エージェント・マロリー
劇場公開日:2012年9月28日
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解説・あらすじ
「トラフィック」「オーシャンズ11」のスティーブン・ソダーバーグ監督が、全米女子格闘技界でトップクラスの人気・実力を誇る女性格闘家ジーナ・カラーノを主演に迎えて描くスパイアクション。スパイ業界にその名を轟かせるエージェント、マロリー・ケインは、何者かに殺人の濡れ衣を着せられ、国際的な指名手配犯に仕立て上げられてしまう。疑惑を晴らすため孤軍奮闘するマロリーは、やがて驚きの真実に直面する。ユアン・マクレガー、マイケル・ファスベンダー、マイケル・ダグラス、アントニオ・バンデラス、チャニング・テイタムら豪華男優陣が共演。
2012年製作/93分/G/アメリカ
原題または英題:Haywire
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2012年9月28日
スタッフ・キャスト
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2015年1月3日
映画評論
カラーノがいなければ使えない手法。ソダーバーグが映画小僧に戻っている
モニカ・ビッティではなくてパム・グリアだ。「唇からナイフ」のモデスティ・ブレーズよりも、やはりフォクシー・ブラウンやコフィーを思い出す。ララ・クロフトを演じたアンジェリーナ・ジョリーやキャット・ウーマンに扮したアン・ハサウェイに飛躍する人もいるだろうが、...
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映画レビュー
3.5つくづく、男って…
はっきり言って、大作ではない。二本立てなら、ラスト一本割引されないほう。朝一番に掛からないほう。レコードで言えば、B面。でも、出会うとほくほくと得した気分になること受け合い。「小気味良さ」とはこういうこと、と鮮やかに魅せてくれる93分だ。
原題『Hayware』は、1.干し草を束ねる針金、2.興奮、混乱、狂乱。あの邦画以上に「ひっちゃかめっちゃか」に展開する。雇われスパイ稼業から足抜けするマロリーに仕掛けられる、幾重もの罠。『トラフィック』『コンテイジョン』同様、舞台ごとにグレー、ブルー、イエロー…と色調が変わり、マロリーの活躍も八面六臂だ。逃げ、攻め、潜み、仕掛ける。
一方、対する男たちは概して精彩を欠く。主役級の俳優がズラリと揃っているのに、マロリー一人にかなわない。まあ、それでよいのだ。新しい恋人も、かつての恋人も、「なぜこんな男に、あのマロリーが?」と首をかしげたくなるが、そこは突っ込んではいけない。所詮は、マロリーの引き立て役なのだから。「絶対領域」の父親は別格として、唯一キラリと光るのは、ダイナーに居合わせたばかりに巻き込まれ、マロリーの逃避行に同行するはめになるメガネのにーちゃん。肩肘張らずカッコつけず、ひたすら慌てふためいているところがかえっていい。誠実ささえ感じさせる。続編を作るなら、ぜひ再登場願いたいところだ。世の中の男性諸氏も、半端なやせ我慢や背伸びより、全力で慌てふためくほうが好感が得られるらしい、と記憶にとどめておくとよいと思う。
ダメッぷりを競い合う悪役男優陣の中で、頭ひとつ出ていたのは、今が旬のマイケル・ファスビンダー。『プロメテウス』でのアンドロイド同様、どこか得体が知れず、おまぬけなのか切れ者なのか、と観る者の予想の振り子を大きく揺り動かし、楽しませてくれる。『ジェーン・エア』も彼あっての作品だった。今後にますます期待が掛かる。
それにしても、それにしても。マロリーの前にガチッと立ちはだかる、骨のある男はいないのか? しばし頭をめぐらし…思い付きました! 「ノー・ワイヤー、ノーCG、ノー・スタント」のないない尽くし、タイが誇るトニー・ジャー! 肉弾戦向きな彼ならぴったりです。さらには、『チョコレート・ファイター』の無敵少女も絡めば、面白さ倍増かもしれません。ぜひ続編は、アジアで熱い戦いを! かなり本気に期待します。
3.5アクションはいいがストーリーがちょっと難解
ジーナ・カラーノのアクションはなかなか良かった。
エージェントがあんなバチバチ殴り合いするかな?という疑問はあるけれど。
なぜストーリーがちょっと難解なのかというと、
1.コブレンツ(マイケル・ダグラス)、ロドリゴ(アントニオ・バンデラス)、ケネス(ユアン・マクレガー)の3人の背景が最初のうちは良くわからない
2.ケネスとマロリー(ジーナ・カラーノ)の関係が良くわからない
3.結局誰が描いた絵図なのかわかりにくい
から。
1については、コブレンツは政府系だから多分CIA、ロドリゴはスペインの諜報機関関係者、ケネスは諜報関係の荒事を請け負うタイプの民間軍事会社(PMSC)、ということが見ているうちにわかる。
わかるのだけど、そういう機関があるという知識を持っていてそこに当てはめることが出来ないと「???」と思ったままストーリーが進んでしまう。
ちなみにポール(マイケル・ファスベンダー)はMI6関連と言ってるけどタダの殺し担当、スチューダー(マシュー・カソビッツ)は後ろ暗い大富豪。特に言及がなかったけど、バルセロナ絡みならもしかしたらカタルーニャ州独立と絡みがあるかも。
2については、途中に出て来る会話から、マロリーはケネスの会社に所属していたが独立し、でもケネスの会社からの依頼は請け負う立場にあるとわかる。サラリーマンが独立して個人事業主になったようなもの。
ケネスのクライアントがマロリーに流れるのでは、という懸念もある。
ケネスとマロリーは人間関係は悪くなかったが、金とクライアントの関係でケネスはマロリーを消しても良いと判断した。
3については、コブレンツは「ケネスが勝手にやった、裏がいる」としか言っていなくて、マロリーはその裏というのがロドリゴだったとケネスが白状して知ることになる。
しかしこの計画-ジャーナリストを救出に見せかけて処理し、更にその処理者としてマロリーをスケープゴートに仕立て上げる-は、コブレンツも了解済みだったはず。
コブレンツは知らなかった風でマロリーと会話しているが、ケネスにマロリーを使うよう強く要請したのはコブレンツだし、ロドリゴにマロリーから電話があったことを知らされてマロリーにコンタクトをわざわざ取ったわけだから、この計画はコブレンツも知っていて進んでいたはず。
ただ、コブレンツは政府機関(もうCIAとしてしまおう)の人間なんで、マロリーがターゲットにしたらそれこそ全力で潰されるだけ。それだけの力があるからコブレンツはしれっとリクルートを提案する。
マロリーが邪魔ならコブレンツとマロリーが会ったタイミングでさっさと殺してそれから帳尻合わせれば済むのに、それをしなかったのはやっぱりマロリーが惜しい人材だと思ったからなのか。
多分、CIAが噛んでいてもこの計画は金とパイプを作ることが目的で、国際情勢的意義は少ない。なのでCIAが表立って動かずに下請け(ケネス)に出した案件なのだろう。
だからマロリーが暴れてもCIAとしては被害は無く、一方CIAも表立って動くわけにはいかない。
最後、ロドリゴの所にマロリーが現れ、そこで映画は終わるけど、その前のコブレンツのリクルートの件があるので、ロドリゴは殺されることは無いと予想される。ロドリゴを殺したらCIAは敵に回るのははっきりしているから。
チャニング・テイタムと同じくらいは痛めつけられるかもしれないけど。
2.0ヒロインのアクションだけを見せる映画でドラマ性はゼロ
他の方々のレビューにもあるとおり、ジーナ・カラーノのアクションを見せるためだけに作られた映画。本物の格闘家だと知らなかったが、そう言われてみれば確かにアクションに無理がないような気がする。
あとはアクションを引き出すため、民間の裏仕事業者とそこに依頼する各国諜報機関、闇組織らしきものが設定され、おっそろしくチープな組織内の裏切りと報復合戦が延々と展開される。
ま、ヒロインのファンには垂涎ものの作品なのだろうが、ドラマ性はゼロ。暇つぶしにはいいかもしれないが、まったく印象に残るシーンはないw ソダーバーグにユアン・マクレガー、マイケル・ダグラス、マイケル・ファスペンダー、アントニオ・バンデラス…何のためにこんな豪華メンバーを揃えて、無駄遣いしたんだろう??
4.0タイトルなし(ネタバレ)
頭の中空っぽにして、彼女のアクションを見る映画だ。
しかし、彼女には相手を倍にしても、あそこを狙って攻撃をしてもらいたかった。やはり、格闘技と言うルールの中でのアクションだと思う。もっと汚い手を使って、男をバッタバッタとやっつけるそんな姿を見たい。
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