白鯨との闘い
劇場公開日:2016年1月16日
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解説・あらすじ
「ビューティフル・マインド」「ダ・ヴィンチ・コード」など名作、大作を数々手がける名匠ロン・ハワード監督が、19世紀に捕鯨船エセックス号を襲った実話を映画化。ハーマン・メルビルの名著「白鯨」に隠された事実を明かしたノンフィクション小説「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」をもとに、太平洋沖で巨大な白鯨に襲われた捕鯨船の乗組員たちの死闘を描き出した。1819年、一等航海士オーウェンと21人の仲間たちは、捕鯨船エセックス号で太平洋を目指す。やがて彼らは驚くほど巨大な白いマッコウクジラと遭遇し、激闘の末に船を沈められてしまう。3艘のボートで広大な海に脱出した彼らは、わずかな食料と飲料水だけを頼りに漂流生活を余儀なくされる。主人公のベテラン航海士オーウェンを「マイティ・ソー」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・ヘムズワースが演じるほか、共演にも「リンカーン 秘密の書」のベンジャミン・ウォーカー、「ダークナイト」のキリアン・マーフィ、「007 スペクター」のベン・ウィショーら豪華キャストが集結。
2015年製作/122分/G/アメリカ
原題または英題:In the Heart of the Sea
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2016年1月16日
スタッフ・キャスト
“観る楽しさ”倍増する特集をチェック!
名著「白鯨」の裏に隠され続けてきた秘密とは?アカデミー賞監督ロン・ハワードが描く衝撃の実話。男たちの究極の決断とは?
「ビューティフル・マインド」のオスカー監督ロン・ハワードが、「アベンジャーズ」のクリス・ヘムズワース、「007 スペクター」のベン・ウィショーらを起用して描くスペクタクル・ドラマ大作「白鯨との闘い」が2016年1月16日より全国公開。...
提供:ワーナー・ブラザースこの特集を読む白鯨との闘い の関連作を観る
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2018年5月28日
映画評論
白鯨と闘うだけじゃない、極限状態に置かれた「人間」たちの熱いドラマ
このタイトルから人々が想像する映画とは、おそらく大きくかけ離れた映画だ。もちろん主人公ら男たちは白鯨と闘うし、3D映像が描き出す、怒れる白鯨はそれはもう凄まじい迫力。海洋アドベンチャーとしてのスケールが圧巻なことに関しては太鼓判を押せる。しかし、それがす...
この映画評論・批評を読むフォトギャラリー
映画レビュー
1.5一周回って「邦題絶賛論」
確かにオレも、これまでのレビューの中にも邦題について、いろいろ言ってきたことはある。
原題「In the Heart of the Sea」
直訳すると、「海の中心で」あるいはもっと意訳すると「心の奥底にて」
結論から言うと、この映画のテーマは
「変わることの勇気」
心の奥底に自分のこだわってきたこと、しがらみ。
主人公チェイスは海の男であることに誇りと自信、こだわりを持っていた。船長ポラードは名家の出故、その立場を守ろうとしていた。
そんな二人が、大海原で自分たちのそれぞれの主張を通そうとし、船内の関係が崩れつつも、仕事をきっちりとこなす。そんな彼らがさらなる野望を遂げるため、噂のクジラの大群、そして「白鯨」を狙うため、初めて一致団結する。
しかし、圧倒的な存在の白鯨は、彼らをいとも簡単に蹴散らす。その白鯨に対し、チェイスは「オレの獲物だ」と海の男にこだわり、あっけなく逆襲に会い、船員全員を窮地に追い込んでしまう。
これ以降の話は省略するが、2度目のチャンスに彼が白鯨に攻撃しなかったのは、
「攻撃しても負ける」「攻撃する意味がない」
→
「勝っても意味がない」
クジラ狩りの名手であることのこだわりを棄てた瞬間である。圧倒的絶望的な極地で、自身の本当の「心」を知ったことで、それを背負っていくことを決めたのである。
「変わることの勇気」
拾った命、その心にしたがって生きることこそ、「変わることの勇気」。それこそポラードが聴聞会にて、その立場を差し置いて真実を語った理由だ。
(とはいっても、チェイスについては、ほぼほぼラストの、Wake up! Wake up!には、「タイタニック」かよと、思わず数少ない笑いどころ、いや笑っちゃいけないシーンだが。でもあそこで死んでしまうとテーマが飛ぶ)
そして後年のニカーソン。こちらも真実を語ることで、ようやく彼の闇が晴れる。
(まあ、正直こういう告白式、というか「ライフ・オブ・パイ」式にしたのは減点だと思うけどね)
・・・
邦題「白鯨との戦い」
「白鯨」は「変わらない、変われない」オレたちを圧倒的絶望の中にて「変わること」の必要性を教えてくれている。
だから「白鯨」との「闘い」でなければならないのだ。
エネルギーも変わる。
時代も変わる。
邦題批判が的外れなお前も変われ。
マジ、いい邦題だ。本作を良く理解して考えられてる。
また劇画調のポスターにもあってる。まあ、映画のテーマからすると、あちらの、チェイスが一人モリをもって向かっているほうが合っているかもしれないけどね。
追記
時間の推移がめちゃくちゃ早いので、あっという間に激ヤセしたりして、ダイジェスト感が出てしまい、そのぶん損をしているし、それに対して、テーマがはっきり浮き上がってくるのは本当にラストぎりぎりまでなので、前半のキャラクター紹介がもたもたしすぎているところが痛い。
追記2
クリス・ヘムズワース。
メル・ギブソンとカート・ラッセルの真ん中あたりを行ってほしい。
5.0圧倒的スケールで描かれる自然の驚異と人間ドラマ
「白鯨」は既読…と言えるほど覚えてません(笑)なので、補完目的で観ることに。
まず、9年前に映画館で観なかったことを物凄く後悔する羽目になりました。まだその頃はそこまで映画にハマっていなかったとはいえ、確か丁度「白鯨」を読み終えた時期。めっちゃタイムリーなのになぜ行かなかった!?過去の自分にジグソウ先生のデスマスクを被せてやりたい…。そのぐらい凄い迫力。圧倒的スケールで描かれる巨大な鯨と大海原。音響もさぞ素晴らしいものだったと思われます。おスマホ、イヤホンでこれほどの臨場感ですから…。チクショウ
ストーリー自体は特に捻りがあるわけでもなく、ストレートに鯨との戦いと海上でのサバイバルが描かれます。これから何が起こるか、大体分かっているのに引き込まれてしまうのは、俳優達の名演と映像の迫力によるところが大きいと思います。特に主演のクリヘムの「俺を見ろ…!」のシーンが素晴らしい!漂流生活の苦しさ、仲間を失っていく悲しみ、この先どうなるかわからない不安、そして必ず帰るという決意…それら全てを背負ったあの表情。心打たれます。
これは今知ったことなのですが…本作は、実際の歴史をベースにしたサバイバルドラマであり、メルヴィルの「白鯨」の背景にある実話に焦点を当てているとのこと。なるほど。エイハブ船長がおらんのはそういうことね。
確かに、漂流中の絶望感や極限状態での葛藤を描いた作品ではありますが、やはり巨大な白鯨の存在感は凄まじいです。そのあまりにも雄大な姿は神々しくもあり、とても人間の手の届かない存在。自然の驚異の象徴であり、神に近い存在のようでもあります。
まだこの映画を未見なら、ぜひ可能な限りの大画面で体験してほしいと思います。この大迫力の映像美と白鯨の存在感は必見です。
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