キカイダー REBOOT
劇場公開日:2014年5月24日
- 予告編を見る
- U-NEXTで
本編を見るPR

解説・あらすじ
1970年代に絶大な人気を集めた石ノ森章太郎原作による特撮ヒーロー「人造人間キカイダー」を新たによみがえらせた特撮アクション。人間の手に負えない問題をロボットに解決させる国家プロジェクトを進めていた世界的ロボット工学者・光明寺が、実験中の事故で命を落とした。それから1年後、プロジェクト完遂のカギを握る光明寺の子ども、ミツコとマサルに魔の手が忍び寄る。そこへ光明寺が開発した心を持つロボット、キカイダーが登場。子どもたちを救ったキカイダーは、次第に彼らと心を通わせていくが……。本作が映画初主演となる若手俳優・入江甚儀がジロー/キカイダー役を熱演。オリジナル版でジロー/キカイダー役を演じた伴大介も出演し、新旧主人公が共演する。
2014年製作/110分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2014年5月24日
スタッフ・キャスト
関連ニュース
「サラリーマン金太郎」前後編2部作、公開決定 主演は鈴木伸之「力余すことなく挑戦」
2024年9月27日ゲーム日本一VSドリフト絶対王者 野村周平が“覚醒”する「アライブフーン」追走シーン
2022年6月9日野村周平、ドリフト映画の撮影で「ニッコニコ」 陣内孝則は“謙虚”な姿勢を宣言
2022年5月23日重低音サウンド×迫力のドリフトシーン 野村周平主演「ALIVEHOON アライブフーン」スペシャルコラボMV
2022年5月17日トップレーサーによるCGゼロのドリフト! 野村周平主演「ALIVEHOON アライブフーン」新予告編が完成
2022年4月14日横たわる広瀬アリス、遠くを見つめる古川雄輝 「L エル」ミステリアスなポスター
2016年10月17日
フォトギャラリー
映画レビュー
3.5不完全ヒーローは、作品も不完全だった・・・
特撮ヒーロー大好きオヤジにとっては、それなりに楽しめました。あくまでそれなりでしたが・・・。
なぜ、邦画ではヒーローものが酷評されるんだろう? 日本では、特撮ヒーローものは結局子供のものなのかな。子供のおつきで親が見に行くみたいな・・・。
観る側にとって、アメコミヒーローみたいなデートコースで見てもいいような感覚ってのはないんでしょうね。 で、作り手側もその意識しかない。
派手な戦闘シーンがあって、ヒーローがたくさん出てくれば子供たちは満足すると。変に難しくしたって、子供にゃわからんだろうと。大人はこんなの見ないと。
でも、子供の頃から特撮ヒーローが大好きで、夢を持ち続けている大人もいるんですよ。その証拠に、アメコミヒーローものはあんなにヒットしてるじゃないですか。
キカイダーもあんなにかっこいいコスチュームができて、撮影技術も進歩してるんですからアメコミに引けを取らない素晴らしい作品になってるんじゃないかと期待していたんですが・・・。
結局、作品から愛が感じられないんですよね。「キカイダー」という作品に対する・・・。
この作品ではエンドロールでテレビ放送の時の主題歌を流してくれてますが、どうなんでしょう?リブートですからわざわざ昔の映像も流すって必要性はあるんでしょうか。 自分たちみたいなオヤジ世代に媚びている姑息な手段にしか感じられませんでした。
そんなシーンが作品中の随所で感じられました。 良心回路を狂わすギルの笛にしてもそうです。あの描き方はあまりにも中途半端すぎる。苦しむなら苦しむで、もっと随所で出てくれないと。媚びるなら媚びるで、音楽だけでなく、笛を吹いてくれても良かったような。
そして、何より、この作品で一番納得いかないのがキカイダー弱すぎ! マリやハカイダーが後から出来て性能がいいのはわかってますが、それにしてもなんで負けちゃうの! 確かに前半こっぴどくやられて、最終的に勝利を掴みとるっていうのはヒーローものの醍醐味ではあるんだけど、この作品やられっぱなしじゃないですか! マリとの戦いにしても、変身前のロボットになんでボコボコにされなきゃならないの。良心回路による弱さを表現したいならそれは大きな間違いでは?
たとえば、最初にボコボコにされるのは仕方ないにしても、ミツコとマサルに危機が迫った時、良心回路の影響で火事場のバカ力的なものが作用して変身できないマリをやっつけておけば、次回作(あれば)でのビジンダーとの戦いが生きてくると思うんだけど。
火事場のバカ力作用の影響で一時的に機動がストップしたところで、ミツコとマサルが連れて行かれて、マリも回収されたってことにすれば、ヒーローもののストーリー的にも面白くないかな~。
とにかく、キカイダーに対しての愛がないから、こんな弱いキカイダーしか描けないんじゃないかな。キカイダーが苦戦するのは、ギルの笛が鳴る時だけでいいのに。
映画館で見た時には、結構、楽しめた感じだったけど、今回、改めて見直したら、ちょっとガッカリが多かった。
もう10年なんだよね。やっぱり続編は無理かな。
2.5サイドマシンは出てこないけど・・・・
子供の頃土曜の20時に当時国民的番組「8時だよ!全員集合」の裏番組で放送された子供向けヒーロー物、それが「キカイダー」。
あの頃のテレビは今に比べ自由で過激だったなぁ。
この曜日の時間帯は「キカイダー01」で志穂実悦子のブラウスのボタンが外されるは、「キューティー・ハニー」でハニーが変身の際に全裸になったりともうハチャメチャ。
ただ、キカイダーはカルト的な人気があり、今作もそんな伝説的な風評が要因となり映画化されたと思う。
そこそこ今風なアレンジでキカイダーを正にリブートさせているが、実は今作のテーマに流れていないのがオリジナル版(石ノ森章太郎作の漫画)が持つ「ピノキオ」をルーツとしたキカイダーの内面。今作では一切描写されずマシーンとしてミッションを果たす姿のみ描写されていた。
そこも今風・・・とリアルタイムでTV版を観てた自分は思う。
3.0良くも悪くも不完全
石ノ森章太郎原作で人気を博した往年の特撮ヒーローをリブート。
しかと見た事あったか無かったか記憶があやふやだが、キャラ自体は勿論知っている。その昔、超合金のおもちゃ持ってたっけ。
国家のロボット・プロジェクト“ARKプロジェクト”。
その先鋒を担っていた光明寺博士が謎の死。プロジェクトの鍵を握る博士の子供たち、ミツコとマサルが何者かに狙われる。
二人を救ったのは、博士が造り出した人の心を持つアンドロイド。その名は、キカイダー!
アンドロイドなのに着ぐるみスーツ感丸出しのオリジナルより遥かにアンドロイドっぽくカッコよくなったビジュアル。
入江甚儀が身体を張ったアクションを披露。
初代キカイダーの伴大介のゲスト出演。
“ARKプロジェクト”にある一文字を付け加えた名称、光明寺博士のライバルである“プロフェッサー・ギル”、終盤登場するもう一体のアンドロイド…。
エンディングの往年の主題歌と映像。
これらは馴染み深いファンには堪らないだろう。
もっと気軽に見れる娯楽作かと思ったら、なかなかシリアス。
『電人ザボーガー』『破裏拳ポリマー』など昨今リブートされた往年のヒーロー物がいずれもナンセンスな笑いを含んでいたのに対し、笑いの要素もほぼ皆無。(唯一、「だっふんだ」くらい)
『ターミネーター2』ばりに逃避行の中でキカイダーことジローと、ミツコとマサルの間に芽生える、人とアンドロイドの壁を超えた交流。
アンドロイドであるが、人の心を持つが故の苦悩・葛藤。
元の話がこうなのかは分からないが、『仮面ライダー』や『サイボーグ009』など、単純明快・勧善懲悪ではない石ノ森ヒーローの特色は本作でも一貫されている。
しかし果たして、それが良かったのか、悪かったのか。
まず、子供には小難しい。
往年のファンも童心に返れる娯楽作を期待した筈。
全体的にお堅く、それが平淡でテンポを鈍くしている。
テーマはいいが、ストーリー自体がちと弱い。
演技か本来の実力か分からないが、入江甚儀が感情表現に乏しく、魅力薄。
対照的な女アンドロイド役の高橋メアリージュンはなかなかインパクトあるのだが…。
現代風にシリアスに作るのはいいが、もうちょっと娯楽性を出しても良かったのでは…?
まあでも、それなりには楽しめた。
こういう往年の特撮ヒーローがリブートされるのは嫌いじゃない。
次はどの往年の特撮ヒーローがREBOOTされるか、ついあれこれ思い浮かべてしまう。
映画.com注目特集
3月19日更新
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」に熱狂するのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ
【あまりにオススメされるので、シリーズ未見だけど観てみた】結果は…ハマるまでのリアルドキュメント
提供:ツインエンジン【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI【感想投稿で豪華賞品が当たる】ちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)
注目作品ランキング
1
ウィキッド ふたりの魔女劇場公開日 2025年3月7日
2
35年目のラブレター劇場公開日 2025年3月7日
3
ファーストキス 1ST KISS劇場公開日 2025年2月7日
4
映画ドラえもん のび太の絵世界物語劇場公開日 2025年3月7日
5
ロングレッグス劇場公開日 2025年3月14日
映画ニュースアクセスランキング
- 昨日
- 先週
1
女優で歌手で潜入工作員…さらに射撃の名手! ガイ・リッチー新作「アンジェントルメン」本編映像2025年3月19日 08:00
2
アンディ・ラウ主演、香港映画史上最大級のディザスター大作「カウントダウン」緊急公開が決定【特報公開】2025年3月19日 08:00
3
【本日配信!】「ガンニバル」完結編、新宿にリアル出現した“人が喰われている村”に行ってきた2025年3月19日 15:00
4
橋本環奈が“赤い人”になった!? 「カラダ探し THE LAST NIGHT」9月公開、衝撃のビジュアル披露2025年3月19日 07:00
5
「47RONIN」監督がNetflixに対する詐欺容疑で起訴 16億円を不正流用2025年3月19日 14:00
1
ニコラス・ケイジの変貌ぶりがヤバすぎて主演女優の心拍数が「76→170」に跳ね上がる「一生忘れない」2025年3月11日 18:00
2
櫻井翔×北川景子「映画 謎解きはディナーのあとで」3月29日に放送2025年3月14日 16:00
3
「日曜アニメ劇場」3月16、23日に「宇宙戦艦ヤマト2199」劇場版2作を放送 30日は「ルパン三世VSキャッツ・アイ」2025年3月14日 18:00
4
【閲覧注意】台湾ホラー「ガラ」5月9日公開決定! 衝撃の日本版ビジュアル&予告編&場面写真を一挙公開2025年3月10日 08:00
5
【第48回日本アカデミー賞】最優秀作品賞は「侍タイムスリッパー」 安田淳一監督&山口馬木也が涙2025年3月14日 22:55