リベンジ・マッチ
劇場公開日:2014年4月4日
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解説・あらすじ
ともにボクシング映画の傑作として名高い「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニーロと「ロッキー」のシルベスター・スタローンが、ライバル同士の老ボクサーに扮し、人生最後のボクシングマッチに挑む姿を描いた。若い頃にピッツバーグのボクシング界で実力を競い合っていた、ヘンリー・“レイザー”・シャープとビリー・“ザ・キッド”・マクドネン。全米で注目を集めていた2人のライバル争いは、1勝1敗という対戦成績で迎えた運命の第3戦の前夜、レイザーが突然引退を発表して幕を下ろした。それから30年が経ち、金儲けのチャンスだと確信したプロモーターから「もう一度リングに上がり、今度こそ決着をつける」というオファーが2人のもとに舞い込む。
2013年製作/113分/G/アメリカ
原題または英題:Grudge Match
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2014年4月4日
スタッフ・キャスト
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映画レビュー
3.0call me grandpa
でる作品を選べよ
と勝手にこっちの思いをぶつけて20年、余計なお世話だ、とも言わず、たんたんとウッスイ映画に出続けているロバート・デ・ニーロ。
デ・ニーロが出てるから、というので見に行った映画は、実はスライ初共演の「コップランド」が最後である。その後、「ボーダー」で「究極の夢の」共演に、こっちが勝手に夢を抱いていたことに今更ながらに気付き、ラッセル監督作でちょくちょく見かけても、だから?という程度の感想しか持たなくなった。スターにも考え方があり、人生があり、生活があり、人間関係がある。まあ、それでいいじゃないか、ということで俺は納得している。
一方のスライは、そもそも「フィスト」とか「コップランド」とかが大好きなオレは、その長い映画人生が現在の彼に深みを与え、ようやく、ホントにようやく、浮かばれようとしているように思え、とてもうれしく思う。ラジー賞ノミニーは愛の証だ。
本作、出演を渋ったスライを、デ・ニーロが口説き落としたというが、なるほど、「ロッキー・ザ・ファイナル」でケリをきっちりつけたテーマをも一回、しかもパロディで、となると、それはそうだろう。
まあ、「あの」デ・ニーロの「申し出」に「渋る」日がスライに訪れること自体が、彼の濃密な映画人生を物語っている。
しかし、過程はどうあれ、こうしてできた作品は、内容こそファンタジーだが、スライは、デ・ニーロとタメを張るどころか、デ・ニーロより渋く落ち着いた、ロッキーバルボアでもない、ジョン・ランボーでも、バーニー・ロスでもないキャラクターを、イキイキと演じている。
演技だけでいうと、スライは、デ・ニーロ、およびアラン・アーキン演じる老トレーナーのコミカルなキャラクターに大いに助けられた感はあるが、本気で彼最高の演技だったと思う。
キム・ベイシンガーという「元セクシー金髪」美人との共演も、ほほえましい。
それに呼応してか、デ・ニーロも個人的にはとても懐かしいリズムあるトークでノリノリ。これまで自分勝手に生きてきたやんちゃなジジイを楽しく演じている。
このジジイが、この戦いのあと、孫に言うこの一言がぐっとくる。
そこまでの過程をちゃんとこの映画とデ・ニーロがきっちりと表現しているので、ぐっとくるんだな。
このセリフだけで点数1.0アップ。
追記
デ・ニーロ、スライ、アーキン、ベイシンガー、息子、孫、プロモーター、役者はそろっている。
がしかし、小粒な作品、という印象はぬぐえない。
どうせならもっとお祭りにしてよかったのではないかな、と思ったら、ラスト、意外なお祭りが。
追記2
「遺恨試合」。上映館が少なく、かつ観る人が猛烈に限定されているのだから、本作の「遺恨」という味のある原題を、とは思うのだが、DVD込み、となると致し方なしの邦題なのだろうが、うーん。
3.5スタローンとデ・ニーロだから成立した映画
2014年の公開当時、〝ロッキーvs.レイジング・ブル〟と、誰しもが思ったし、配給側もそういうパブリシティを展開した。
そう取れなくもない物語だが、ロバート・デ・ニーロは公開時70歳を過ぎていて、流石にデ・ニーロ・アプローチによる肉体改造はできておらず、一方の3歳年下シルヴェスター・スタローンは絞れてはいないが筋骨隆々で、二人のファイトシーンには痛々しさを感じてしまった。
とはいえ、安易な発想のコメディーだったとしても、70〜80年代に映画フリークとなった我等はデ・ニーロ、スタローンを決して否定することはなく、二人の闘いに胸を熱くするのだった。(ジャッキー・チェンも同じ)
特筆すべきは、スタローンより7歳年下とはいえ当時60歳前後だったキム・ベイシンガーの、あの色気だ。
83年『ネバーセイ・ネバーアゲイン』、86年『ナインハーフ』、89年『バットマン』、92年『愛という名の疑惑』、94年『ゲッタウェイ』、97年『LAコンフィデンシャル』などなど、長らく〝美女〟の代名詞だった彼女のポテンシャルは底知れない❗
さて、二人の老ボクサーの因縁には色っぽいベイシンガーとの三角関係が絡んでいて、更に彼女の息子の父親が誰か、なんて重そうな話が軽〜く挿入されるのだ。
最強の座をかけて闘っていたはずの二人のボクサーに水を差したのは“女”だったという、アレレな脚本なのだが、そんなことを感じる余地を与えず決戦に突入できるのは、デ・ニーロとスタローンの魅力に他ならず、『レイジング・ブル』と『ロッキー』という全くタイプが異なる名作ボクシング映画があってこそなのだ。
そういえば、日本でも『座頭市と用心棒』(70年/監督:岡本喜八)という傑作で、勝新太郎と三船敏郎が対峙したなぁ。
現役UFCファイター(当時)のチェール・ソネンが本人役で出演し、スタローンに殴り倒される。
UFCの試合会場で老ボクサーにKOされる役をよく受けたな、UFC主催者もよく許可したな…と思った。
スタローンは『エクスペンダブルズ』シリーズにランディ・クートゥア、ロンダ・ラウジーというUFCのスターファイターを出演させている。
この映画でスタローンはまたまたラジー賞を賑わせることになる。
ラジー賞はスタローンのためにあったのか、スタローンのお陰でラジー賞は継続できたのか、どっちかだろう。
蛇足だが、原題は「Grudge Match」で、未決着の二人が、積年のわだかまりに決着をつけようとする「遺恨試合」を意味している。
「リベンジ」は〝復讐〟という意味だから、カタカナ邦題を訳すなら「雪辱戦」となる。これは雪辱を果たしたい側に立った表現であり、双方から見てリベンジ・マッチというのは成り立たないと思う。
因みに、再戦のことは「Rematch」というが、日本では「リターンマッチ」という言葉を使いたがる。これは、タイトルマッチで負けた前王者がタイトルを取り戻すための再試合を表すので、これも一方の目線の言葉だ。新王者側からだと「リターンマッチを受ける」となる。
エンドロール後にサプライズゲストが登場するが、〝耳噛み事件〟をリアルタイムで見た者にとっては驚きだったし、命がけで拳を交えた者どうしには通じ合うものがあったのかと、喜びもひとしおだった。
4.0けっこうコメディ
2.5ロッキーしか見てない
レイジングブルは見た事ない。完全にロッキー世代。
しかし、スタローンも流石に老けたな。
話はなんかアメリカっぽい昔のスター使いましたな映画。
可も不可かもない感じ。
最後、おまけの2人の登場は良かった。
あのネタをギャグにできるくらい時間は経ったのだなぁ。。
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