ローン・サバイバー
劇場公開日:2014年3月21日
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解説・あらすじ
米海軍特殊部隊ネイビーシールズ創設以来最大の惨事と言われた「レッド・ウィング作戦」を、マーク・ウォールバーグ主演、「キングタム 見えざる敵」のピーター・バーグ監督で映画化。2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯で偵察活動中の4人のシールズ隊員は、あるひとつの決断によって、200人を超すタリバン兵の攻撃にさらされることになる。極限の状況を生き延び、奇跡の生還を果たした唯一の隊員マーカス・ラトレルが執筆し、全米ベストセラーとなったノンフィクション「アフガン、たった一人の生還」が原作。テイラー・キッチュ、エミール・ハーシュ、ベン・フォスター、エリック・バナらが共演。
2013年製作/121分/PG12/アメリカ
原題または英題:Lone Survivor
配給:東宝東和、ポニーキャニオン
劇場公開日:2014年3月21日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第86回 アカデミー賞(2014年)
ノミネート
音響編集賞 | |
---|---|
録音賞 |
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2019年11月9日
映画評論
正解なき決断、そして絶望的な闘いを強いられる戦場の不条理
これは「ブラックホーク・ダウン」がそうであったように、米軍の作戦が失敗に終わった実話に基づく異色作だ。ゆえに、その中身は娯楽映画のスリルや爽快感とはまったく異質で、ハードなリアリティを突きつめた戦場描写は凄惨を極めている。2005年、タリバン幹部の隠れ場...
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映画レビュー
3.5「立ち上がる」ことにすべてをかけるフロッグマンの姿。
〇作品全体
冒頭の実際の映像で印象付けられる不屈のフロッグマン。生き残り続ける精神を身に着けた彼らの生きざまを描くことに、121分を費やし続ける。そういう作品だった。
生き残るために立ち上がり続ける。この「立ち上がる」という描写が、物語が進むにつれて変化していくのが印象的だった。
冒頭の映像の後、最初に映る偵察チームの彼らの姿は、まず立ち上がる芝居からだ。これから始まる一日と戦い始めるための「立ち上がる」がある。
物語が転じる契機も、仮眠をとっていた彼らが地元住民を拘束するために立ち上がる芝居。実際に火ぶたを切って落とすのはこの後だが、彼らからしてみれば状況が開始されたのはここからだ。
劣勢のなか戦闘が繰り広げられるが、その絶望的な状況は画面を見れば明らかだ。ただただ熾烈で苦しく、息を呑むシチュエーションが続く。そのなかで彼らは銃撃を受けながら生き残るために何度も移動し、落下し、身を伏せる。
ここでの「立ち上がる」演出がとても印象的だった。何発も銃弾を受けた足は二本だけでは足りず、彼らは銃口をもう一つの足に変えて立ち上がるのだ。生き残るために、移動するために必要なのは、この状況では足だけではどうにもならない。岩の上に突いた銃口の金属音の力強い響きが、生き続ける強い意志のようにも感じた。
マーフィが本部と連絡をするために高台へ進むときの銃口を突く芝居が特に良かった。ボロボロの姿にある勇気が、銃口の金属音に込められている気がした。
追っ手から逃れ、出会うのは現地の親米派住民・グーラーブ。衰弱した状態にあるマーカスはグーラーブの手を取り「立ち上がる」。銃口が必要な状況から、誰かの助けを受ける状況へ変わったことをダイレクトに伝える「立ち上がる」だ。
孤独を印象付ける『ローン・サバイバー』というタイトルだが、生き残るための最後の鍵が人であるというのがグッときた。立ち上り続けるには誰かとの信頼関係がなければならない。これも冒頭の訓練映像や基地でのシーンが、エクスキューズとして効果を発揮するストーリーラインだった。
作品内で経過する時間は数日間だけだが、伝えたいものがキチンと軸にあり、その軸を肉付けしていく映像演出があれば十分骨太な時間を作ることができる。そう感じさせてくれる作品だった。
〇カメラワークとか
・日の光やサンセットは戦争映画と親和性高いな、と思った。本作でも作品の最初や最後、マーフィ・ダニー・アクスが死ぬときにもカメラは日の光やサンセットを映す。仰向けで横たわると最後に見える景色だから、というのもあるけど、沈むもの・明けるもののモチーフとしてシンプルで饒舌に伝わるからだろうか。
マーフィとダニーが死ぬシーンはクロスカットで映していたけど、マーフィの目線の先は見せず表情だけ映してカット割って、ダニーが見ている日の光に繋ぐのがかっこよかった。別の場所にいるけれど、同じものを見ている。明日への渇望を見ている。
〇その他
・アクス役・ベンフォスターの芝居が良かった。右目がつぶれてからの、まさしく血眼な左目の眼差しが胸に響いた。
0.5We Can Be Heroes Just For One Day
本作、観る前は、オスカーノミニーだとか、どうとかは聞いてはいたんだけど、一番の関心はピーター・ゲイブリエルの、ボウイの名曲(超名曲!)の「HEROES」が聞きたい、というだけだった。
ゲイブリエル、といえば、正直今何をしているのか、まったく興味はないのだが、オスカーノミニーの可能性だとか、戦争映画とゲイブリエル、そしてボウイの「HEROES」。
「HEROES」の歌詞そのものに若干、使い方でえらい内容になる可能性はあるが、まあ、これはおそらく「反戦映画」ではあるだろう、と想像した。
俺が甘かったね。いや逆にむしろ、予感的中か。
本作は
異常なまでに仲間意識を協調したオープニングから、失敗してしかるべき作戦ミス(もちろん映画の描き方)から脳みそ筋肉の割に顔パンパンの主人公たち4人の判断ミスで逆襲に合い、司令官、総司令官そろってボンクラで、4人は4人で「ランボー怒りの脱出」よろしく弾は当たるが、なかなか死なず、途中、邦画の伝統芸である、「敵が待ってくれる」シーンをふんだんに盛り込み、一人また一人倒れるシーンを感傷的に描き、残った一人は、ちゃんと子供と現地人が助けに回る「ランボー怒りのアフガン」に突入。ここまでファ〇ク50回(推定)。どこが尊厳ある勇気ある軍人として描いているのかさっぱりわからないまま、
「We Can Be Heroes Just For One Day」
・・・・・おいおい。
ゲイブリエルが、ボウイが、この歌詞が、こんな使われ方をしちゃったよ。
実話をもとに、とは申し訳ないが、映画は「ランボー2、3」と「アルマゲドン」と何も変わらない。
むしろ実話をもとに、でこの作り方はちょっと許されないのではないだろうか?
この悲劇を「80年代風アクション」に作っておいて、「捧げる」とはどのツラさげて言いやがるってなもんで。
むしろ「ランボー2」にささげるってなら、全然OKだが。
追記
現地のいい人とタリバンの会話に字幕が付いて、何をしゃべっているのか分かるようになっているよね?本作、唯一彼らのセリフに字幕がつく場面である。
もうね、その時点でこの映画のスタンスが実話を言い訳にした、お涙ちょうだいの好戦映画としか思えないのよ?
他の多くのレビュアー様には、まったくもって申し訳ないが、俺はこの映画のすべての表現が、好戦映画としか見えない。
4.0凄絶な戦い
2005年6月27日、米海軍特殊部隊( ネイビー・シールズ )の4名の兵士が、タリバン幹部の捕獲作戦( レッド・ウイング作戦 )決行の為、アフガニスタンの山岳地帯へと派兵される。
唯一生き残った兵士マーカス・ラトレル1等兵曹をマーク・ウェルバーグが熱演。
身体中に酷い傷を負う兵士達の姿に、今現在も行われている戦争の激しさ恐ろしさを実感させられる。
ー パシュトゥーンの掟:敵から追われている者をいかなる代償が伴おうとも守り抜け
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
2.5たった1人を救うのに何人死んだんだろう?
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