劇場公開日:2014年4月5日
- 予告編を見る
- 配信動画検索

解説・あらすじ
2013年・第66回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。フランスの人気コミックを原作に、「身をかわして」「クスクス粒の秘密」などで注目を集めたフランスの新たな才能アブデラティフ・ケシシュ監督が、青い髪の美大生エマと出会い、運命的な恋に落ちた女性アデルの情熱的な人生を、大胆な性愛描写とともに描いた。文学を愛する高校生アデルは、青い髪をした美大生エマと運命的な出会いを果たし、2人は激しく愛し合うようになる。しかし、時の流れとともに2人の気持ちは次第にすれ違っていき……。カンヌ映画祭では、審査員長を務めたスティーブン・スピルバーグの計らいによって、ケシシュ監督とともに、エマ役のレア・セドゥとアデル役のアデル・エグザルコプロスに対してもパルムドールが授与され、カンヌ史上初めて俳優がパルムドールを手にした。
2013年製作/179分/R18+/フランス
原題または英題:La vie d'Adele
配給:コムストック・グループ
劇場公開日:2014年4月5日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第71回 ゴールデングローブ賞(2014年)
ノミネート
最優秀外国語映画賞 |
---|
インタビュー
カンヌパルムドール受賞、世界が注目の新星アデル・エグザルコプロス
アブデラティフ・ケシシュ監督とともに、主演女優ふたりがそろってカンヌ映画祭最高賞パルムドール受賞という史上初の快挙が話題となった「アデル、ブルーは熱い色」。審査委員長を務めたスティーブン・スピルバーグが「偉大な愛の映画、その一言に尽き...
このインタビューを読むアデル、ブルーは熱い色 の関連作を観る
関連ニュース
吉沢亮主演「国宝」特報完成! 原作者・吉田修一「100年に一本の壮大な芸道映画」と絶賛
2025年3月14日身体が“動物化”していく奇病が発生する近未来を描いた「動物界」 仏新鋭トマ・カイエ監督インタビュー
2024年10月11日身体が“動物化”していく奇病が発生した近未来 衝撃の“アニマライズスリラー”「動物界」予告&場面写真
2024年9月19日マリオン・コティヤールが笑顔で「大っ嫌い」 アルノー・デプレシャン監督作「私の大嫌いな弟へ」予告&ポスター
2023年7月20日【「ファイブ・デビルズ」評論】冷たい湖で泳ぐ女と火を放った女の愛、時をかける娘 ジャンルレスな妖しい魅力
2022年11月19日フランスの新鋭レア・ミシウス、SFタッチのスリラー「ファイブ・デビルズ」は「様々なジャンルを深掘りした」
2022年11月18日
映画評論
不意の出会いの訪れと、もしかするとあったかもしれない別の人生
ボブ・マーリーとサルトルが同列に語られる。そのまさかの接続。預言者と哲学者は同じだと主人公は言う。そんな発言を聞けば、微妙に納得はできるものの、ジャマイカのレゲエの聖者であり闘士でもある歌い手と、西欧の近代思想の核となる哲学者とをこうやって繋げることの出...
この映画評論・批評を読むフォトギャラリー
映画レビュー
4.0《箇条書き》
4.0アデルとレアセドゥの演技が素晴らしい
恋に落ちた二人の愛の行方を描いた物語。
情熱的で官能的な美しい二人。
本当に恋人ではと思えるほど二人の求め方が激しく、ヒリヒリとした愛を感じます。
執拗にも見せつける二人のベッドシーンには、ただ圧倒されるようでした。
そしてちょっとしたほつれからの別れ、その後の再会のシーンは観ていてすごい緊張しました。
そしてこのシーンの密度がすごい。
堰を切ったような二人のキスはとても情熱的で、でも二人を隔てる壁を再確認してしまう。これが辛かったです。
そして最後の別れの言葉。
「でも想いを抱き続ける、いつまでも、死ぬまで」
これ以上なく優しく、余りにも残酷な一言でしょう。
そして個展での再びの再会、もうただの友人に戻っているのが良くわかるんですね。二人の距離感というか温度が。
その個展から出た最後のカットも美しく、もう交わる事のない未来のようでした。
とにかくアデルとレアセドゥの演技が素晴らしく、史上初役者にもパルムドールが贈られたのもわかる気がします。
切なくもありますが、とても素晴らしい作品でした。
5.0感想
始まってすぐいいなと思った。
ただの日常を映してて見てて心地いい。
後に、彼女と会って日常に起こる変化がわかりやすい。
・場面ごとの感想、自分の整理
最初に付き合う男の子はかっこよくて、会話もしやすい。すぐに体の関係をもつのは驚いたけど、試したかったのと嫌ではなかったからで、でも、恋焦がれるような好きではないとわかってしまう。
友達と階段でキスするところ、すごくいいなと思った。探るような会話で少し期待があってキスする…。いいね。ここまでは…。
その気になって、トイレで大恥かいて死にそうになって、なんだよそれっ!て私もなった。
夜中のバーはキスしてる人がたくさんいて私も驚いてしまうと思う。主人公未成年には刺激が強い。中盤を思うと序の口だったけど。
バーでの会話は何がいいか言葉にできないけどなんかよくて目線とか少しずつ話す感じが魅力的なシーンだった。
学校でプライベートを根掘り葉掘り聞く友達は、うざくて声も大きくて厄介。自分の主張の揺るがなさとその主張で捩じ伏せようとしてくる。
性的に見られるのは不快なのわかるけど、全然そんなふうに見てないのに、被害者づらして最悪。
同性愛も異性愛も体目当ての人はいるだろうけど、彼女の心配の仕方はレズビアンへの偏見。アデルは中身で恋愛しない人扱いなのも心外だろう。
友達の方が男ってだけで全員対象みたいなくせに。
会話を楽しむアデルとエマは見てるこっちも楽しい会話だった。
セックスする二人。とても激しい。びっくりした。こんなに見せるのかというのと、長かった。実際のセックスに比べたら短くても、長くて恥ずかしくなった。生々しくて俳優達を意識してしまう。視聴者へのエロい挑発じゃなくて、リアリティのあるものにしたかったのかも。
衝撃を受けるけど、この生々しさは異性愛と変わらない。
現実の男女の行為と同様だと言いたいのかもしれない。
同性愛を嫌悪してる人は驚くだろうけど、自分たちのしてるのと、ほら同じだと。
映画のラブストーリーだと普通は美男美女がしてるのを綺麗な取り方で見せるから、リアリティを求めてて新鮮だった。
でも、カメラから、観客の視線から守りたくなった。
気まずい表情がよくて、こちらが不安になる家族と対面シーン。
寂しさからの浮気。よくある別れる理由。運命的な出会いに見えた二人だったけど、特別なことはなかった。
アデルもエマもすごいシーンだった。
レストランで久しぶりに再開した時の会話がいい。哲学の本を読む彼女は高校生の時から自分を見つめて、精神性というか内面が磨かれてる。その説得力が溢れるシーンだった。エマの魅力がより深まった。復縁して欲しいと思うけど、ここでなあなあにはならないのないい。
ずっと日本語タイトルの区切りを間違えててアデルブルーだと思ってた。
吹っ切れたと言ってるけど最後にブルーを着てるアデル。アデルブルーだ。
原作はブルーは熱い色
Le bleu est une couleur chaude
映画に込めた思いをどこまで理解できたかわからない、感じるだけでいいのか。
高校時代の同性愛に理解のない世界から、大人になると、周りには理解者が多くいて問題がなくなる。
それぞれに生きづらさはあるが、2人の間にある問題は、同性愛者とは関係ない。恋愛において普遍的なこと。
後半はずっとただ恋愛映画を見ていた。最初と違い、性別にとらわれないで2人の恋愛を見守る。そういう風に見せられたんだと思う。
二人の出会いを羨ましく思う。
今から十年前の映画、当時のフランスはどんなだったろう。
フランスは同性愛の映画いくつもあるなと思った。
主演二人にパルムドールが授与されたとあるが、ほんとに素晴らしかった。
3.5どうしようもなくエマを好きになって!!
高校2年世のアデル(アデル・エグザルポプロス)は
上級生の男の子とゼックスをする。
「とても良かった・・・」と言うが、
同級生の男の子には「悲しくなった」と感想を言う。
アデルは道ですれ違って一瞥を交わした青い髪の歳上の女性に
一目で囚われていた。
夜のレズビアン・バーでその女・エマ(レイ・セドゥ)と出会い
恋人関係になるる。
美術大学の学生で画家のエマはアデルをモデルに絵を描く。
2人はエマの家で同棲生活を始める。
女同士の激しいセックスシーンが映し出されます。
2人とも綺麗な裸身なので不潔感はありません。
それにしても激しい。
並行してデモ行進に参加するアデル。
幼稚園と小学校を併用したスクールの教師になるエマ。
昼は真面目で優しい先生です。
エマが絵の合宿で留守にする間。
寂しさのあまりに男性と関係を持つエマ。
芸術家のエマは激しく罵り、アデルを強い言葉で追い出します。
自分だって新しい恋人に心を移しているのに。
若いエマの恋の遍歴。
どうしようもなく好きなエマに拒絶されて、アデルはブルーのドレスで
夜の街に消えて行きます。
アデルは5年後、普通のお母さんになっているのでしょうか?
夜の街を彷徨う「ミスター・グッドバーを探して」の
ダイアン・キートンになっているのだろうか?
その答えは分かりません。
レア・セドゥの若い頃の映画を観たいと思ってみましたが、
もうこの時は27歳位で、立派に貫禄でした。
ひとつ発見したのですが、レア・セドゥの素顔って
リヴァー・フェニックスにそっくりなんですね。
フランス映画で女優は脱ぎっぷりが本当に素晴らしいです。
なんだか疲れてしまって、
女同士の愛より、身も心も滅ぼすような究極の愛の物語。
「ベティ・ブルー」が観たくなりました。
映画.com注目特集
3月19日更新
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」に熱狂するのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ
【あまりにオススメされるので、シリーズ未見だけど観てみた】結果は…ハマるまでのリアルドキュメント
提供:ツインエンジン【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI【感想投稿で豪華賞品が当たる】ちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)
注目作品ランキング
1
ウィキッド ふたりの魔女劇場公開日 2025年3月7日
2
35年目のラブレター劇場公開日 2025年3月7日
3
ファーストキス 1ST KISS劇場公開日 2025年2月7日
4
映画ドラえもん のび太の絵世界物語劇場公開日 2025年3月7日
5
ロングレッグス劇場公開日 2025年3月14日
映画ニュースアクセスランキング
- 昨日
- 先週
1
女優で歌手で潜入工作員…さらに射撃の名手! ガイ・リッチー新作「アンジェントルメン」本編映像2025年3月19日 08:00
2
アンディ・ラウ主演、香港映画史上最大級のディザスター大作「カウントダウン」緊急公開が決定【特報公開】2025年3月19日 08:00
3
【本日配信!】「ガンニバル」完結編、新宿にリアル出現した“人が喰われている村”に行ってきた2025年3月19日 15:00
4
橋本環奈が“赤い人”になった!? 「カラダ探し THE LAST NIGHT」9月公開、衝撃のビジュアル披露2025年3月19日 07:00
5
「47RONIN」監督がNetflixに対する詐欺容疑で起訴 16億円を不正流用2025年3月19日 14:00
1
ニコラス・ケイジの変貌ぶりがヤバすぎて主演女優の心拍数が「76→170」に跳ね上がる「一生忘れない」2025年3月11日 18:00
2
櫻井翔×北川景子「映画 謎解きはディナーのあとで」3月29日に放送2025年3月14日 16:00
3
「日曜アニメ劇場」3月16、23日に「宇宙戦艦ヤマト2199」劇場版2作を放送 30日は「ルパン三世VSキャッツ・アイ」2025年3月14日 18:00
4
【閲覧注意】台湾ホラー「ガラ」5月9日公開決定! 衝撃の日本版ビジュアル&予告編&場面写真を一挙公開2025年3月10日 08:00
5
【第48回日本アカデミー賞】最優秀作品賞は「侍タイムスリッパー」 安田淳一監督&山口馬木也が涙2025年3月14日 22:55