いたづら
劇場公開日:1959年2月25日

解説
志賀直哉の同名短篇小説を、内藤保彦が脚色、「春を待つ人々」の中村登が監督した喜劇。撮影は「悪女の季節」の長岡博之が担当した。
1959年製作/95分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1959年2月25日
あらすじ
日華事変が始って間もない頃--英語教師の田島は南国のある連隊町の中学校に赴任した。同じ英語教師の山岡と書記の佐多が迎えに来た。山岡は途中で馴染芸者の後を追い消えてしまった。その山岡と同宿だと知った田島は前途多難を思った。山岡は陸軍大学を受験する青年将校に英語を教え、その後はきまってカフェを飲み歩いた。そして自分がいかにもてたかを田島に吹聴するのだった。佐多はそれは山岡のうぬ惚れで、田島に彼を一度こらしめてやろうといった。ある日、山岡は田島の母から送って来た大島の着物を、無断着用していった。その晩、酔ってカフェ夢園の女給芳美に送られて来た。田島はあやまる山岡を許さなかった。佐多は田島の教え子伊集院の姉雪子の名前で、偽のラブレターを山岡に送る計画をたてた。田島は雪子が好きなので反対した。ラブレターをもらった山岡は狂喜した。彼はさっそく逢引の場所に行ったが、雪子はもちろん来なかった。しかし山岡は帰って田島や佐多に嘘の話をして聞かせた。そんなことが何度かつづいた。雪子は田島が好きだったが、東京から来た妹の智恵子を恋人と誤解して、連隊長をしている父の持って来た縁談を承諾してしまった。ある日、田島のところへも女文字の手紙が来た。田島は佐多のイタズラと思ったが、実は雪子からの本当の手紙だった。あわてて指定の場所に行ったがおそかった。数日後、田島は雪子に再会を申込んだが断られた。一方、山岡の所に来た匿名のラブレターが、なんと田島宛のものとわかった。山岡はすべての事実を田島に告白した。山岡に召集令状が来た。田島は佐多に一通だけが偽で、他の手紙は真実であるように山岡を思こませる芝居をさせた。そして手紙の主が旭川にでも行くような別れの手紙にして、偽ラブレターをやめるようにした。送別会の日、伊集院連隊長が旭川に転勤になることを聞いた山岡は、雪子をたずねた。山岡は最後の手紙の主が雪子だと思ったのだ。山岡は雪子の手を握り、別れの言葉を残して帰った。夜の町を「さようなら」と大声をあげながら歩きつづけた。
スタッフ・キャスト
映画レビュー
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