MIFUNE: THE LAST SAMURAI
劇場公開日:2018年5月12日
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解説・あらすじ
世界の映画人に愛された名優・三船敏郎のドキュメンタリー。息子の三船史郎や、黒澤組のスクリプターとして撮影現場をともにした野上照代ら家族や親交の深かったスタッフ、役所広司、司葉子、八千草薫ら三船敏郎をよく知る俳優たち、そして三船に魅了されたスティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシといった海外の名匠たちなど、国内外の映画関係者への膨大なインタビューと貴重な映像により、サムライ映画を世界に知らしめた三船の波乱万丈の人生や、その精神に迫っていく。監督は、HBO製作のドキュメンタリー「ヒロシマナガサキ」などで知られる、日系3世のスティーブン・オカザキ。ナレーションは海外版をキアヌ・リーブス、日本版をEXILE AKIRAが担当。
2016年製作/80分/G/日本
配給:HIGH BROW CINEMA
劇場公開日:2018年5月12日
スタッフ・キャスト
- 監督
- スティーブン・オカザキ
- 原案
- 松田美智子
- 脚本
- スティーブン・オカザキ
- スチュアート・ガルブレイズ4世
- 企画
- 中沢敏明
- 白石統一郎
- 製作
- 田中渉
- 河内功
- 星野岳志
- プロデューサー
- 厨子健介
- 木藤幸江
- スティーブン・オカザキ
- 後藤太郎
- コンサルティングプロデュ―サー
- 三船力也
- 撮影
- 日名透
- 石川泰之
- 音楽
- ジェフリー・ウッド
- ナレーション
- キアヌ・リーブス
- 日本語版ナレーション
- EXILE AKIRA
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2016年10月13日
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映画レビュー
5.0何故彼はスターだったのか?
Amazon Prime Videoで鑑賞。
何故、三船敏郎は日本を代表するスターとなったのか。その理由が数々の名作の名場面と共に紐解かれていく。三船が俳優になる前については全く知らなかったので、とても興味深かったです。特攻隊を見送る立場にいただなんて…
黒澤明との蜜月関係とその終わりが本編の大部分を占めていました。三船を見出した黒澤の眼力はすごいし、その期待に応えスター性を磨いていった三船もまたすごい。
三船の演技は何もかもを曝け出して荒々しく、且つ繊細でどこにも隙が無いと感じます。生まれ持った素質もあるでしょうが、それを引き出し導いた黒澤との関係があってこそ。
そんなコンビの終わりが切ない。「赤ひげ」以降の黒澤作品に何故三船が出ていないのか気になっていただけに、こう云う理由があったのかと、映画人の宿命に想いを馳せました。
晩年の三船敏郎は「三船敏郎」を演じていた、と云う言葉がすごく印象に残る。世間の期待するスター像と年齢のギャップに苦しんだ晩年だったのかも。しかし、最後まで俳優としての仕事に向き合い、今も愛される世界的スターとして永遠の存在となったことは凄まじい功績だと思いました。
三船の一挙一動から溢れる生き様に魅せられました。その佇まいや存在感は唯一無二であり、まさに最後の侍。決して驕らなかった人柄と仕事への真摯な態度は見習いたくなる。
その偉大さはインタビューに応える面子の豪華さからも偲ばれ、彼の魅力をある者は想い出とし、ある者は追い求める。今後彼を超える俳優は出てこないと確信させられました。
3.0ミフネだ
3.0ひときわ輝く大スターを実感
クロサワとミフネ、世界に誇れるコンビだが 意外にも「赤ひげ」が最後なんだねえ。現代劇でも時代劇でも見たかったな。
世界のミフネは、目で演技ができる役者だった。いすくめるような鋭い眼光と温かく優しい眼差し、このギャップが凄い役者。渡辺謙もサニー千葉もすごいがやっぱりミフネでしょう。映画がエンターテイメントの中で占めるステータスが違う時代だから、スターの格の違いがあるかなあ。
子供時代から亡くなるまで関わったヒトのインタビューだったが、不思議と役作りに関する話は少なかった。そういう苦労はわざと隠したのか、想像に任せようとしたのか?
「男は黙ってサッポロビール」を真似して大人に叱られたなあ。懐かしいませガキ時代の記憶。
3.5三船敏朗を新しい視点から描く
2016年(日本)監督・脚本:スティーブン・オカザキ
日系三世のオカザキ監督はチャンバラ映画の歴史から紐解き、
チャンバラを芸術作品にまで価値を高めた黒澤明と三船敏朗の共同作業とも言える映画が、
世界に与えたインパクトと影響力を詳しく伝えている。
三船敏朗の黒澤明作品以後の外国作品出演や、
晩年にも触れられています。
オカザキ監督は映画は世界に共通する芸術で
国境を取り払うことが出来る。
そう言う。
黒澤明監督の『七人の侍』は、あっという間に世界に拡散して、
ジョージ・ルーカス監督作品『スターウォーズ』が生まれるきっかけになった。
ルーカスはダースベーダーにミフネをオファーしようとして、
スタッフに止められたそうです。
マーティン・スコセッシとスティーブン・スピルバーグも大きな影響を受けた監督である。
『赤ひげ』を最後に黒澤明との共同作業とも言える黒澤・三船の監督・主演作は終わる。
その後の三船敏朗は海外作品に多く出演することになったのだった。
今、Wikipediaをみると1961年(ミフネ=41歳)の『価値ある男』から
1995年(ミフネ=75歳)の『ピクチャー・プライド』まで実に、
16本の海外作品に出演しているのだ。
残念ながら私は『グラン・プリ』さえ観ていないのです。
私が観ているのは黒澤明監督作品に出演している三船敏朗の全作品。
たったそれだけ。
最初に観た映画。
『野良犬』
その美貌に驚いた。
本当に美しい青年だった。
市川雷蔵・佐田啓二・・・が綺麗だったと聞くが、まったく写真しか知らない。
アラン・ドロン、ジェームズ・ディーン、モンゴメリー・クリフトも美しかった。
だが三船敏朗は彼らすら上回る世界標準の大人の男性の美しさ。
私が彼を最初に認知したのは、
『男は黙ってサッポロビール』のCMだった。
1970年。三船敏朗50歳の時である。
渋かったですね。
大型船のデッキで瓶ビールの蓋をはね飛ばして、ググッと飲む。
白い泡が唇に付いている。
泡を口で吹き飛ばす。
今見ると、三船敏朗は無邪気に笑っている。
画面いっぱいに黒い字体の
『男は黙ってサッポロビール』と、
台詞は一言もない。
強いけれど愛嬌のある三船敏朗。
コマーシャルさえ芸術だ。
海外出演作品は、
敢えて観ない・・・
私はそう決めている。
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