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ソルト

劇場公開日2010年7月31日

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ソルト : 特集

2010年7月12日更新

アンジェリーナ・ジョリー主演最新作「ソルト」が7月31日より全国公開。ロシアスパイの容疑をかけられ、味方のCIAから追われる身となったCIAの分析官イヴリン・ソルト(ジョリー)が、真相を突き止めるため奮闘するが、果たして彼女の本当の正体は……? 数々のヒット作を生み出してきたアンジー主演の夏のアクション大作と聞けば、それだけで映画ファンの食指は動かないはずはない。しかし本作には、映画ファン、特に洋画ファンをうならせる要素が満載なのだ。

アンジェリーナ・ジョリー×スパイ・アクション=この夏、鉄板の洋画大作!
「ソルト」のココが映画ファンのツボ!

映画ファンは見逃せない、洋画サスペンスアクション大作
映画ファンは見逃せない、洋画サスペンスアクション大作

【ココがツボ!その1】ソルトはアンジー史上最強の女性エージェント!

アンジーの女性エージェント役にハズレなし。アンジェリーナ・ジョリーという女優には、エージェントのように、ある使命を持った強い女の役がよく似合うのだ。アカデミー助演女優賞を受賞してブレイクのきっかけとなった「17歳のカルテ」でも、アンジーが演じたのは、自分が納得できない束縛には全身全霊で抵抗し、精神病院に入れられても自分を曲げない少女だった。逆境の中で不敵な微笑みを浮かべるとき、アンジーの魅力は輝きを増す。

髪や服装を変えての華麗な変身・変装も見どころ どちらが本当のソルトなのか…?
髪や服装を変えての華麗な変身・変装も見どころ どちらが本当のソルトなのか…?

それゆえ、アンジーは優秀な女性エージェント役を演じることが多い。シリアルキラーを追う「ボーン・コレクター」(99)の分析力抜群の巡査アメリア・ドナヒー、「テイキング・ライブス」(04)のクールなFBI心理分析官イリアナ・スコット、「Mr.&Mrs.スミス」(05)の夫と激闘する暗殺エージェント、ジェーン・スミス、「ウォンテッド」の寡黙な凄腕スナイパー、フォックスと、数々のエージェント役を魅力的に演じてきた。

そんなアンジーが演じる女性エージェントの最新型が、本作のCIA分析官イヴリン・ソルト。彼女はロシアからの謎の密告者によりロシアのスパイだと告発され、CIAから追われるはめになる。また、ロシアの大統領が暗殺されたとき、その現場に彼女の姿があった。彼女はいったい何者なのか? 今回、アンジーが演じる捜査官は、これまでのような強さと美しさだけではなく、大きな“謎”をも備えているのだ。さらに、ドラマ設定がこれまででもっとも“リアル”なのも、「ボーン・アイデンティティー」シリーズ以降のスパイアクション映画に相応しい。アンジー演じる女性エージェント像は、「ソルト」でさらなる進化を遂げる。


【ココがツボ!その2】ソルトは映画史上最強の女性エージェント!

羊たちの沈黙」(91)でジョディ・フォスターがFBI捜査官クラリス・スターリングを演じて以来、名作サスペンス映画には女性エージェントが欠かせない。これがハリウッド映画の新たな法則になった。

他の女性エージェントにはないタフさがアンジーの魅力
他の女性エージェントにはないタフさがアンジーの魅力

それと並行して、実力派女優がその魅力を競うことになったのがこの役どころ。まず、大ヒット・アクションシリーズの上級エージェントを演じるのは、みなベテラン女優。「007 カジノ・ロワイヤル」 (06)、「007 慰めの報酬」(08)ではジェームズ・ボンドの上司Mをオスカー女優ジュディ・デンチが演じ、「ボーン・スプレマシー」 (04)、「ボーン・アルティメイタム」(07)ではCIA内部調査局長役を「ザ・コンテンダー」でアカデミー主演女優賞ノミネートのジョアン・アレンが演じている。

また、現場のエージェント役でも、話題の女優が多様なタイプの名女性捜査官を演じてきた。ヒラリー・スワンク(「インソムニア」警官)、ダイアン・レイン(「ブラックサイト」FBI捜査官)、ジェニファー・ガーナー(「キングダム 見えざる敵」FBI法医学調査官)、ケイト・ベッキンセール(「ホワイトアウト」連邦保安官)、ナオミ・ワッツ(「ザ・バンク 堕ちた巨像」検事局員)などだ。

しかし、これら昨今の女性エージェント像を思い出すと、アンジー演じる女性エージェントが一味違うのがよく分かる。アンジー演じる捜査官にあるのは、圧倒的な強さ。身体を使った激しいアクションも、不敵な微笑みににじむ不屈の精神も、アンジーだけが持っている。そんなアンジーが演じる最新型の女性エージェント、ソルトは、映画史最強のタフネスを発揮してくれるはず。


【ココがツボ!その3】もともとはトム・クルーズが演じるはずだった!

本作の主人公は、最初はトム・クルーズが演じる予定だった。が、彼にはすでに「ミッション:インポッシブル」というスパイ映画の代表作があったため降板。そこで主演することになったのが、アンジーだった。

トム・クルーズも真っ青のアクションに、人間味をプラス
トム・クルーズも真っ青のアクションに、人間味をプラス

しかし脚本は同じで、役名を「エドウィン」から「イヴリン」に変えただけ。アンジーは、クルーズが演じるはずだった過激なアクションに挑戦。徹底したトレーニングで身体を絞り込み、自分自身でアクションを演じることにこだわった。加えて、演技派オスカー女優として知られる彼女が演じることによって、単なるアクションヒロインに留まらない、巨大な謎にたったひとりで立ち向かうひとりの人間の苦悩が深く刻み込まれ、共感できる人間像が築き上げられているのだ。

アンジーのこの挑戦の背後には、彼女とフィリップ・ノイス監督の信頼関係もある。ノイス監督は、デンゼル・ワシントンを主演にベストセラー小説を映画化したサスペンス大作「ボーン・コレクター」(99)のヒロイン役に、ブレイク前だったアンジーを大抜擢した監督。つまり、アンジーの魅力をいち早く見抜いた監督なのだ。そんな2人が久々に2度目のタッグを組む本作には、2人の互いへの信頼と作品に賭ける情熱がたっぷり詰まっている。

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