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ブリングリング

劇場公開日:

解説・あらすじ

「ロスト・イン・トランスレーション」「SOMEWHERE」のソフィア・コッポラ監督が、米ロサンゼルス・ハリウッドで発生したティーンエイジャーによる窃盗事件を題材に、欲望のままに犯罪に手を染めていく少女たちを描いた青春ドラマ。ハリウッドセレブが邸宅を構える高級住宅街カラバサス。セレブたちの華やかな生活にあこがれる少女ニッキーら5人組は、いたずら半分にセレブの豪邸をインターネットで調べ、空き巣を繰り返してブランド物を次々と盗み出していく。出来心ではじめた冒険だったが、やがて5人は後戻りのできないところまで足を踏み入れてしまう。ニッキー役に「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン。実際に事件の被害にあったパリス・ヒルトンが自宅をロケ地として提供した。

2013年製作/90分/R15+/アメリカ・フランス・イギリス・日本・ドイツ合作
原題または英題:The Bling Ring
配給:アークエンタテインメント、東北新社
劇場公開日:2013年12月14日

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特集

ファッショナブルな“若者向けガールズ映画”? 違う! 現代社会に生きる10代をありのままに映す“映画ファンこそ見るべき”硬派な一本!

パリス・ヒルトンやオーランド・ブルームなど、ハリウッド・セレブの豪邸を標的にした窃盗事件の犯人は、実は10代の少女たちだった──今なお全米メディアを騒がせるスキャンダラスな事件の全貌を描く「ブリングリング」が、12月14日に日本公開。...

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映画レビュー

3.0SELFIEな時代ならではの犯罪。日本の若者はショーケースに入っちゃったけどな。

2013年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

ネタバレ!クリックして本文を読む

SELFIEってなんで言葉、というかそういう行為、なんで流行ったんだろう、てちょっと考えればわかる。

FACEBOOKに自分の投稿をあげ、注目あびたい、自分をもっともきれいに、かっこよく、しかも手軽に効率的に撮ろうと思えば、そりゃ自撮るのが一番である。

でも自分をかっこよく、きれいに、クールに見せるには、最高のライティング、最高のアングル、そしてそれを飾るアイテム。

SNSに自分の行動をアップするのは自分がイケてる、または自虐的な行為、あるいは、ビジネスライクな、思惑があってのこと。

自分がどこどこのパーティに行く、なんてスッゲー言いたいけれど、それは逆に家にはいません、とアピールするようなもの。

ネットの普及が金のないおねえちゃんにブランド品の価値を教え込み、ブランドの揃え方、コーディネイトまで、実際に手に取らなくても可能な時代。

自分をネットで晒す(被害者、加害者ともに)、きれいな自分を「投稿すること自体」に満足するユーザー、何かクールな情報を提供しないと、周りに相手にされなくなるという危機感。

現在の誰もが抱えている便利さと平行に抱えているジレンマを、ありのまま、ごくごく普通の女の子たちが、その欲求にまかせて行動たら、不法侵入して、窃盗をしてしまっていた、という映画。

加害者はDQNなんかじゃなく、ごくごく身近にいる若者がありのままに行動を起こしたら、そうなったという映画なのだ。

すこーしもずれちゃいない。
だからこそソフィアはこの事件を映画にしたのだろう。

自分をかっこよく、キレイに、美しく、クールに、FACEBOOKにアップしたい、そりゃみんな一緒だ。ブランド品の知識が増えれば、さらに欲求は増す。そりゃみんな一緒だ。

ソフィアは、批判や皮肉で描いているのではなく、「イケてるごくごく普通の女の子たちが、ありのままに行動した」としか描いていない。むしろソフィアは彼女たちのその、ありのままの部分をしっかり描いており、彼女らの味方、ひょっとしたら同情すらしているのではないだろうか。

ストーリーを追っかける映画ではなく、彼女らが物色する姿、ブランド品を評定している姿、カニエ・ウェストをはじめとするラップやガールズポップを口ずさみながら楽しそうにドライブする、そういうイケてる彼女らが、ホントに言葉通り「ショッピング」をする姿を見て、うーん、日本の若者はそれじゃなくって、ショーケースに入っちゃったんだよなあ、とアメリカと日本の若者の実態を確認する映画としてみれば、何とも言えない気持ちになる。

でもこれはそういう映画だ。
面白い、というか興味深く見させてもらった。

しんざん

2.5変わった遊びかたをして逮捕された高校生

2024年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

実際にセレブたちの自宅で起こった事件を本編90分で映画化。
犯罪者視点で、高校生の窃盗集団の実態を淡々と描いている。
高校生たちは、したいことをしているだけで、深い意味はないかもしれない。

ラスト、ニッキー(エマ・ワトソン)は、今後もしたいことを必ず成し遂げる勢いがある。
きっとニッキーは、これからも変わった経験を積んでいくだろう。

どん・Giovanni

3.5無垢な美少女たち

2023年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

まずヴァージンスーサイズを思い出しました。決定的な欠落をもつ美少女たち。マリーアントワネットしかり。S.コッポラはそういうもの、つまり「大人の規範から外れた反社会的なる美しいもの」に興味があるんでしょうね。
本作品の美少女たちは一般の規範からは単なる愚かな犯罪者でしかないのですが、彼女ら自身は善悪とか突き抜けてしまっている。というかモラルが完全に欠落している。これを無垢とか純粋のようにとらえることはちょっとおかしいとは思うんですが、そういう風に見たっていいじゃん、という感じに作られているように思いました。実際の事件にインスパイアされて、「無垢なる愚かさ」のようなものを、心理描写をあまりせずさばさばと突き放して描くことでうまく表現しているようで面白いと感じました。

arlecchino

1.0シンプルに面白くない

2022年1月6日
iPhoneアプリから投稿

この映画よりつまらない映画があるなら教えてくれ。
この映画の面白さがあるなら教えてくれ。
たんたんと実話をなぞるが、そこにはエンターテイメント性も皆無であり、興味も持てなかった。

ek

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