Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


映画のことなら映画.com
ホーム >作品情報 >映画「ターナー、光に愛を求めて」

ターナー、光に愛を求めて

劇場公開日:

解説・あらすじ

イギリスを代表するロマン主義の画家で、後のモネなど印象派の画家たちにも影響を与えたターナーの人生を、「秘密と嘘」「ヴェラ・ドレイク」で知られる名匠マイク・リー監督が描いたドラマ。ターナーを演じたティモシー・スポールが、2014年・第67回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した。18世紀末のイギリス。若い頃から高い評価を受けながらも、自由気ままに生きるターナーは、インスピレーションの源を求めて旅を続けてきた。ある時、助手を務めていた父親の死にショックを受けたターナーは旅先で宿を経営するひとりの未亡人と出会う。

2014年製作/150分/PG12/イギリス・フランス・ドイツ合作
原題または英題:Mr. Turner
配給:アルバトロス・フィルム、セテラ・インターナショナル
劇場公開日:2015年6月20日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第67回 カンヌ国際映画祭(2014年)

受賞

コンペティション部門
男優賞ティモシー・スポール

出品

コンペティション部門
出品作品マイク・リー
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

光を描くことに執念を燃やした芸術家の全人生を感じさせる、センシティブな作品

優れた映画は無いものを見せる。この映画にターナー(ティモシー・スポール)の母親のエピソードは登場しない。が、父親と親密な関係を築く一方で、元愛人と娘を冷たくあしらい、献身的な家政婦もぞんざいに扱うターナーの姿から、彼の中に歪んだ女性観を植え付けた母親の存...

この映画評論・批評を読む

フォトギャラリー

画像1
画像2
  • 画像1
  • 画像2

(C)Thin Man Films

映画レビュー

4.0伝記映画らしからぬ、マイク・リーらしい人間賛歌

2017年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

英国を代表する画家、ターナー。いわゆる印象派を先取りしたその画風は、ある意味、目で見たもの以上のことを画面に表出させようとする映画の原点とも捉えうる。その伝記映画たる本作では、巨匠マイク・リーの真骨頂というべきか、彼がこれまで歩んできた日常の機微を切り取るような角度で、ターナーの暮らした日々に光が注がれる。鼻息も荒く、部屋の中を右往左往しながら筆を走らせる彼のスタイルも独特だが、そこに絡んでくる様々なキャラクター達とのやりとりもジンワリとした味わい。「ワシにしかできない仕事だ」と息子のために具材を調合する老いた父。ほのかな距離感でターナーと関係を持つお手伝いの女性の描き方も温かく優しい。さらに科学技術の波が押し寄せる時代に、彼がそれらに関心を寄せつつも自分にしか成しえないものを追い求めた姿も胸を打つ。通常の伝記とは異なり、彼の心に映っていたのものをおぼろげに描きこむ、さながらターナーの絵画のような作品であった。

コメントする(0件)
共感した!0件)
牛津厚信

4.030年来のターナーのファンとしては必ず押さえたい作品。 非常にシン...

2024年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

30年来のターナーのファンとしては必ず押さえたい作品。
非常にシンプルな作りの映画。
港の風景など一部書き割りがあったが、ターナーの画が表現されているようでとても良かった。
ターナーが見つめる数々の美しい景色が、彼の絵を思い起こさせて心がしんとした。

ぞうみゃお

3.5特徴ある黄色味の作品の世界に入り込むような感覚。当時の照明だと作品...

2024年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

特徴ある黄色味の作品の世界に入り込むような感覚。当時の照明だと作品はどんな風にみえてたんだろう、若くして成功しても変化し追及し続け(人柱…)数多くの所蔵品を世に残した作家の奔放な生活を知る。
光でも海でも形を成さないものの集まりは突き詰めると抽象表現に寄っていくよね。具象が当たり前の時代に新作投入して理解されない苦しみいかに。

コメントする(0件)
共感した!0件)
chargedpillow

3.0天才は求め続ける

2020年1月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

芸術家の苦悩を描いた作品ほど苦手なジャンルはない。
何故なら、私のような凡人には分からないから。

18世紀末のイギリス。後のモネなど印象派の画家たちに影響を与えたジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの伝記。
…と言っても、いつもながら無知で疎く、名前を聞くのも初めて。
2時間半もあり、こりゃもう見る前からギブアップの声を上げていたのだが…、

芸術家としての感性や深いテーマ性などはさすがによく分からない。
が、一本の伝記映画としては、マイク・リーの格調高い演出、ティモシー・スポールの名演により、思いの外見れた。
特に、スポールの名演が素晴らしい! 若い頃から死まで、全編ほぼ出ずっぱりで、堂々たる名演、熱演、存在感。単なるハリポタの“ネズミ男”ではない名優だ。
そして、映像の美しさ! あたかもターナーが手掛けた絵画のよう。これだけでも見る価値はあった。

どの時代、どの人物もそうだが、天才というのは理解されない。
芸術家としては紛れもない天才。
が、芸術アカデミーからは異端の目で見られる存在。
人間的にも欠陥点あり。
理解者で、仕事の助手として支えの存在だった父の死。
身体を重ねたり、交流を持ったり、最期の時まで世話してくれたり、数多の女性の存在。
インスピレーションを求め、各地を旅する。
苦悩・葛藤、繊細であり複雑な内面、放蕩の果てに、何を求めたのか…?

いや、求め続けたのだ。
芸術家としての光を、人間としての愛を。
天才芸術家に“完成”は無い。
だからこそ後世の芸術家たちも、我々凡人も、天才の求め続ける姿に感服される。

近大

さんのブロックを解除しますか?

さんをブロック

ブロックすると下記の制限がかかります。

  • ・お互いのアカウントをフォロー出来なくなります。
  • ・お互いのレビュー、コメント、共感した!、Check-in情報を見ることが出来なくなります。
  • ・過去のあなたのレビューに対するさんのコメント、共感した!が表示されなくなります。
  • ※あなたがブロックしたことは相手側に通知されません。

映画.com注目特集

3月19日更新
ガンニバルの注目特集
注目特集ガンニバル

【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」に熱狂するのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!

提供:ディズニー

【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――

提供:東和ピクチャーズ

【あまりにオススメされるので、シリーズ未見だけど観てみた】結果は…ハマるまでのリアルドキュメント

提供:ツインエンジン

【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます

提供:KDDI

【感想投稿で豪華賞品が当たる】ちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)

注目作品ランキング

  1. 1

    ウィキッド ふたりの魔女劇場公開日 2025年3月7日

    ウィキッド ふたりの魔女
  2. 2

    35年目のラブレター劇場公開日 2025年3月7日

    35年目のラブレター
  3. 3

    ファーストキス 1ST KISS劇場公開日 2025年2月7日

    ファーストキス 1ST KISS
  4. 4

    映画ドラえもん のび太の絵世界物語劇場公開日 2025年3月7日

    映画ドラえもん のび太の絵世界物語
  5. 5

    ロングレッグス劇場公開日 2025年3月14日

    ロングレッグス
注目作品ランキングの続きを見る

映画ニュースアクセスランキング

  • 昨日
  • 先週
  1. 1

    女優で歌手で潜入工作員…さらに射撃の名手! ガイ・リッチー新作「アンジェントルメン」本編映像2025年3月19日 08:00

    女優で歌手で潜入工作員…さらに射撃の名手! ガイ・リッチー新作「アンジェントルメン」本編映像
  2. 2

    アンディ・ラウ主演、香港映画史上最大級のディザスター大作「カウントダウン」緊急公開が決定【特報公開】2025年3月19日 08:00

    アンディ・ラウ主演、香港映画史上最大級のディザスター大作「カウントダウン」緊急公開が決定【特報公開】
  3. 3

    【本日配信!】「ガンニバル」完結編、新宿にリアル出現した“人が喰われている村”に行ってきた2025年3月19日 15:00

    【本日配信!】「ガンニバル」完結編、新宿にリアル出現した“人が喰われている村”に行ってきた
  4. 4

    橋本環奈が“赤い人”になった!? 「カラダ探し THE LAST NIGHT」9月公開、衝撃のビジュアル披露2025年3月19日 07:00

    橋本環奈が“赤い人”になった!? 「カラダ探し THE LAST NIGHT」9月公開、衝撃のビジュアル披露
  5. 5

    「47RONIN」監督がNetflixに対する詐欺容疑で起訴 16億円を不正流用2025年3月19日 14:00

    「47RONIN」監督がNetflixに対する詐欺容疑で起訴 16億円を不正流用
  1. 1

    ニコラス・ケイジの変貌ぶりがヤバすぎて主演女優の心拍数が「76→170」に跳ね上がる「一生忘れない」2025年3月11日 18:00

    ニコラス・ケイジの変貌ぶりがヤバすぎて主演女優の心拍数が「76→170」に跳ね上がる「一生忘れない」
  2. 2

    櫻井翔×北川景子「映画 謎解きはディナーのあとで」3月29日に放送2025年3月14日 16:00

    櫻井翔×北川景子「映画 謎解きはディナーのあとで」3月29日に放送
  3. 3

    「日曜アニメ劇場」3月16、23日に「宇宙戦艦ヤマト2199」劇場版2作を放送 30日は「ルパン三世VSキャッツ・アイ」2025年3月14日 18:00

    「日曜アニメ劇場」3月16、23日に「宇宙戦艦ヤマト2199」劇場版2作を放送 30日は「ルパン三世VSキャッツ・アイ」
  4. 4

    【閲覧注意】台湾ホラー「ガラ」5月9日公開決定! 衝撃の日本版ビジュアル&予告編&場面写真を一挙公開2025年3月10日 08:00

    【閲覧注意】台湾ホラー「ガラ」5月9日公開決定! 衝撃の日本版ビジュアル&予告編&場面写真を一挙公開
  5. 5

    【第48回日本アカデミー賞】最優秀作品賞は「侍タイムスリッパー」 安田淳一監督&山口馬木也が涙2025年3月14日 22:55

    【第48回日本アカデミー賞】最優秀作品賞は「侍タイムスリッパー」 安田淳一監督&山口馬木也が涙
映画ニュースアクセスランキングをもっと見る
スクリーニングマスター誘導枠

他のユーザーは「ターナー、光に愛を求めて」以外にこんな作品をCheck-inしています。


[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp