劇場公開日:2015年12月23日
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解説・あらすじ
シルベスター・スタローンを一躍スターに押し上げた代名詞「ロッキー」シリーズの新たな物語。ロッキーのライバルであり盟友であったアポロ・クリードの息子アドニス・ジョンソンが主人公となり、スタローン演じるロッキーもセコンドとして登場する。自分が生まれる前に死んでしまったため、父アポロ・クリードについて良く知らないまま育ったアドニスだったが、彼には父から受け継いだボクシングの才能があった。亡き父が伝説的な戦いを繰り広げたフィラデルフィアの地に降り立ったアドニスは、父と死闘を繰り広げた男、ロッキー・バルボアにトレーナーになってほしいと頼む。ボクシングから身を引いていたロッキーは、アドニスの中にアポロと同じ強さを見出し、トレーナー役を引き受ける。アドニス役は「フルートベール駅で」の演技が高く評価されたマイケル・B・ジョーダン。同じく「フルートベール駅で」で注目された新鋭ライアン・クーグラーが監督・脚本。第88回アカデミー賞ではスタローンが助演男優賞にノミネート。スタローンにとっては、「ロッキー」以来のアカデミー賞ノミネートとなった。
2015年製作/133分/G/アメリカ
原題または英題:Creed
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2015年12月23日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第88回 アカデミー賞(2016年)
ノミネート
助演男優賞 | シルベスター・スタローン |
---|
第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)
受賞
最優秀助演男優賞 | シルベスター・スタローン |
---|
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「ロッキー」ファンの、ファンによる、ファンのための《シリーズ新章》友情・愛・信じる心、すべての魂を受け継いだ──これぞ正真正銘の「ロッキー7」!
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2023年4月28日
映画評論
運命という強敵に向かうアポロJr.と老ロッキー 世代を超えた熱いファイター讃歌
アポロの遺児がロッキーから特訓を受け、世界チャンプを目指す--。ひとつ間違えれば一笑に付されかねないアイディアに「いや、傑作になる」という確信を持たせたのは、中年ロッキーのリング復帰劇を画で納得させた「ロッキー・ザ・ファイナル」(06)の成功と、シルヴェ...
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映画レビュー
3.5「品行方正でスマートな息子」
3.5そして「俺たちの物語」となった
ポール・ダノ
イドリス・エルバ
マーク・ライランス
マイケル・シャノン
シルヴェスター・スタローン
第73回ゴールデングローブ賞助演男優賞ノミネートの面々である。
もちろん、他の作品を観たわけでもないし、まして他の役者を蔑むつもりもない。
だが、世間が、そしてオレが、こう言っている。
「今年はシルヴェスター・スタローンが、ゴールデングローブ、そしてオスカーを手にする」
「クリード チャンプを継ぐ男」
本作は、自分の抱える「大きなモノ」に立ち向かう若者を手助けをしながらも、その姿に触発され、再度自分との戦いに奮い立つかつての伝説の男であり、かつ「隣近所にいるレストラン「エイドリアンズ」の気のいい、ただの店長」、その2人の男の物語だ。
本作のロッキーの初登場シーンが印象深い。なにげなく普通に、営業終了のホールにすっと顔を出す。そう、何気ないことがとても印象深いのだ。あたかも、アドニスが父の勇姿、その本当の姿を初めて知ったときにおぼえた、自分の中にある大きな心のように。
アドニスは父を否定しているわけでもなく、血は争えないことを良く知っている。そしてロッキーは、アポロを良く知っている。
それ故、ロッキーは、血を受け入れ、超えることが、アドニスの最も険しい己との戦いということを、「ボクシング」を通じて教えるのだ。七光りを揶揄されていること自体はアドニスには些細なことだ。
自分を愛してくれた人。生まれる前に死んでしまったため、自分を愛することが出来なった父親。彼らに、血を敬い、己を鍛え上げることで、愛を示す。それこそが、アドニスの戦いなのだ。
それを分かっているロッキーは技術を教えるのではない、己を超えることを教えるのだ。
別にバカにしているわけではないが、「ロッキー3」でアポロは、虎の目だ、とかしか言わない。だが、あの映画では、それでよかったのだ。本作についても、ロッキーはロッキーなりの、「アポロからの、己を超えること(Eye of the Tiger)」の継承なのだ。
俺たちはいつでも、いつになってもくじける。そんなとき、ロッキーに居てほしい。でもロッキーはいつもそばにいる。俺たちが望めば。そして、ロッキーもまた、くじける。そんなとき、まぶしいまでの生命の輝きを感じたい。そんなとき、俺たちは輝くことが出来るか?
本作で、ロッキーとアドニス、そしてアポロは、本当の「血を超えた」家族となる。「贖罪」という個人の話ではない。
「家族になること 力になること」
本作は「ロッキー7」でもなければ、「ロッキー新章」でもない。
もはやロッキーの物語ではない。俺たちの、若者の、年老いた男たちの「物語」となったのだ。
監督ライアン・クーグラーは、この企画をスタローンに、とっくにロッキーを終わらせたスタローンに提案したという。スタローンはこの若き才能に、「ロッキー」を、彼の成長のため、その「財産」を与えた。
ライアン・クーグラーは、それにこたえるため、実験的な画づくりや情熱的な演出を繰り広げる。
主演のマイケル・B・ジョーダンは、1年間のトレーニングを行い、あのファイトシーンを完成させた。1試合は2ラウンド丸々長回し。もう1試合は入場までの長回し。すさまじいまでの興奮を覚える。そしてそばには、あの男がいる。
これこそまさに、本作が言わんとしていることである。
これほどまでに、作り手の思いが投影され、具現化された作品はそうお目にかかることはない。
追記
ここまでベタ褒めでいうのも野暮なんだが、音楽だけは、バッタもの風に聞こえるあのスコアだけは止めたほうがよかったと思う。
追記2
「ロッキー4」「ランボー怒りの脱出」あってこその、スタローンの大いなる「愛すべき」歴史だ。
「ロッキー4」を黒歴史なんて思っている、第1作妄信で、ロッキーだけでスタローンを語ろうなんざ、片腹痛いぜ。
4.5まずは、「いいなあ…」と一言
友人に勧められてどハマりした「ロッキー」シリーズの正統続編!
こういう続き物系は基本蛇足と予め思ってから観るようにしてるのですが、本当に素晴らしかった。
まずはスタローンが存命であることに感謝(あんな老い方してえよなあ…)
5でトミーの育成失敗してからの今作で真の一番弟子が出来てロッキーも終始嬉しそうに見えました、ラストの試合でのGanna fly nowは何回観てもついうるっと来てしまいますね。
ロッキーもそうだったろと言われればそれまでですが、アドニスが最初からめちゃ強そうな見た目をしてるので、ボクシング経験の無い僕から見たら最初に比べてめちゃくちゃ成長したな!って感じは観ていてそんなには感じなかったかな?
とにかく、ビッグタイトルの続編としてはこれ以上無いほど良い出来だと思います。ロッキーシリーズは最近観始めましたが、僕の昔から好きな映画もこのレベルでリバイバルされないかなあ…とロッキーリアルタイム世代に対して嫉妬してしまいますね。
2.5特に興奮するでも無く淡々と終わった。 教えを請うために押しかけて来...
特に興奮するでも無く淡々と終わった。
教えを請うために押しかけて来たのに態度デカすぎ。
もっと男臭いハングリーな感じにしてほしかったので恋愛要素が邪魔やった。
間延びする無駄なシーンも多くて途中退屈。
ストーリーは想像通り。ひねり無し。
無謀な挑戦にロッキーがすんなりOKするところに違和感。
ファイトシーンは元ボクサーをキャスティングしてるだけあって迫力ある。カメラワークも良かった。
音楽が絶妙にダサい。
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