ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト
劇場公開日:2008年12月5日
- 予告編を見る

解説・あらすじ
「ディパーテッド」「アビエイター」のマーティン・スコセッシによるモンスター・バンド“ザ・ローリング・ストーンズ”のライブ・ドキュメンタリー。2006年秋にニューヨークのビーコン・シアターで行われたライブの模様と、バンドのフロントマンのミック・ジャガーとスコセッシ監督のせめぎ合いが臨場感あふれる映像で収録されている。ライブには、ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトやクリスティーナ・アギレラも飛び入りゲストとして登場している。
2008年製作/122分/アメリカ
原題または英題:Shine A Light
配給:東北新社
劇場公開日:2008年12月5日
スタッフ・キャスト
“観る楽しさ”倍増する特集をチェック!
ストーンズ&スコセッシ ニューヨークプレミア会見(2)
──コンサートの演目(セット)リストについてですが、今回、よりブルージーでスロウなナンバー中心になったのは皆さんの年齢と関係しているのでしょうか?
この特集を読むザ・ローリング・ストーンズ シャイ... の関連作を観る
関連ニュース
スコセッシ監督、古代の難破船のドキュメンタリーを制作
2024年6月19日リッキー・ジャーベイス「The Office」スピンオフ、Netflixが獲得
2016年6月29日スコセッシ&ミック・ジャガーのロックドラマ、米HBOでシリーズ化決定
2014年12月10日マーティン・スコセッシ、グレイトフル・デッドのドキュメンタリー製作へ
2014年11月6日スコセッシ監督「ラモーンズ」伝記映画製作に着手
2014年9月1日リッキー・ジャーベイス「The Office」ブレントのその後を描く長編映画を製作
2014年8月10日
映画評論
ストーンズという大きすぎる素材。「作品」の枠に収めなかった決断を支持する
流星と思っていたらいつの間にか恒星に変わり、それでもやはり、いつの日かふたたび流星に戻って去っていくような気がする。40年以上に及ぶローリング・ストーンズの活動を思うと、こんな考えが浮かんで仕方がない。「シャイン・ア・ライト」を見て、私はその感をさらに深...
この映画評論・批評を読むフォトギャラリー
映画レビュー
4.5スコセッシVSミック・ジャガー?
スコセッシが自作で再三BGMに使ってきたローリング・ストーンズのコンサート映画を監督する。まさに大好きなバンドとの仕事でさぞや楽しかっただろう、と思いたいのだが、スコセッシの目論見は序盤からつまづいてしまう。さすがに現役最古にして最高のロックバンドは曲者ぞろいであり、特にミック・ジャガーに翻弄される様子がそのまま映し出されていて笑ってしまう。
特に綿密に準備したいのに、本番当日になってもミック・ジャガーからセットリストを教えてもらえず(ギリギリまで決まっていない?)やきもきするスコセッシの姿を観ていて、これはもしかしてストーンズというよりスコセッシのドキュメンタリーなのかも、と思ってしまう。
とはいえコンサート映画としてのクオリティは素晴らしく、スコセッシは一貫して観客席からの目線ではなく、バンドと一緒にステージ上に立っているような感覚を味わせてくれる。カメラは基本的にステージの上で、演者のすぐそばで演奏を観る臨場感は、ライブに行っても体験できないものだろう。
そして最後はまたスコセッシ御大の登場で〆る。考えたらスコセッシはウッドストックに映画スタッフで参加して以来、音楽映画の現場でミュージシャンのわがままに翻弄されることが多かった。それでもやっぱり音楽に足を突っ込まずにはいられない、そんなファン心理が宿った映画でもある。
4.5映像がもの凄い
2021年8月24日、チャーリー・ワッツが亡くなりました。
ストーンズのサウンドを支える、彼のタイトなドラミングが好きでした。
どうか安らかに。
2008年12月劇場鑑賞
わずか3000人弱の小さな箱(ストーンズとしては)のビーコンシアターでのライブを撮ったドキュメンタリー。
そして監督はマーティン・スコセッシ、もうこれだけで個人的に最高です。
ザ・バンドの「ラストワルツ」から30年以来?のライブドキュメンタリーというのもすごいですよね。
ライブ前散々セットリストを出し渋られ、焦らされるスコセッシが面白い。カメラに位置が決められないと気が気じゃ無いんですよね。
ミックの掌で転がされているようで、ちょっと可哀想でした。
そんなショウは「Jumpin' Jack」で幕を開けます。
作品は音も素晴らしいのですが、16台のカメラを使ったという映像がもの凄い。
とてもクリアでライブハウスで直で見てるようなんですね。
目の前をミックが駆け抜けて行ったような錯覚さえ覚える、映像の美しさなんです。
メンバーの表情までも良く見え、縦横無尽に駆け抜けるミック、じゃれ合う陽気なキースとロニー、そしていつものようにそれを見ながら淡々とプレイするチャーリー、皆本当に楽しそうなんですね。
一番印象的なシーンは何といってもキース。オーディエンスにピックを飛ばすんですけど、これが仕草もその映像も最高に格好良いんですよ。
キースの「やるよ」って表情が本当に良い。
ゲストもバディガイ、ジャックホワイト、クリスティーナ・アギレラと実にストーンズらしく豊富。
この、ステージの面々がありのまま切り取られた感じが素晴らしかった。
駆け抜けるように過ぎていって、気がつくとラスト「Satisfaction」。
それにしても盛り上がったショウでした。
ふと気がつくと「Shine a Light」がセットリストに入って無いんですね。タイトルなのに何故?ってなります。一応ラストにオーディオで流れるんですが。
そしてこのラストも実に良い感じ。
ライブという夢から覚めるような感じが面白かったです。
4.0ロック世代、即ち団塊の世代の締めくくり 壮大な同窓生記念写真だ
2006年NYビーコンシアターでの彼らの慈善コンサートの映画
さすがのライブパフォーマンスだ
スコセッシの映像もそんじょそこらのミュージックビデオとはクオリティが違う
だがスコセッシが本作を撮った目的と意義とはなんだったのだろうか?
頻繁に挟まれる彼らの若き日々でのインタビューの意味とは何か?
終盤にミックが60歳になってもやってる?と訊かれもちろんと笑顔で答える
そして冒頭、噛み合わない彼らとの打合せの為進まない撮影準備にカリカリと苛立つスコセッシが誰かに「ロックンロールなんだから……」となだめられて苦笑するシーン
これが対になっている
同じスコセッシ監督のラストワルツがザ・バンドの解散コンサートがヒッピー文化の終焉を活写していたように、本作はつまりローリングストーンズ、スコセッシ、冒頭リハーサル中に次々に記念写真を要求する功なり名を遂げた老人たち、このロック世代、即ち団塊の世代の締めくくりだったのだ
だから、スコセッシは自分の仕事光景まで撮らせ編集にも加えたのだ
壮大な同窓生記念写真なのだ
フィナーレシーンのように彼らは今退場しようとしているのだ
本作から10年以上経過して今それがハッキリと分かる
ラストワルツと本作は対になるロック映画であったのだ
4.5You Got Me Rockingが発売された頃にどハマりして初...
You Got Me Rockingが発売された頃にどハマりして初期作品まで遡って聴きまくっていた時期がありました。その時以来はストーンズまったく聴いてなかったのだけれど、この映画で再びハマりそう。
映画だけど映画じゃない。パフォーマンスを体感し、ロックを感じろ。映像はとても良かった。
スコセッシ監督が一流スタッフ揃えて撮った傑作。
映画.com注目特集
3月21日更新
【衝撃の問題作】なぜ世界は本作に熱狂する?この村は人を喰ってる――“絶対的支持”の理由を解説
提供:ディズニー
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ
【あまりにオススメされるので、シリーズ未見だけど観てみた】結果は…ハマるまでのリアルドキュメント
提供:ツインエンジン【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI注目作品ランキング
1
ウィキッド ふたりの魔女劇場公開日 2025年3月7日
2
35年目のラブレター劇場公開日 2025年3月7日
3
映画ドラえもん のび太の絵世界物語劇場公開日 2025年3月7日
4
お嬢と番犬くん劇場公開日 2025年3月14日
5
ロングレッグス劇場公開日 2025年3月14日
映画ニュースアクセスランキング
- 昨日
- 先週
1
養女に迎えた7歳の少女の“正体”は、本当に成人女性なのか? 全米を騒がせた実話を基にした衝撃作、配信開始2025年3月20日 09:00
2
実写「白雪姫」“7人のこびと”おとぼけ役は風間俊介「願いが叶いました」2025年3月20日 07:00
3
WEST.主演映画「裏社員。スパイやらせてもろてます」に恒松祐里が出演! 全編関西弁でヒロイン役に挑戦2025年3月20日 12:00
4
【インタビュー】柳楽優弥×笠松将「ガンニバル」完結編を“3つのキーワード”で語り尽くす2025年3月20日 11:00
5
高橋文哉&西野七瀬にもたらした、瀬々敬久監督からの大きな財産【「少年と犬」インタビュー】2025年3月20日 12:00
1
ニコラス・ケイジの変貌ぶりがヤバすぎて主演女優の心拍数が「76→170」に跳ね上がる「一生忘れない」2025年3月11日 18:00
2
櫻井翔×北川景子「映画 謎解きはディナーのあとで」3月29日に放送2025年3月14日 16:00
3
「日曜アニメ劇場」3月16、23日に「宇宙戦艦ヤマト2199」劇場版2作を放送 30日は「ルパン三世VSキャッツ・アイ」2025年3月14日 18:00
4
【閲覧注意】台湾ホラー「ガラ」5月9日公開決定! 衝撃の日本版ビジュアル&予告編&場面写真を一挙公開2025年3月10日 08:00
5
【第48回日本アカデミー賞】最優秀作品賞は「侍タイムスリッパー」 安田淳一監督&山口馬木也が涙2025年3月14日 22:55