複製された男
劇場公開日:2014年7月18日
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解説・あらすじ
主演のジェイク・ギレンホールが1人2役を演じ、「灼熱の魂」「プリズナーズ」のドゥニ・ビルヌーブ監督のメガホンで、ポルトガル唯一のノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説を映画化。自分と瓜二つの人物の存在を知ってしまったことから、アイデンティティーが失われていく男の姿を描いたミステリー。大学の歴史講師アダムは、DVDでなにげなく鑑賞した映画の中に自分とそっくりの端役の俳優を発見する。驚いたアダムは、取り憑かれたようにその俳優アンソニーの居場所を突き止め、気づかれないよう監視するが、その後2人は対面し、顔、声、体格に加え生年月日も同じ、更には後天的にできた傷までもが同じ位置にあることを知る。やがて2人はそれぞれの恋人と妻を巻き込み、想像を絶する運命をたどる。
2013年製作/90分/R15+/カナダ・スペイン合作
原題または英題:Enemy
配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2014年7月18日
スタッフ・キャスト
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目の肥えた映画ファンへ“脳力”を問う《挑戦状》── あなたは、この映画を理解、そして説明できるか!?
「プリズナーズ」の気鋭監督ドゥニ・ビルヌーブと実力派俳優ジェイク・ギレンホールが、ノーベル文学賞作家ジョゼ・サラマーゴの至高のミステリーを映画化。ギレンホールの1人2役と、「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロラン、「危険なメソ...
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2018年5月9日製作会社立ち上げたジェイク・ギレンホール「ボストン ストロング」で製作業に本格参戦
2018年3月31日
映画評論
2人のジェイク・ギレンホールが演じる、秀逸なドッペルゲンガー・ミステリー
「世の中には自分とそっくりな人間が3人いる」。「自分の生き写しを見たら、その後に死ぬ」。ドッペルゲンガー現象にはいくつかの言い伝えがあるが、ジェイク・ギレンホール演じる本作の2人の主人公は、ただ単に瓜二つであるというだけでない。後天的にできたはずの身体の...
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映画レビュー
4.0いかなる前情報も仕入れちゃイカン、俺のも読むな
「灼熱の魂」「プリズナーズ」のドゥニ・ビルヌーブ監督作品。
と書いても、ミスリードしてしまいそう。
「複製された男」という邦題自体は、原作があろうともこれまでの作品群からすると、これまでタブーを描いてきた監督の作品からすると極めて「真っ当な」でも「今回もそれか?」とすでに映画ファンからすると、一定のイメージを与えかねないタイトル。
冒頭母親からの電話の内容や、いきなり不穏なショーから始まるや、うって変って糖尿病のような歩き方の猫背なギレンホールが登場する。
この冒頭から、ある種の想像が付きまとう。
「同一人物ではないのか?」
どんなに繊細な性格だとしても、実はそうじゃないだろ、と思わせる顔の濃いギレンホール、比較的タイプの近い顔のガドン、ロラン。
その後も非常に多くの複線や小ネタを挟む。
一方が、役名もない三流役者で、の割には、いい暮らし、それと例のアブノーマルなショーの主催者的な存在の意味。
一方は、WEB検索では、その名前と職業が、ピンポイントで「誰かがかつて」検索したワードが存在する。
ガトンがアダムに会いに行き、別れ際、アンソニーの携帯に電話をするが、アダムが視界から消えた時、アンソニーが受信をキャッチする。そのあと息を切らして帰宅するアンソニー、など、芸が細かい。
母親がイザベラ・ロッセリーニ、というのがまたこの映画の「ヒッチコック」的かつ「リンチ」的な部分を担っていてニヤリ。
時折の空撮が、町を俯瞰した、ある種、世の征服者が街を見下ろすような絵、実際絵として登場する巨大な蜘蛛、近未来的でエロチックなビルのフォルム。セピアがかった映像に「ウルトラセブン」を少し思わす。
簡単に、蜘蛛の復讐劇、てな見方でも全然よくって、ただ単に、ガドンとロランの神がかり的な美しさと、ギレンホールのどこまでもあたふたした二人の男の演じ分けの素晴らしさ、始終不穏な音が、なんでこんなところでこんな音やねん(笑)な音響、先ほど述べた、やはり不穏な撮影。
ずっとニヤニヤしながら楽しめるという一面もある。
追記
映画の原題「ENEMY」について
蜘蛛星人の侵略、でも全然いいと思う。ラストからエンドロールはそういったクラシックなSFテレビドラマ風でかっこいいし。
あるいは、アダムにとって、アンソニーは敵であり、アンソニーにとっても然り。だが、アンソニーの、アダムの提案が猛烈に俗っぽくて、バカっぽいが、笑えそうで笑えない。気持ちもわからんでもない。
それは言い換えれば、いつもと違う「封印してた」「しかた」でしたいけど、パートナーにそんな「しかた」を今晩しちゃっていい?て聞くより、「ああ、今日のなんか違う」と思わせたいだけなんかもね。
3.0感想メモ
ジェイク・ギレンホール好き
やはり問題は最後
アダムとしての発言なら矛盾が生じる、アンソニーの家に今夜も帰る気でいる、だからアダムとアンソニーは同一人物?
そう考えるとどこからが虚像か分からなくなってくる
しばしば出てきた蜘蛛も何か意味があるだろう
妻との結婚により家庭に縛り付けられるようになった事を表している?見た所アンソニーはかなりの女好き、浮気した事もあると言っていた、浮気相手がメアリーだった?
指輪の跡から不倫関係と分かって拒否されたか
蜘蛛は妻?妊婦の丸くなったお腹と細い四肢のシルエットが蜘蛛に見えない事もない、妊婦のヌード多いと思ったが、それを意識させるため?
アダム視点で物語は始まったが、主人格はアンソニー?
そもそも始まりはあの意味不明なエロティックパーティーなので初めからアンソニーだったか
うーん、難しい
邦題はこれで合ってるのか?
カオスとは、まだ見ぬ秩序のことである
4.0同じ顔だろ❓
過去に、レンタルで観ました💿
アダムとアンソニーを演じたジェイク・ギレンホールは流石の演技力🙂
2人はなぜ瓜二つなのか❓
最後まで目が離せませんでした😀
メラニー・ロランとサラ・ガドンも、それぞれ親しい女性を好演🙂
私は途中から何がなんだかよくわからなくなりましたが😅
あの結末はつまり、アダムまだ何かしようとしていて、それを彼女は察知した…❓
難解な映画でした🤔
1.0ドッペルゲンガー(自己像幻視)
原作がノーベル賞作家と言うことに魅かれて鑑賞、ところが自分そっくりな男の存在を知ったばかりに、妻や恋人を巻き込んで人生が急変するというサイコミステリーでした。
普通はよくある「他人の空似」と思って流すでしょうに、主人公は異常なほど執着、最初は隠されていた双子と疑ったりもしたが後天的な体の傷迄一致はあり得ませんね。
そんな設定だから、摩訶不思議な蜘蛛まで出してミステリーと言うよりSFやファンタジーを臭わせて辻褄を併せていました。原作者のジョゼ・サラマーゴさんは段落が通常の小説の章の長さに匹敵するほどの長文を特徴としているようだが監督のドゥニ・ビルヌーブさんも極めて個性的、やたら、顔のアップや照明不足やピント外れの映像を多用、反して建物は俯瞰の緻密な撮影、必然性のない妊婦の裸身シーンなど違和感の方が先に立つし、そもそも中年オヤジの私生活など興味が湧かないから無駄に長いスローテンポな展開に疲れました。結局、何が言いたい映画なのか私にはさっぱりでした。
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