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劇場公開日:

ドント・ブリーズ

解説・あらすじ

サム・ライミ製作、リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督による、全米でスマッシュヒットを記録したショッキングスリラー。強盗を企てた若者3人が、裕福な盲目の老人の家に押し入ったことから、思いがけない恐怖に陥る様を描く。親元を離れ、街から逃げ出すための資金が必要なロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスとともに、地下に大金を隠し持っていると噂される盲目の老人の家に強盗に入る。しかし、その老人は目が見えないかわりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常な本性を隠し持つ人物だった。暗闇に包まれた家の中で追い詰められたロッキーたちは、地下室にたどり着くが、そこで恐るべき光景を目の当たりにする。

2016年製作/88分/PG12/アメリカ
原題または英題:Don't Breathe
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2016年12月16日

スタッフ・キャスト

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絶叫シーンなき異例の極限スリルを追求し、驚くべき総合力の高さを誇る恐怖劇

「Don't Breathe」、すなわち"息もできない"極限状況を描いた全米ヒット作である。ひょっとすると「Don't Please」と勘違いした人もいるかもしれないが、それもまた内容をうまく表している。劇中の登場人物が"やめて、お願い"と言わんばかりに...

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映画レビュー

3.0ホラー版「グラン・トリノ」と片付けるには、もったいない。とても「うまくて怖くて悲しくなる」映画。

2016年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ!クリックして本文を読む

「ローグ・ワン」に駆けつけず、こちらを選択するのが、オレらしいとうか、なんというか。

アメリカ映画のホラーの定式として、へんぴな田舎の人間が実は殺人鬼だった、というものが多い。

テキサス州の仲良し屠殺一家「悪魔のいけにえ」。架空の場所ではあるが、田舎の湖畔クリスタルレイクでおなじみ「13日の金曜日」。核実験の被爆者が奇形の殺人ファミリーの「ヒルズ・ハブ・アイズ」。と、ホラー映画のモンスターはむしろ、アメリカン人の、「あまりにも広すぎる地形」と「州法」の違いからくる「違和感」、「恐怖感」をキャラクターに置き換えたようなものが多い。

というか、どんだけホラー好きだったのか、が今更ながらに気付くオレ自身にも恐怖しているが。

今回の「湾岸戦争帰り」の兵士が「モンスター」というのもアメリカのホラーの定式に則っている。

また舞台はデトロイト、という、なんともかつて自動車産業で栄えた街の成れの果ての過疎区が舞台であるのも時代を感じる。デトロイトでいうと、年頭の「イット・フォローズ」もそうだった。だが、老人の、デトロイトが舞台というと、やはり「グラン・トリノ」を思い出す。

そう、これはホラー版「グラン・トリノ」。「過疎区」化した街の「貧しい」登場人物が繰り広げる恐怖の物語。

「ドント・ブリーズ」





「息を止めろ」とは、まさしくその通りで、「ナーメテーター」相手が実は屈強の老人で、その盲目ゆえの聴覚に頼る行動や、やたらめったら切れる行動に、こちらも「だるまさんがころんだ」状態で息を止める緊迫感を楽しむことができる。

フェデ・アルバレス監督

リメイク版「死霊のはらわた」で、オリジナルのギャグの部分を徹底して、大真面目に残虐描写に置き換え、でも取り憑かれた人間が実はヤク中だったというひねりもあり、リメイクという色眼鏡を外せば、とってもよくできたスプラッターに仕立て上げていた。

今回も「残虐性」と一捻りある「ストーリー展開」を楽しませてくれる。

陰影のあるリアルな映像と、打って変わってのファンタスティックな映像、恐怖を掻き立てる不穏な音響効果からの、「だるまさんがころんだ」状態の静寂の対比効果が素晴らしく、また、「死霊館2」のダメダメ長回しよりも断然効果的な長回しがのちのち活きる。

登場人物の紹介も簡潔でよく、また誰ひとり、感情移入できないもいい。

映像と音楽の間逆な表現効果と同様に、登場人物の「生きるか」「死ぬか」「殺すか」「逃すか」「盗むか」「捨てるか」の常に2択の選択肢を突きつけられながら展開していくのだが、こちらも、ガキどもを応援するか、ジジイを応援するか、の2択を常に迫られるのも素晴らしい。

「屈強」スティーブン・ラング演じる老人を最初は、甘え腐ったガキどもをぶち殺せ、ぶち殺せと観客を応援させながら、実はコイツはもっとヘンタイだった、というのもここで活きるのである。

ヘンタイを応援していた自分が悲しくなったよ、おい(褒めてます)

年末は「ローグ・ワン」で締めるが、君たちがヘンタイならぜひこちらで締めるといい。

追記

老人の弱点を補うかのように、嗅覚とスピードが持ち味のワンコも大活躍。口臭そうなワンコでこちらも息を止めてしまいそうである。

追記2

ラストについて

報道では、当たり前だが、侵入者としてガキどもが報じられる。つまり主人公ロッキーは、自分に従順な妹との「新生活」を選択する。「最終的に」友達を金で売ったことになる。

ジジイの娘が死んだのは、「車」のせいであり、格差を想起させる、富豪の娘の運転であったり、ジジイの「ゲスいスポイト」といい、ラストの選択といい、なかなかテーマは盛りだくさんである。

追記3

映像音響効果だけでなく、この素晴らしい脚本も手がけるフェデ・アルバレス監督。大注目。

しんざん

4.0並みのホラー映画よりよっぽど怖い!盲目の老人キャラが秀逸

2016年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

特別目新しいことをやっているわけでもないのに、観る者の緊張感を持続させる演出がお見事。タイトルは「息をするな」の意味。

大金を隠し持っているらしい独居老人、しかも盲目なので、不良な若者3人は楽勝で盗めると思って家に侵入。ところがどっこい、老人は元軍人で戦闘能力がまったく衰えておらず、尋常でない聴力が盲目のハンデを補ってあまりある。若者たちは逆に追いつめられて、かすかな呼吸音や足音もたてられない絶体絶命の状況に……という展開。

観客も若者たちに同化し、思わず息を詰めて、薄暗がりの中かたずをのんで老人の動きを注視する。不意に物音がするだけで、一気に心拍数が上昇するはず。

中盤から徐々に明らかになる老人のキャラクターがとにかくすごい。この一筋縄ではいかない人物造形があるからこそ、本作の怖さとスリルが際立つのだろう。ジャンルのファンなら見逃せない一本だ。

高森 郁哉

2.0コンセプトはすごく良い

2024年12月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

単純

寝られる

ネタバレ!クリックして本文を読む

息すらできない極限状態で襲われるコンセプトはすごく良かった。
薄暗い展開が続き、キャラクターがどんどん追いつめられていく見せ方はホラー感満載である。

ただ鑑賞中ずっと感じていた点が1つ。
主人公グループがただの強盗連中のため、どんなに怖い展開を見せられてもアクション映画の主人公にメッタメタにされる敵側にしか見えない点だった。
言っちゃ悪いがオヤジ狩りしようとしたら返り討ちにあったチンピラ連中。
かわいそうな境遇やしょうがなくついてきたみたいな補足を序盤に盛り込んでいるが、それを加味しても共感するのは難しかった。

じいさん側にも気持ち悪くなるようなシーンを取り入れてはいるが、過去に受けた仕打ちと天秤にかけても主人公側を同情できるとは思えない。

唯一善人である妹がひどい目にあわなかったのは良かった。

どぶそうじ

4.0めっちゃくちゃ面白い

2024年10月3日
スマートフォンから投稿

目の見えない老人がしっかりハンデを負いながらもバチバチに追い詰めるので逃げれるのかなと心配になったくらい最後までハラハラできて楽しめる映画
スリル万点の体験ができるこの映画に出会えて良かったです。

RRR👑《共感:800》

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