バターンを奪回せよ
劇場公開日:1966年12月13日
解説
イーニアス・マッケンジーとウィリアム・ゴードンのノンフィクション小説をベン・バーズマンとリチャード・H・ランドーが共同で脚色し、「蜃気楼」のエドワード・ドミトリクが監督した太平洋戦争史上における日本陸軍の汚点といわれる「バターン死の行進」を暴露した映画。撮影はニコラス・ミュスラカ、音楽はロイ・ウェッブが担当。出演は「危険な道」のジョン・ウェイン、「名誉と栄光のためでなく」のアンソニー・クインのほかフェリー・フランケリ、ビューラ・ボンディなど。製作はロバート・フェローズ。
1944年製作/アメリカ
原題または英題:Back to Bataan
配給:JIC
劇場公開日:1966年12月13日
あらすじ
真珠湾の奇襲攻撃以来、日本軍の南洋諸島での戦況は破竹の勢いであった。コレヒドール島のアメリカ将兵基地も猛烈な空襲をうけ、日本軍の手に落ちるのは時間の問題だった。ジョゼフ・マドン大佐(ジョン・ウェイン)はバターンの待避壕で日本軍の大空襲でかろうじて助かった。そして空襲が終わるといつものようにダリセイ(フェリー・フランケリ)の声で「降伏せよ」という放送が流れた。彼女はフィリピンの映画スターで、アンドレス大尉(アンソニー・クイン)という恋人がいたが、彼を裏切って日本軍の手先となったのだった。アメリカ参謀本部は、バターンの陥落必至とみて、ジョゼフ大佐に、退却への道を遮断されたフィリピン将校や、民間人からなるゲリラ隊の指揮を命じた。ついにバターンは日本軍の手に落ちた。日本軍の残虐行為はバターンの死の行進に代表されるように数限りないものであった。ジョゼフ大佐は死の行進を目撃した。この行進の中に偵察隊員アンドレス大尉がいて、奇跡的にゲリラ隊に加わることが出来た。この頃マッカーサーは「アイ・シャル・リターン」の言葉を残してオーストラリアに去った。いつしか「バターンに帰れ」という言葉は兵士たちの合言葉になっていた。アンドレスはフィリピンを捨てて逃亡したアメリカ軍にいらだちを感じ、罪のざんげに教会へ来るダリセイと密かに会って、日本軍の情報をキャッチした。彼女もやがてゲリラ隊に参加を誓った。ゲリラ隊は日本軍の独立式典に奇襲を加え成功し、この規模も次第に大きくなっていった。1942年6月4日、ミッドウェイ沖の大海戦を契機として、アメリカ軍の攻撃が続き、12月31日日本軍はガタルカナル島を撤退した。ゲリラ隊の新しい任務は日本軍の要塞へ潜入して防衛線を分断することだった。ジョゼフ大佐の指揮するゲリラ隊は激戦のすえ、日本軍の要塞を破壊した。
スタッフ・キャスト
映画レビュー
3.0「バターンを奪回せよ」を観て・・
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3月21日更新
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