ヒッチャー(1986)
劇場公開日:2021年1月8日
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解説・あらすじ
「ブレードランナー」のルトガー・ハウアーが謎の殺人ヒッチハイカーを怪演し大ヒットを記録したサスペンススリラー。陸送の仕事をするジム・ハルジーは、シカゴからサンディエゴへと向かう砂漠地帯で、1人のヒッチハイカーを拾う。その男ジョン・ライダーは、ハンドルを握るジムの喉元にナイフを突きつける。一瞬の隙を見てライダーを車から突き落としたものの、その後も彼は執拗にジムを付け狙う。警察やウェイトレスのナッシュも巻き込み、事態は最悪の方向へと転がっていく。主人公ジム役に「アウトサイダー」のC・トーマス・ハウエル。「ボディ・ターゲット」のロバート・ハーモン監督がメガホンをとった。2021年1月、東京・シネマート新宿ほかにてHDニューマスター版をリバイバル公開。
1986年製作/97分/アメリカ
原題または英題:The Hitcher
配給:アンプラグド
劇場公開日:2021年1月8日
その他の公開日:1986年5月3日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
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映画レビュー
4.5リバイバルのおかげで改めて知った本作の美しさ
なにせVHS時代の映画であり、テレビのロードショー番組で観た印象が強かったので、これほどまでに撮影の美しい映画だったのかと改めて気付かされた。
世の中には理由の有無に関わらず酷い暴力は存在していて、いつなんどき晒されるかわからないというテーマ性は、最近ならS・クレイグ・ザラー監督などに受け継がれている。決して短絡的なジャンル映画でないことはわかっていたつもりだが、『刑事ジョン・ブック 目撃者』でハリウッドデビューしたばかりのジョン・シールが撮影監督を務めたこともあって、ルックとしても妥協のない一級品に仕上がっている。B級のカルト作とは趣きが違う、堂々たるアート作品だと思う。
本作の立案者でもある脚本のエリック・レッドの監督作『ジャッカー』もドライブを主軸に置いたとても好きな映画だが、レッドも本作の監督ロバート・ハーモンも、その後のキャリアで本作を超えたとは言い難い。素材、演出、撮影、演技、すべてが揃ったことで、関わった誰もが思っていた以上のものが生まれてしまったのではないか。まさに映画が起こした奇跡のひとつだと思う。
4.0詳述せずに恐怖を描く、引き算の美学
初めて観たのは日曜洋画劇場か何かだった気がする。当時、小学生だった私はルトガー・ハウアー演じる謎の男が怖すぎて、途中で観るのをやめた。だが40代の今、ニューマスター版となって帰ってきた本作を再見すると、これがビックリするほど面白かった。かつては幼心に「どうして殺人鬼を乗せちゃうんだろう?」と不思議でならなかったが、改めて見ると、何も無い一本道で主人公がウトウト眠りかけ、眠気覚ましの話し相手が欲しくて彼を乗せたという、いわば心理的な流れがきちんと描かれていることに驚かされる。これに加え、本作の鑑賞中、頭の片隅にずっと「殺人鬼はもしかすると彼の分身なのでは?」という仮説が残存するのも面白い。何を描くか、描かないかを慎重に見極めた本作だからこそ、詳述しない部分がかえって観る側の想像力を刺激する。何もかもがたっぷりと過剰だった80年代、この引き算の美学を実践できた本作は凄いし、だからこそ恐ろしい。
3.5ヒッチハイクは乗せたらあかん!
怖いよ…恐ろしすぎるやろあんなもん…親切にして殺されるってどないなっとんねん!ルトガーさんはブレードランナーでも印象的やったけど、あの何考えてるのかわからん目が恐ろしい。
あの青年、実はジョンライダー自身やったりせーへん?(謎に警察まいたし)って思ったけどそれは考えすぎやった様子。ただ単に理不尽ホラーって感じ。ナッシュが気の毒すぎて…あの子ええ子やったよ。
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