劇場公開日:2010年11月6日
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解説・あらすじ
「グラインドハウス」(07)のために製作したフェイク予告編をもとに、ロバート・ロドリゲス自身が1本の映画として作り上げたB級アクション。メキシコの麻薬王トーレスを追跡していた麻薬捜査官マチェーテは、トーレスの罠にはまり家族を皆殺しにされてしまう。数年後、米テキサスへ逃亡し、肉体労働者として糊口をしのいでいたマチェーテにテキサス州の上院議員暗殺を持ちかける人物が現れる……。タイトルロールにダニー・トレホ。共演にスティーブン・セガール、ロバート・デ・ニーロ、ジェシカ・アルバ。監督はロドリゲスとイーサン・マニキス。
2010年製作/105分/R18+/アメリカ
原題または英題:Machete
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2010年11月6日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロバート・ロドリゲス
- イーサン・マニキス
- 脚本
- ロバート・ロドリゲス
- アルバロ・ロドリゲス
- 製作
- ロバート・ロドリゲス
- クエンティン・タランティーノ
- エリザベス・アベラン
- アーロン・カウフマン
- リリアーナ・ニコリック
- リック・シュワルツ
- 撮影
- ジミー・リンゼイ
- 音楽
- ジョン・デブニー
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映画.com LOVES 超B級映画「マチェーテ」 ~映画を愛するすべての映画ファンへ~
タランティーノの「グラインドハウス」から出現し、ある意味本家を超えてしまった超B級映画「マチェーテ」! 映画ファンならこの映画を観ないわけにはいかない!
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映画評論
観客の思惑を逆手にとった荒唐無稽な笑いに、笑いが止まらない!
企画の発端が「グラインドハウス」の劇中にロバート・ロドリゲス監督がつくった「フェイク予告編」である点が荒唐無稽さを120%物語っている。全編のどこを切っても、パルプマガジン風かつコミックマガジン風の通俗的な愉しさ満載で、強度なバイオレンスに適度なエロスが...
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映画レビュー
1.0開き直ってゴミづくり
ピンク映画なら知ってるが、B級映画ってよくわからねえ。そういや80年代の映画のパンフレットによく書いてあったな。
全国公開もの、というんと、豪華キャスト(正直これはどうでもいい)、むさいおっさんが美女とからむ、ってんでヘンリー塚本展開(おっとヘンリー氏の作品に美女はいなかったな)を期待したんだが
まあ、あけてみたらまあ、つまんね、つまんね。
豪華キャストってのも、よくよく考えてみれば、すでに終わっている人ばかりで、これでもう一咲きするぜ!!ってマジで思ってそうで泣けてくる。というかロドリゲス監督が一番そう思ってそうだな。
開き直ってとか、原点にかえってとか、そういうのはありだと思う。しかしうちの兄貴が映画を取るんじゃないんだ。開き直ってバカ映画を作って、中身がまるで面白くないのは、イカンだろ。そのくせ、汚い画面とせこいエロとかっこ悪いバイオレンスしかないのが、B級映画っていうのなら、そんな映画腐るほどあるんだから、オレやりましたよ!みたいな恥ずかしい主張はしてほしくないね。
4.5全編がスリリングなB級アクション映画。面白い!
全編がスリリングなB級アクション映画。原作はアニメなのだろうか?コスチュームも動きもアニメっぽいせいかグロさをほとんど感じない。主人公がとにかく強すぎて、安心して見ていられるのも良い。ロバート・デニーロの最期は良い意味で想定外だった。
5.0痛快!Fake(うそ)から出た映画(まこと)
サイコー!この映画大好きです!何回みても楽しめる!テンション上げまくり!未成年には見せ~ねん、なんてR-18映画なんですけどね。
もともとは、『グラインドハウス」に挿入されていたフェイクの予告編。そこから一本の映画にしちゃうってんだから、ホンッと驚きました。
それも、70年代の雰囲気そのままで、冒頭から、エロありグロありのハイテンションムービー。
最初のグロいシーンは、「ランボー4」のCGまるだし虐殺シーンなんて目じゃない生々しさ。手が飛ぶ!首が飛ぶ!「片腕マシンガール」とまではいきませんが流血の雨もすごいです。
それからエロ。綺麗な裸の女性を服も着せずに連れてっちゃうの・・・なんて思ってたら、いきなり裏切られちゃって超ピンチ!
とにかく、ご都合主義もお構い無しで、楽しめる作品です。メチャ面白い!
ちょっとみるとB級臭がプンプンなんですが、出ている俳優さんは、一流どころばかりですね。
まず、大好きなジェシカ・アルバが捜査官。強いのか弱いのかよくわからない範囲で頑張ってくれます。とにかく可愛いから何でも許せちゃう。おまけに、今回の映画化にあたっては、ヌードシーンもありました。(結局CGのウソだったみたいですけど・・・)
そして、あのロバート・デニーロ!これまた、大好きな俳優さんですが、今回は悪徳政治家バリバリです。殺人シーンをビデオに撮ったりしても全然平気。とは言っても、ちょっとかわいそうな部分もあったりして・・・。
沈黙のセガールも悪役として登場します。すっかり恰幅がよくなってて・・・ただ、冒頭のあのシーンから、どうやってマチェーテが助かったのかが今だに不思議ではあるのですが。
ミシェル・ロドリゲスも今作品で大活躍ですね。あの豊満なセクシーボディもさることながら、眼帯はめて銃をぶっ放す!とにかくすごい!
あのリンジー・ローハンが尼さんのコスプレで銃を撃ちまくる。ミニスカナースも銃を撃ちまくる。神父さんまで銃を撃ちまくる。
もう全編がばかばかしいくらいのガンアクションの連発!ホンっと楽しかった。
主役のマチェーテ、メチャクチャおやじのブ男ヒーローなんですが、まぁ、モテる。あのジェシカ・アルバオヤジと添い寝をしたり、ラストシーンはちょっとムッとしましたが・・・。(というよりうらやましかった。 )
とにかく、傷だらけになっても、なたを振り回して、強い、強い。ホンッと魅力的なキャラです。
この多彩な登場人物が織り成すストーリーなんだから、面白くないわけがない!
3.0ダニー・トレホを知ってるかい?一番死んでる男だよ!
スクリーンで殺された回数No. 1俳優ダニー・トレホ初の主演作。
監督はロバート・ロドリゲスとイーサン・マニキス。
【ストーリー】
メキシコの連邦捜査官だったマチェーテ(ダニー・トレホ)は、かつて麻薬王トーレス(スティーブン・セガール)と対立し、相棒と妻子を殺害されていた。
3年後、テキサスで庭師として働いていたマチェーテにブースという資産家から、不法移民への弾圧政策を推進するマクラフリン上院議員への暗殺を依頼されるのだが……。
さあダニー・トレホです。
一度見たら忘れられない、どえらい存在感のお顔をされた方です。
フィクションにこの人をキャスティングするなら、まず間違いなくメキシカンマフィアにするでしょう。
見ればわかる、このメキシカンな風来坊顔の濃さと強さ。
古くは『暴走機関車』(黒澤明原案)や『ヒドゥン』、『地獄のマッドコップ2』にも出てた、超ベテラン俳優さんです。
Wikipedia読んだら若いころ囚人役5回もやってますね。
元々本格的なワルで、服役経験もあるらしいので、そらガチな人がいた方が画面も締まるってもんでしょうが。
このお顔で恋愛ドラマやっても、持て余すのかなあと思っている読みすすめたら『デスパレートな妻たち』に出てました。まじか…(;・`д・́)…。
元々は『グラインドハウス』という、○○3本立て!みたいな場末の映画館を模したアンソロジー映画の偽予告編として制作された一編を、長編映画として完成させたもの。
ご本人曰く「いやー昔から企画はあったんだけど、やっと作れた」とのこと。
ダニー・トレホ、この時すでに65歳とおじいちゃんですからアクションはモッサリしてますけど、あの顔でマチェーテ(山刀)振りかざされたらそりゃ誰もがやられるわいと。
有無を言わせぬ説得力のある風貌という強烈な武器で、いろんな映画やドラマに出演して、そのたびにぶっ殺されてきたトレホですが、ついに主人公としてスクリーンに立ちました。バンザイ!
監督は『エル・マリアッチ』『シン・シティ』『銃夢』のロバート・ロドリゲス。
トレホにインスピレーションを得た「マチェーテ」をずっと温めてたそうで、よほど気に入ってるのか『スパイキッズ』にも登場させてます。
そしてマチェーテ本編も、あえてB級に作ったこの安物の手ざわりがたまりません。こだわりの方向性がさすがです。
脇を固める俳優も、デ・ニーロやらセガールやらミシェル・ロドリゲスやらドン・ジョンソンやらリンジー・ローハンやらやたらとビッグネーム。なんでみんなこんな安い画面で頑張ってるんです?そう、ありがとうの想いも込めてね!
続編『マチェーテ・キルズ』が大ズッコケしたというそのへんも含めて、まあなんか今年80歳になったトレホおじいちゃんの人望でこさえた、お祭り映画ですね。
ズッコケたのに第三作『マチェーテinスペース』の企画が、ジワジワ進行してるそうですが……(*ノ´□`)ノガンバレェェェェ!!
むやみに残酷な場面続出、ひたすら低俗な味わいの、でもトレホ好きにはたまらない一本ですよ。
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