劇場公開日:2016年2月5日
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解説・あらすじ
火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバルを緻密な科学描写とともに描いた、アンディ・ウィアーのベストセラー小説「火星の人」を映画化。極限状態の中でも人間性を失わず、地球帰還への希望をもって生き続ける主人公マーク・ワトニーをマット・デイモンが演じ、「エイリアン」「ブレードランナー」などSF映画の傑作を残してきた巨匠リドリー・スコットがメガホンをとった。火星での有人探査の最中、嵐に巻き込まれてしまったワトニー。仲間たちは緊急事態を脱するため、死亡したと推測されるワトニーを置いて探査船を発進させ、火星を去ってしまう。しかし、奇跡的に死を免れていたワトニーは、酸素は少なく、水も通信手段もなく、食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく。
2015年製作/142分/G/アメリカ
原題または英題:The Martian
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2016年2月5日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第40回 日本アカデミー賞(2017年)
ノミネート
優秀外国作品賞 |
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映画評論
ポジティブな冒険心と科学へのパッションに満ちた爽快なサバイバルSF
火星にひとり取り残された宇宙飛行士が、「こんなところで死ぬもんか」と数年先に救助隊がやってくる日まで生き抜くことを決意する。達成可能性は限りなくゼロに近い絶望的なサバイバル。どうしてそんなシリアスな状況設定のリドリー・スコット監督作品が、ゴールデン・グロ...
この映画評論・批評を読むフォトギャラリー
映画レビュー
4.0火星に取り残された宇宙飛行士のサバイバルSF映画
地球から2億2530万キロ離れた火星の探査中に嵐に遭い、火星に取り残される主人公。
地球との通信手段もなく、食料は残りわずか。次のクルーが火星を訪れるのは4年後。
生存不可能と思われたが、主人公は死と向き合いながらも孤独なサバイバルを始める。
最後まで諦めない強い気持ちで、冷静に分析と判断をし1つずつ問題を解決していく。
その知力と体力の素晴らしさ、優れた才覚を発揮する姿に圧倒された。
科学的な内容もとても興味深かった。
後半では、主人公を救うために
宇宙船のクルーや地球にいる科学者達が一丸となって救出ミッションに立ち向かい、緊迫感溢れる宇宙の描写と共に描かれていく。
クルーの仲間を想う気持ち、船長の責任感。
困難に立ち向かい最後まで諦めない気持ち、挑戦し続けることの大切さを感じた。
死と向き合いながらのサバイバルだが、
作品全体の雰囲気を明るくポジティブにさせてくれるBGM(David BowieのStarman)がとても良く、注目して観るのもおすすめ。
また、宇宙飛行士の素晴らしさも感じた。
肉体的に鍛え上げられていることはもちろん、知識量と、とても強い精神力。常に非常事態や命が亡くなるかもしれないという想定をしながら考え行動する訓練を沢山積んでいるだろう。
先見性を高め、精神力を鍛える。
常日頃から視野を広くもち、あらゆる可能性を想像する。対処法の選択肢を増やす。
そういう習慣を身につける事で、何か想定外のことが起きても冷静に対応できる。
知識や情報収集量を増やし、沢山の経験を積むことが大事だと感じた。
そして空気があり、水がある。植物が育ち、食べるものがある。地球のありがたみも感じさせてくれた。
4.5「生きる」を学ぶ
和気あいあいとした雰囲気から一変、事故によって火星で仲間に置き去りにされる、仲間を置き去りにしてしまう…というシーンから始まります。胸が締め付けられました。。。
そこからは、独りぼっちでどうやって生き抜くかという姿を丁寧に、丁寧に描写されてます。気圧が人に適していないことや、呼吸ができない火星では生身では死と隣り合わせだという事はわかりますが、事あるごとに死というワードが出てくるので緊張感がハンパないです。その中、主人公マークは「自分は幸い植物学者だ」と栽培をはじめます。酸素をつくって、水をつくって…と。いやあ、興奮しましたね。
人はなぜ生きるのか?なぜ生まれてくるのか?…そう疑問に思う日もあるけれど、この作品をみると、学んで行動して、失敗をして悲しみ、工夫をして挑戦をして、成功して悦び、そしてまたひとつ学ぶ……そうやって自己の成長や周りとの関わり合い、生きることをしていくんだなと改めて感じました。諦めない真摯でユーモアのあるマークに魅せられました。仲間も素敵ですね…!すごくよかったです!!
1.5老人にして類まれなる創作意欲に敬意を表するが、浮かんできたのは違う2人の「R」
リドリースコット
前々作の「悪の法則」でようやく弟トニーに肩を並べたリドリーだが(オレはトニー派)、前作「エクソダス」でさんざんケチをつけてしまった(オレはエドガートンで満足)。
だが、リドリーの創作意欲、というか、本当にいろんなジャンルに手を出す、じゃなかったチャレンジする姿はまさに現在のハリウッドの巨匠だけにとどまらない姿勢が素晴らしい。
その彼が作ったのが、本作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。
じゃなかった「オデッセイ」
邦題については、またアレコレ言われているようだが、ハリウッド映画の原題でもずいぶんアレなものもあるので、正直どっちもどっち、というのがオレのスタンス。
さてそれはおいといて、さすがは、というか、船内のシーンやスペクタクルシーンは素晴らしい。
だが、ストーリーは省略や説明の取捨がどうもちぐはぐで、面白いと言いながら帰る観客は、それと同時に、「ようわからん」という消化不良も抱えながらの帰路となる。
画もいい、役者もいい。だが音楽の軽さと同時に、あえてちゃんと語ろうといない、というか、ちゃんと積み上げて、ラストのカタルシスまで導こうという気がないようにも見える。
いや、と言うより、この軽さに合った語り口がリドリーにはやはり出来ないのだ。
そう、この映画を観て、ごくごく自然に想起されたのが、「アポロ13」と「キャスト・アウェイ」。そう、二つのRとは、「ロン・ハワード」であり、「ロバート・ゼメキス」。
この二人だったら、もっと楽しかっただろうし、もっと盛り上がっただろうし、もっと分かりやすく観客を誘導したころだろう。
チャレンジ精神は大いに敬意を表するが、リドリーじゃなかったら、もっと、と思わせるのはかなり痛い。
奇しくも、同時期にこのハリウッドの巨匠3人の新作が公開されている(もっというとスピルバーグも、だな)という奇跡ゆえ、なおさらそう思う。
マット・デイモン。
デイモンのインテリ風はいいのだが、どうしてもトム・ハンクスが何度かやったような役にしか見えないことが悲しい。
絵的に今風であったり、ディスコ垂れ流しが旬であろうとも、題材は決して新しくないし、さらに語り口がうまくない、というのが正直な感想。
追記1
Turn the beat around
と言えば、オレはGloria Estefanのほう。そしてスライの唯一のファッショナブル映画「スペシャリスト」の主題歌。bowieの「Starman」より遥かに好きだ。
バカにした時点で減点。
追記2
役者がいい。特にキウェテル・イジョフォー、好演。
3.0悪くはないんだけど…
面白かったと思います。悪くはないと思います。
でも、最後のランデブーシーンのハラハラドキドキ演出は蛇足だろうと思ってしまう。
結末は大団円というのはお決まりのことなのだから、計算通りにランデブーできましたでいいのではないのか。
船長のわだかまりを解決することも大事だけど、不完全燃焼こそが人生なのだから、すべてが丸く収まってしまうのは、なんだかなーと思ってしまうのよね。
実際に火星でのサバイバルが科学的に可能なのかどうかは、よく分からない。物語全体が御都合主義的にできているのなら、その皮肉もこめた、集大成としての演出かもね。
中国とアメリカの協力関係というのも、作品が作られた時期を表していて興味深かった。今の時代では、絶対にありえないシチュエーションだよね。中国での興行的成功をにらんだものかと考えてしまうね。
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