劇場公開日:2016年1月8日
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解説・あらすじ
捕まった者に死が訪れる謎の存在=「それ」に付け狙われた女性の恐怖を描いたホラー。低予算ながら斬新なアイデアでクエンティン・タランティーノから称賛され、全米で話題を呼んだ。ある男と一夜を共にした19歳の女子大生ジェイ。しかしその男が豹変し、ジェイは椅子に縛り付けられてしまう。男はジェイに「それ」をうつしたこと、そして「それ」に捕まったら必ず死ぬことを彼女に告げる。「それ」は人にうつすことができるが、うつした相手が死んだら自分に戻ってくるという。ジェイは刻一刻と迫ってくる「それ」から逃げ延びようとするが……。本作が長編2作目となる新鋭デビッド・ロバート・ミッチェルが監督・脚本を手がけ、「ザ・ゲスト」のマイカ・モンローが主演を務めた。
2014年製作/100分/R15+/アメリカ
原題または英題:It Follows
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2016年1月8日
スタッフ・キャスト
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映画評論
背筋を凍りつかせ、胸をざわめかせる、死とセックスのオブセッション
クエンティン・タランティーノが「こんな設定のホラーは観たことがない!」と叫んだという本作は、あっと驚くオリジナリティが次々とあふれ出すアメリカ映画である。"セックスを媒介に感染する恐怖"などと書くとコメディかと思われそうだが、まったくそうではない。付き合...
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映画レビュー
1.5いやあ、くっそお、惜しいなあ・・・
10代にとって(限らず?)、セックスとは、特に初めての場合は、好奇心と強迫観念と、そして罪悪感に囚われる。
と言うんで、全部語っちゃったような気もするが。
「イット・フォローズ」
主人公の女の子ジェイは、ちょっと知り合ったイケメンと車で「こと」を行い、「それ」がついてくるようになる。「それ」から逃れるためには、だれかとエッチしなければいけないのだ、という本作、あのジャパニーズ・ホラーの、アレな設定。
これだけで、本当は十分怖いんだけど、この映画、「それ」の設定の練り込みが圧倒的に足らないので、先の一文のテーマはしっかり描けているが、ホラーとしての強度は非常に弱い。
テーマがそうであるなら、「それ」はもっと、統一感があり「かつ」もっと訳の分からないものでないといけないのではないか?
ただ、気持ち悪いおっさんや、ババアや挙句の果て、お母さんがゆっくりのっそり襲ってくるのである。
ゆっくり、はいい。だが「セックスの営み」を生と性で描くのであれば、こんなバケモノでは全く面白くない。「セックスの営み」と「それ」が全く結びつかなすぎるのである。
いやそれならむしろ、「セックスをすると見えるもの」は見えなくていいのではないか?
冒頭の被害者の死に方も「性」を感じさせないし、主人公が女で、性への興味真っ盛りであるならば、周りの妹、女友達も、主人公とは違った形でもホラー映画の一員(あるいは被害者と言ってもいい)であるべきだ。そのおいしいネタを全然扱っていない。
主人公ジェイは、不安が走ることで、「ちょい悪幼馴染」と寝たり、「それ」をさらに遠ざけるために、海辺の野郎どもに近づき、ビッチ化するのになんのためらいもなくなる。
まさしく「不安」を遠ざけるためのセックスだ。
その一方、「チェリー臭のする幼馴染」には、「オレがもらってやるから」と言われても、単純に「その魅力」がないため、ことは始まらない。
それこそが、「セックス」で見えてくる「性(サガ)」ではないか?(なに力説してんだ、オレ。。。)
最終的には、チェリー臭と「こと」はするのだが、このとき主人公ジェイが「積極的」に「上位」で「腰」を動かすことに注目したい(いやいや、映画を観るって意味だよ)
まあ、つまりは「愛」「喜び」ってことなのだけれども。ラストは甘く、「それ」が来ようとも「手を握っていれば」。それは最初のイケメンとは真反対の行為。
その帰着は全然良いんだけど、それに対しての「IT」がつまらなすぎるので、最終的に評価はあげられない。
しかし全編、80年代風の安いシンセでおどろおどろしく煽る。ジョン・カーペンターや、どっちかというと、ダリオ・アルジェント、の趣。ちょっと前だと、レフンの「オンリーゴッド」(最高!)の音使いも思い出し、ずっといい気分だった。
画面の色使いも70,80年代風ホラーの色合いをキープしており、それもやはり「イタリアン・ホラー」のテイストに近いように思う。
また、携帯も登場するが、劇中登場する映画やテレビや音楽があえて古臭く、劇中の舞台がいつの時代のことなのか、分からなくしていることなども、本作の取り上げているテーマが普遍的なことを意味している。
追記
このデキかあ。
いやあ、くっそお、惜しいなあ・・・もったいないなあ・・・
4.52010年代で最も成功したホラー映画
1億円強の製作費ながら全世界24億円の興行収入を記録、2010年代で最も成功したホラー映画の1本。セックスを介してうつる都市伝説のような呪いの恐怖を描く。公開当初は、テーマは10代の少年少女に蔓延する性感染症、と言われ、タランティーノが「最高のホラー」としつつも修正点を挙げてくるなど、評価が思いも寄らない方向に向かったため、監督がSNSでの意見表明に追われる事態を招いた(曰く、愛と生と死がテーマ)。
廃墟が目立つ寂れた街並みは、トランプ前大統領の票田といわれたデトロイト。登場人物は皆白人であり、町の境界線という意味のセリフ「8マイル通り」とは、映画「8Mile」でエミネムが暮らす貧困地区を指すなど、織り込まれた社会的な背景も作品の陰影に役立っている。
そもそも最初の感染者ヒューが由来をどうやって知ったのか、そのヒューを探し当てる過程や、赤いパーカの少年など、割り切れない謎も含め魅力に溢れた作品です。
2.5結構面白い。
1.5面白いと思ったのに!
なんだか中途半端で残念な映画でした。
やりたいだろうことが全て中途半端、ラストも中途半端、中途半端という言葉しか浮かんでこない(笑)
特にプールのシーンとかは、やろうとしてることは分かるんだけど、なんでやらずに別のことだけやってんの?!と言いたくなる。
わざわざ時間かけて観る映画ではなかったかなぁ。
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