ミネソタ大強盗団
劇場公開日:1972年9月2日

解説
西部史に名高いコール・ヤンガーとジェシー・ジェームズを主人公にした新人フィリップ・カウフマンの西部劇。製作はジェニングス・ラング、監督・脚本はカウフマン、撮影はブルース・サーティーズ、音楽はデーブ・グルーシン、編集はダグラス・スチュワートが各々担当。出演はクリフ・ロバートソン、ロバート・デュヴァル、ルーク・アスキュー、R・G・アームストロング、ダナ・エルカー、ドナルド・モファット、ルーク・アスキューなど。
1972年製作/アメリカ
原題または英題:The Great Northfield Minnesota Raid
配給:ユニヴァーサル=CIC
劇場公開日:1972年9月2日
あらすじ
1876年、中西部一帯を荒し回っていたコール・ヤンガー(クリフ・ロバートソン)とジェシー・ジェームズ(ロバート・デュヴァル)が率いる一味を免罪にしようという動きがあった。だが、彼らに襲撃され痛い目にあっていた鉄道会社は、州議会の決議をワイロでくつがえす一方、執拗に追手をさしむけた。世間の動きを敏感にキャッチしたコールは銃を捨て、土に返るべきだと思ったが、こういうゴリ押しが通る世の中である以上、自分たちも金で自由を買おうと考えた。広告で見かけたミネソタ州ノースフィールドにある銀行を襲撃しようとジェシーに話すと、彼らはすぐ仲間を引き連れ出発した。ジェームズ兄弟よりも先にノースフィールドへ着いたコールは、牛の買い入れ業者をよそおって銀行家にとり入り、仲間たちを警備員として送り込むなど準備にとりかかる。町ではベースボールなるものに興じたり、蒸気自動車が動くなど、コールたちの目を見はらせた。やがて町に着いたジェームズ一行と合流し、一味は1つになった。襲撃計画をことこまかに説明したコールは、ジェシー、チャドウェルと共に中に入り、残りの部下を外で待機させた。しかし、襲撃は計画通りにはいかなかった。1人が金庫の中に閉じこめられ2人が殺された。一行は追手をまくために、ジェシーの家に身を寄せることにした。しかし、その家もすぐ発見され、外出していたジェシーだけが辛くも助かった。コールは全身に十数発の銃弾を浴びたが命だけは助かった。
スタッフ・キャスト
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映画レビュー
5.0コールヤンガー目線で描かれたジェシージェームズ強盗団
無法者ジェシー・ジェームズ達によるノースフィールド銀行強盗事件の前後を仲間のコールヤンガー目線で描いた作品で「ジェシー・ジェームズの暗殺」という映画を見てこの人物に興味を持ち今回見ようと思った
日本人にあまりなじみのない人物だから予備知識が無いと面白くない映画であんまり人にはお勧めできない作品だけれど、途中に出てきたピクニックの余興のような緩い野球、蒸気で動く車やオルガンこれらは一見の価値があるのではないかと思った。
激情型の性格でしたたかなジェシー・ジェームズ
入念に準備をする慎重な性格のコール・ヤンガー
物語の最期、ジェシーは仲間を見捨ててのうのうと逃げだすもそのあとに裏切られて射殺される
コールは襲撃され逮捕されるも出所、1916年まで生きて新時代を見た・・・
ラストを見て中国のことわざ「塞翁が馬」が頭をよぎった。
実在の人物を描いた作品だけれど、人生はどうなるかわからないそんなことを考えさせられた
3.0楽しい旅で前半が終わってしまう
総合55点 ( ストーリー:50点|キャスト:60点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )
アメリカでは有名な強盗団ジェシー・ジェームズ一味の話だが、彼らに馴染みのない自分としては、いきなり登場する人物たちと彼らの物語の流れを把握しづらい。彼らを悪人でも英雄でもなく、当時の生き様をありのままに人間臭く描くのは良い。だが前半で、ただひたすらに彼らのはしゃぎながらの旅をのんびり長々と描かれても退屈。後半は盛り上がってくるものの、たくさんの登場人物が誰が誰だかわからないし、旅の場面が多い物語の構成が悪い。どうでもよい細かいところの描写に良さがあるものの、重要な物語の芯がしっかりと描かれていない。
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