今宵限りの恋

解説
ハーマン・ローチャーのオリジナル脚本を『水曜ならいいわ』(日本未公開)で認められたTV出身のロバート・エリス・ミラーが監督した風俗もの。撮影はダニエル・L・ファップ、音楽はミシェル・ルグランが担当した。出演は「女狐」のサンディ・デニス、「ドリトル先生不思議な旅」のアンソニー・ニューリーほか。製作は「動く標的」「カレードマン 大胆不敵」のコンビ、ジェリー・ガーシュインとエリオット・カストナー。
1968年製作/アメリカ
原題または英題:Sweet November
あらすじ
サラ・ディーバー(サンディ・デニス)とチャーリー・ブレーク(アンソニー・ニューリー)の2人は、知り合うなり急速に親しくなっていった。サラはブルックリン・ハイツに住み、アパートを人に貸してそのあがりで生活しているというみるからに奇妙な娘。一方、チャーリーは若いながら箱の製造業主である。チャーリーがサラのアパートに行くと、風変わりな訪問客が「まだ10月じゃないか!おあと交代は早すぎるぜ」と叫ぶのだった。事情をのみこめないチャーリーにサラは説明した。自分は毎月男をとりかえている。彼らは悩みごとをかかえて彼女のアパートを訪れ、寝起きをともにして1ヵ月経つと、必ず、ある満足をつかんでアパートを去っていく。そしてチャーリーにも悩みごとがあるとにらんだサラは「それじゃ11月の男になりなさいな」と、やさしく誘いかけた。こうして2人の、甘い11月が始まったのである。ある朝チャーリーは変わったノートを発見した。彼の生活の一部始終が克明に記載されている。彼のことばかりではない。サラは、関係したすべての男のことをノートしていた。1週間が過ぎ、チャーリーは本気でサラを愛し始めていた。だが一方、サラの方は、目立って健康がすぐれない。彼女の薬箱は錠剤でいっぱいだ。チャーリーの胸は痛み、自分に彼女の愛の深さを訴え続けた。11月が終わっても一緒に生活したい……。しかしサラは冷たく拒否し追憶の中でのみ愛は永久に生き続ける、というのだった。チャーリーは、かつての男たちに会い、彼女の病状の悪化を伝え、自分の真情を吐露した。だが彼らは、サラが毎月、男を変えるのは忘れ去られることへの恐怖からだという。彼女の生命は、あまり長くはないのだろう。やがて11月が終わり12月の男が選ばれた。だがサラも、チャーリーを本気で愛し始めていたのかも知れない。「君のことは永久に忘れない」と言いおえて去るチャーリー。彼を見送るサラの瞳は涙でいっぱいだった。
スタッフ・キャスト
映画レビュー
映画.com注目特集
3月21日更新
【衝撃の問題作】なぜ世界は本作に熱狂する?この村は人を喰ってる――“絶対的支持”の理由を解説
提供:ディズニー
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ
【あまりにオススメされるので、シリーズ未見だけど観てみた】結果は…ハマるまでのリアルドキュメント
提供:ツインエンジン【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI注目作品ランキング
1
ウィキッド ふたりの魔女劇場公開日 2025年3月7日
2
35年目のラブレター劇場公開日 2025年3月7日
3
映画ドラえもん のび太の絵世界物語劇場公開日 2025年3月7日
4
お嬢と番犬くん劇場公開日 2025年3月14日
5
ロングレッグス劇場公開日 2025年3月14日
映画ニュースアクセスランキング
- 昨日
- 先週
1
養女に迎えた7歳の少女の“正体”は、本当に成人女性なのか? 全米を騒がせた実話を基にした衝撃作、配信開始2025年3月20日 09:00
2
実写「白雪姫」“7人のこびと”おとぼけ役は風間俊介「願いが叶いました」2025年3月20日 07:00
3
WEST.主演映画「裏社員。スパイやらせてもろてます」に恒松祐里が出演! 全編関西弁でヒロイン役に挑戦2025年3月20日 12:00
4
【インタビュー】柳楽優弥×笠松将「ガンニバル」完結編を“3つのキーワード”で語り尽くす2025年3月20日 11:00
5
高橋文哉&西野七瀬にもたらした、瀬々敬久監督からの大きな財産【「少年と犬」インタビュー】2025年3月20日 12:00
1
ニコラス・ケイジの変貌ぶりがヤバすぎて主演女優の心拍数が「76→170」に跳ね上がる「一生忘れない」2025年3月11日 18:00
2
櫻井翔×北川景子「映画 謎解きはディナーのあとで」3月29日に放送2025年3月14日 16:00
3
「日曜アニメ劇場」3月16、23日に「宇宙戦艦ヤマト2199」劇場版2作を放送 30日は「ルパン三世VSキャッツ・アイ」2025年3月14日 18:00
4
【閲覧注意】台湾ホラー「ガラ」5月9日公開決定! 衝撃の日本版ビジュアル&予告編&場面写真を一挙公開2025年3月10日 08:00
5
【第48回日本アカデミー賞】最優秀作品賞は「侍タイムスリッパー」 安田淳一監督&山口馬木也が涙2025年3月14日 22:55