アウトロー
劇場公開日:2013年2月1日
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解説・あらすじ
トム・クルーズが一匹狼の元軍人ジャック・リーチャーに扮し、難事件解決に挑む姿を描いたアクションサスペンス。英作家リー・チャイルドによるハードボイルド小説を、「ユージュアル・サスペクツ」のクリストファー・マッカリー監督・脚本で映画化した。米ペンシルバニア州ピッツバーグの郊外で、白昼に6発の銃弾が放たれ5人が射殺される事件が発生。元米軍スナイパーのジェームズ・バーが逮捕されるが、かつて米軍で秘密捜査官を務めていたリーチャーは事件の不審な点に気づき、真相をあぶりだしていく。ドイツの鬼才監督ベルナー・ヘルツォークが悪役で出演している。
2012年製作/130分/G/アメリカ
原題または英題:Jack Reacher
配給:パラマウント
劇場公開日:2013年2月1日
スタッフ・キャスト
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映画レビュー
2.0潔く投げっぱで去る無法者
「ナイト&デイ」が自身のパロディであるならば、これは自身の集大成的な感じ。
しかし残念ながら、集大成、という感じには見えず、地味、という何たる失礼な雰囲気を抱かせる。
本作も「ナイト&デイ」に引き続き、トムを楽しむ上級者編的な楽しみ方をしないといけない。
いちいちめんどくさいな、トム。
でもそこが好きだけど。
本作、最初から70年代、80年代にあった犯罪もののような雰囲気をだしつつも、観客に違和感をずっと抱かせながら進んでいく構成が新しい。
その展開はミステリー的な趣も含んでいるため、前半は目が離せない。
途中なんでこんなシーンいれるの、とか、なんかいちいち遠回りしてんなあ、とか思ってみていたが、なんとかもってこれていたのは、この前半の緊張感のおかげである。
ただし、これらは結局大して意味の無いシーンだったことは内緒だ。
またトムの登場を背面からカメラが追い、対面する女性がトムの例の「ニヤケ顔」にうっとりする姿をいちいち映してくれる。ニヤケ顔トムの降臨である。やはり彼はこうでなくてはならない。
こりゃ、普通に傑作かもしれんぞ?とここまでは思った。
ところが、ヒロインがトムのリアルに年相応すぎるぐらいの熟したオンナ弁護士のままで、途中の頭の悪いちぇんねえは結局パンチ一発で退場して、トムの発奮剤にしかならなかった、という色気のなさに少々ガックリ。
頭の悪いちゃんねえ、といえば、バーに絡まれ、表でケンカするとは何事だよ、トム?しかもこれがアクションシーンのハイライトの一つだったとは、まあ、ガックリ。
物語も後半急激に違う映画になっていく。そう、誰がつけたかしらないが、まさしく、「アウトロー」な展開になっていく。トムがアウトローなのではなく、中身が「無法者」だったというオチ。
「ん、てめえっ!むかついたぜ!ブチ殺してやるぜ!」
という自身の約束を守るがためだけに乗り込み、サドっ気たっぷりに撲殺して、はい、終わりっ!
オンナ弁護士が、「あれはどうなの、これはどうするの?」
トム「ブチ殺したんで、終わりだよ。証拠?そんなものしらない」
セリフにまでしちゃった見事なブン投げっぷり。
うーん、素晴らしいっ!!さすがトム、一歩先に進化しましたね。
ほか
カメラがいちいち、被写体の視線を追って登場人物をフレームインさせたり、被写体の背後に回りこんで、サプライズ感を出そう、出そうとしていて、ちょっとウザイな、とかおもっていたら、アノじじいが登場!!
そういや、車つながりかあ。
全くの気のせいだけど、このときのトムは当時のような顔をしていた。あの映画大好き(レビュー参照)だから、あのじじいの登場はすげえ嬉しかったね。
まあ、このじじいの必要以上の活躍で映画の質は数段落ちてしまったが。
ほか
クライマックスのサドっぷりを発揮するシーンでは雨が降っている。このときのトムはニヤケ顔含め、水分を肌にあて、艶っつやである。
さあ、次回作もあのじじいと共演し、雨に降られようか、トム。
4.5トム・クルーズがトム・クルーズだからこそ成立した映画
主人公のジャック・リーチャーは、原作ではトム・クルーズとは似ても似つかない巨漢として描写されていて、トムクルのシリーズが二作目までで続きそうにない現状(2020年春時点)ではリブートが企画されていて、ドウェイン・ジョンソンなんかが候補に挙がっているという。確かにそれはそれで似合いそうだし、原作ファンも納得するかも知れない。
ただ、本作に関しては、歯ブラシひとつで旅をする元軍人の風来坊で、男前でほどよく女好きで、悪を許せず、つい厄介事に首を突っ込み、『用心棒』の三船敏郎よろしくほとんどひとりで解決してしまうという、とても現実ではありえないヒーロー像がトム・クルーズの個性とぴったりシンクロしていた。
アドレナリンジャンキーの正義漢というキャラは大抵の映画のトム・クルーズに当てはまるのだけど、そういうセリフイメージが一番ストーリーやキャラクターとしっくりきた例として、個人的には「トム・クルーズ映画」のベストの一本だと思っている。特にラスト、長距離バスで男女の痴話喧嘩が聞こえてきて、こんな小さい一件にも思わず首を突っ込もうと立ち上がるところで終わるラストシーンに、ああ、あんたはジャック・リーチャーだもんな!しょうがないよ!と思えたことが、この映画の成功を証明していると思っている。
4.0ハードな正義つらぬき系
自信タップリで相手を倒す系は嫌いでは無いので面白い。
もう何回も観ているがあらためて見直した。
真面目な女弁護士がモーテルで勘違いするところはかわいい。
3.5最後に
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