていて一番魅力に思うのは、先の読めない奇想天外なストーリー展開ですが、それが実写版からは感じられなかった。
役者さんが登場人物に寄せるコスプレ大会っていうのは、今の時代よくあることで、見た目で楽しませてもらえます。そこで二時間弱の時間の中に、そのストーリーをまとめあげるってのが、映画の魅力だと思います。 原作どおりで、うまくまとまっていたのですが、まとまりすぎてて、え〜っ、そう来たかっていう面白味がありませんでした。
結局、可もなく、不可もなくって感じで、予測を上回る楽しさがなかったです。
もう一つの不満は、二人のジョジョが、ちょっと違ったかな。 他の役者さんは、それなりにジョジョワールドの雰囲気が出ていたと思うんだけど・・・
結局、第一章と銘打っておきながら続きは期待出来ないのかな?残念です。
余談ではありますが承太郎の帽子のJOが右に行ったり、左に行ったり、漫画に合わせた演出でしようか。
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