オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
劇場公開日:2013年12月20日
- 予告編を見る
- U-NEXTで
本編を見るPR

解説・あらすじ
「リミッツ・オブ・コントロール」(2009)以来、約4年ぶりとなるジム・ジャームッシュの監督作。ミュージシャンと吸血鬼を題材に描くラブストーリーで、トム・ヒドルストンとティルダ・スウィントンが、孤独な宿命を背負った吸血鬼のカップルを演じた。吸血鬼でありながら、マルチミュージシャンとして活躍するアダムは、自己破滅的な人間たちの振る舞いを憂えていた。そんなある日、何世紀にもわたり愛し合ってきた恋人で、吸血鬼のイヴと久しぶりに再会。しかし、イヴの妹エヴァが2人のもとを訪れたことをきっかけに、3人の運命がゆっくりと変わっていく。共演にミア・ワシコウスカ、ジョン・ハート、アントン・イェルチン。
2013年製作/123分/G/アメリカ・イギリス・ドイツ合作
原題または英題:Only Lovers Left Alive
配給:ロングライド
劇場公開日:2013年12月20日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第66回 カンヌ国際映画祭(2013年)
出品
コンペティション部門 | |
---|---|
出品作品 | ジム・ジャームッシュ |
インタビュー
スタイリッシュなバンパイアを演じたティルダ・スウィントンが語るジム・ジャームッシュとの仕事
スレンダーな長身に、透き通るような肌とブロンドの短髪がなおさら中性的な雰囲気をたたえたティルダ・スウィントン。目の前にする彼女は「オルランド」時代と変わらぬ惚れ惚れするほどのオーラを放ちながらも、自然体の魅力を漂わせている。常人とは異...
このインタビューを読むオンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ の関連作を観る
関連ニュース
【世界の映画館めぐり】モロッコ、ベルトルッチやジャームッシュらを惹きつけたマジカルな港町タンジェ
2024年10月17日「モロッコ、彼女たちの朝」「知りすぎていた男」など “魅惑の国”モロッコが舞台の映画5本
2021年8月4日ジャームッシュ初の大規模特集上映 大島依提亜によるポスター&チラシ12種類がお披露目
2021年6月11日ジム・ジャームッシュ、都内ミニシアター4館をジャック! 初の大規模特集上映、7月開催
2021年6月3日「ストーリー・オブ・マイライフ」グレタ・ガーウィグ監督、才能溢れる“4姉妹”と挑んだ愛読書の映像化
2020年6月11日ジム・ジャームッシュ、豪華キャスト集結の新作語る「多くのゾンビたちが僕らの周りに溢れている」
2020年6月5日
映画評論
映画史上最もクールでアーティスティックなバンパイアの登場
いま流行のバンパイア映画だが、まったくもってこれはジム・ジャームッシュ映画以外の何者でもない。「デッドマン」のジョニー・デップをはじめ、ジャームッシュ映画の主人公たちがつねに社会の周辺に生きるマージナルな存在であるという点で、彼の作品は一貫している。今回...
この映画評論・批評を読むフォトギャラリー
映画レビュー
3.0なあ、いい天気だから外に出ようぜ
ヴァンパイアって、引きこもりだよね、ってここまで分かりやすく描いた映画はあんまりないかもしれない。
世の人間をゾンビと称し、自分たちの生活圏やライフスタイルを脅かす存在として嫌い、自分の好きな音楽に没頭し、遠く離れた彼女には会いたいといって、わざわざ彼女から出向いてもらったりして。
「ああ、俺、この世を憂う、ロマンチストだぜえ」
全編引きこもりのポリシーで貫かれて、とことんかっこいい男とは真逆で映画が進んでいく。
ひたすら、引きこもり夫婦の気持ち悪い会話に付き合わされる。
最初はアホくさ、思いながら、吐き気をもよおしながら見てたが、血液を調達するシーンや、にわかに時代感覚がおかしい音楽センスなど、ああ、これ、ワザとか、と気付くと、俄然笑けてくるようになる。
「ひきこもっちゃダメなんかぁ」
世の引きこもり、というかジャームッシュ自身にかもしれないが、強烈に皮肉たっぷりに、ひょっとしたらあるいは、自虐的なメッセージがここにはある。
シャレオツな宣伝、お疲れ様です。
「ONLY LOVERS LEFT ALIVE」というのは、ジャームッシュ自身が意図的かどうかわからないが、「LOVERS」とは世に言うカップルのことではなく、この映画で言う、血を吸う、DRINKER(S)に置き換えるとよくわかる。
印象的なシーンとして、血を飲むシーンは、エクスタシーに達した
恍惚な表情をすべてのヴァンパイアが見せる。
また、人間が血を流したり、怪我をしたところを見るとゾクゾクするのは、普通に性の象徴。引きこもろうが、本能的な欲求は変わらない。
ラスト、彼らが、引きこもりのねじまがったポリシーをブン投げ、夜道のカップルを襲うのは、
「あんなに嫌っていたイヴの妹エヴァのやり方が正しかった」
「ウジウジ籠っていると生きてられない」
ということなのだろう。
LOVERSとは愛ではなく、欲望を追うもの。
ヴァンパイアにとって、純粋な欲望、生き血を吸うものがだけが生き残る。
引きこもりは、外に出て、その存在において、純粋な欲望を追いかけなければいけないのだ。
さあ、いい天気だぜ?
3.0タイトルなし
設定は面白いよね。イアンをもう少しうまく絡められなかったかなと思うのと、木の銃弾がキーになるのかと思ってたのでそこが肩透かし。
2.5鑑賞時はジャームッシュの吸血鬼ものとだけの認識
ティルダ・スウィントンもトム・ヒドルストンも識別できてない時期。ジャンルフィクションのつもりで観に行ったので、美しいのはわかるのだけれど、あいにく消化できる酵素を持ち合わせておらず、お腹を壊してしまった。
1.0アダム
映画.com注目特集
3月19日更新
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」に熱狂するのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ
【あまりにオススメされるので、シリーズ未見だけど観てみた】結果は…ハマるまでのリアルドキュメント
提供:ツインエンジン【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI注目作品ランキング
1
ウィキッド ふたりの魔女劇場公開日 2025年3月7日
2
35年目のラブレター劇場公開日 2025年3月7日
3
映画ドラえもん のび太の絵世界物語劇場公開日 2025年3月7日
4
お嬢と番犬くん劇場公開日 2025年3月14日
5
ロングレッグス劇場公開日 2025年3月14日
映画ニュースアクセスランキング
- 昨日
- 先週
1
養女に迎えた7歳の少女の“正体”は、本当に成人女性なのか? 全米を騒がせた実話を基にした衝撃作、配信開始2025年3月20日 09:00
2
実写「白雪姫」“7人のこびと”おとぼけ役は風間俊介「願いが叶いました」2025年3月20日 07:00
3
WEST.主演映画「裏社員。スパイやらせてもろてます」に恒松祐里が出演! 全編関西弁でヒロイン役に挑戦2025年3月20日 12:00
4
【インタビュー】柳楽優弥×笠松将「ガンニバル」完結編を“3つのキーワード”で語り尽くす2025年3月20日 11:00
5
高橋文哉&西野七瀬にもたらした、瀬々敬久監督からの大きな財産【「少年と犬」インタビュー】2025年3月20日 12:00
1
ニコラス・ケイジの変貌ぶりがヤバすぎて主演女優の心拍数が「76→170」に跳ね上がる「一生忘れない」2025年3月11日 18:00
2
櫻井翔×北川景子「映画 謎解きはディナーのあとで」3月29日に放送2025年3月14日 16:00
3
「日曜アニメ劇場」3月16、23日に「宇宙戦艦ヤマト2199」劇場版2作を放送 30日は「ルパン三世VSキャッツ・アイ」2025年3月14日 18:00
4
【閲覧注意】台湾ホラー「ガラ」5月9日公開決定! 衝撃の日本版ビジュアル&予告編&場面写真を一挙公開2025年3月10日 08:00
5
【第48回日本アカデミー賞】最優秀作品賞は「侍タイムスリッパー」 安田淳一監督&山口馬木也が涙2025年3月14日 22:55