劇場公開日:2014年2月22日
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解説・あらすじ
マシュー・マコノヒーが、エイズ患者を演じるため21キロにおよぶ減量を達成して役作りに挑み、第86回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した実録ドラマ。1985年、テキサス生まれの電気技師ロン・ウッドルーフはHIV陽性と診断され、余命30日と宣告される。米国には認可された治療薬が少ないことを知り、納得のできないロンは代替薬を求めてメキシコへ渡る。そこで米国への薬の密輸を思いついたロンは、無認可の薬やサプリメントを売る「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立。会員たちは安い月額料金で新しい薬を手にすることができ、クラブはアングラ組織として勢いづく。しかし、そんなロンに司法の手が迫り……。ロンの相棒となるエイズ患者でトランスセクシャルのレイヨンを演じたジャレッド・レトも、アカデミー助演男優賞を受賞した。
2013年製作/117分/R15+/アメリカ
原題または英題:Dallas Buyers Club
配給:ファインフィルムズ
劇場公開日:2014年2月22日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第86回 アカデミー賞(2014年)
受賞
主演男優賞 | マシュー・マコノヒー |
---|---|
助演男優賞 | ジャレッド・レト |
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 |
ノミネート
作品賞 | |
---|---|
脚本賞 | クレイグ・ボーテンメリッサ・ウォーラック |
編集賞 | マーティン・ペンサ |
第71回 ゴールデングローブ賞(2014年)
受賞
最優秀主演男優賞(ドラマ) | マシュー・マコノヒー |
---|---|
最優秀助演男優賞 | ジャレッド・レト |
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2024年6月16日
映画評論
劇的な感動を抑制し、折々の実感を拾い上げる
減量や増量は、いまや珍しい役作りではなくなった。「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニーロを見たときは愕然としたものだが、「マシニスト」のクリチャン・ベールにはそう驚かなかった。「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒーは、それを承知で20キロ以...
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映画レビュー
1.5クスリと毒づく
毒付く男とクスリ、といえば、やすし師匠か、トニー・モンタナぐらいしかいなかったわけで、本作のマコノヒーも、繊細にして、粗野に生きる。関係ないけど、その風貌は、「悪魔のいけにえ」のヒッチハイカー。
レトもマコノヒー並に、変化する俳優として有名だったわけで、この辺の役どころは彼にとっては、もろ守備範囲。レノンからボランへの心変わりにはニヤリ。しかし80年代でテキサスでボラン、というのはどうなんだろ。
本作は、一人の男のやりたいことをやる、一貫してその視点。
一人の男にのみ徹底して視点を置くことがこの作品の強みでもあるが、同時に作品の吸引力を損なっている弱みでもある。
物語は、事実だろうが、あまり社会風刺等、突っ込んだ内容ではなく、いささか一方的な論理でしか語っていない。第一、そもそもうまくいくはずのないクラブ運営ではある。
人は過ちから学ぶ。しかし、取り返しようのない過ちはある。カジュアル・セックスから得る喜びは、得難いものだが、それを責めることでは何も解決しない。
彼のこれまでのだらしない生き方には共感できない、という考えもここでは意味を持たない。
この映画の見どころは、今を生きる男の、自分を信じる心とその力強さにある。
T-REXの「LIFE IS STRANGE」
ラストのロデオで見せる姿は、今を生きる男の、自分を信じる心とその力強さを体現した男の勇姿。その姿は見た目以上に太くたくましい。
追記
映画でしか見たことのない俺だが、テキサス、カウボーイというと、上記のヒッチハイカー、黒人嫌い、ホモ嫌い、という、偏見のカタマリのイメージがある。
この映画は、そんなオレのような人間に対する、テキサス魂の反論そして、その自戒の念が込められているように思う。
4.0官僚的な世の中に、本質を突き付けた
4.02人の俳優のプロ根性に脱帽
2.5避妊は必須。怖いはH IVだけでは無い。しかも女性は◯◯
アメリカの医療の問題は社会保険制度がしっかりしていない事にある。
HIVが恐れられたのも血液製剤とドラッグと避妊をしないでの生殖行為(相手の物理的性別に関係なく)だったと記憶する。
この映画の主人公の行動は駄目だとは言えないが、難病はHIVだけでないので、この行動だけでは、アメリカの医療が良くなったとは言えない。
鑑賞していて、所詮『命は金なんだ』と感じた。
主人公が命が繋ぐのは大いに評価したいが、彼が末期のHIVであった事を考えるとうつされた可能性のある女性も沢山いるはずだ。
映画ではそれに一切触れる事はしない。
『生きたい』その姿勢は評価できても、周りを巻き込み過ぎている。それぞれの状況を鑑みれば、彼の行動が必ずしも正解とは限らない。もっとひっそりと孤独に死と戦う者の姿が見たい。共感はできても感動は出来ない。
人生はメメント・モリである。まぁ、僕の哲学だが。
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