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女は男の未来だ

劇場公開日:

解説

かつて同じ女性と付き合った2人の男が再会し、思惑が微妙に絡み合いながら旧交を温め合う素描風のドラマ。主役のムノに「オールド・ボーイ」のユ・ジテ。先輩のホンジュンには「JSA」のキム・テウ。2人の男を翻弄するヒロイン・ソナに「スカーレットレター」のソン・ヒョナ。監督は「気まぐれな唇」のホン・サンス。2年連続でカンヌ国際映画祭のコンペに出品されるなど、ヨーロッパで絶大なる人気を得ている。

2004年製作/88分/韓国・フランス合作
原題または英題:La Femme est L'avenir de L'homme
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2005年10月29日

あらすじ

大学で美術講師をしているムノ(ユ・ジテ)は、ソウル市内に妻と子供と一緒に一戸建ての家に暮らしている。初雪が降った日、アメリカ留学から戻ってきたばかりの学生時代の先輩で、今では映画監督をしているホンジュン(キム・テウ)と久しぶりに再会する。昼間から2人は中華料理店で酒を酌み交わし、思い出話に花を咲かせていた。しばらく飲むうち、ひとりの女の話で盛り上がる。名前はソナ(ソン・ヒョナ)―7年前、2人が付き合い関係を持った女である。2人はソナとの思い出をたどるのであった。<ホンジュンとソナ>夏の昼下がり。ソナは高校時代の先輩に出くわす。ソナは、その先輩に無理やりプチョンまで連れて行かれ、レイプされてしまう。次の日、そのことを聞いたホンジュンはショックを受けるが、ソナをホテルに連れて行き体を洗ってやる。そして汚れを落とすためにセックスをする。ホンジュンがアメリカへ発つ日。ムノがソナを連れ空港に見送りにやってくる。ソナに黙って旅立とうとしたホンジュンを、ムノは声を荒げ責めるのだった。空港のロビーで抱き合い、別れを惜しむホンジュンとソナ。そんな2人を遠くから恨めしそうに見つめるムノ。<ムノとソナ>ホンジュンが留学したことをいいことに、ムノはソナにアプローチを開始する。花束を手にソナを訪ねる。ソナにキスをするムノ。その気になったムノはソナのスカートの下を弄ろうとするが、拒絶されてしまう。気まずい空気が流れる―。知り合いの結婚式で、ムノはソナと再会し、次の日のデートを取り付ける。翌日、待ち合わせ場所に現れたソナは、まるで別人のようなパーマを髪にかけていた。ムノは気に入らない様子。2人はムノの家に行き、誰もいないことをいいことに部屋でセックスする。すぐに終わってしまうムノ。現在、ソナはプチョンのホテルでバーを開いているらしい。酔った勢いで、ホンジュンはソナに会いに行こうと言い出す。最初は嫌がっていたムノもしぶしぶ付き合うことに。2人は雪の中タクシーを飛ばす。突然の訪問にソナはそれほど驚きもせず、仕事が終わるまで待つよう2人に告げる。2人は酒を飲みながら居酒屋で待つことに。そこへソナが現れる。ソナの部屋へと場所を変え、3人で飲み直す。過去を引きずっている2人は、ソナを前に互いを牽制し出し抜こうとする。女にだらしない男といい加減な男とそんな男を受け入れる女。はたして、ソナは彼らの“未来”になるのだろうか?

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第57回 カンヌ国際映画祭(2004年)

出品

コンペティション部門
出品作品ホン・サンス
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