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タイムズ・スクエア

劇場公開日:

解説

ニューヨークの中心タイムズ・スクエアを舞台に自由を求めて街に飛び出した孤独な少女とミュージシャンめざして苦闘する少女2人の心の触れ合いを描く青春映画。製作総指揮はケビン・マコーミックとジョン・ニコレラ、製作はロバート・スティグウッドとジュイコブ・ブラックマン、監督はこれがデビュー作のアラン・モイル。彼とリーン・アンガーの原案を基にジェイコブ・ブラックマンが脚色。撮影はジェームズ・A・コントナー、音楽プロデューサーはビル・オークス、製作デザインはスチュワート・ワーツェルが各々担当。出演はトリーニ・アルヴァラード、ロビン・ジョンソン、ティム・カリー、ピーター・コフィールドなど。

1980年製作/アメリカ
原題または英題:Times Square
配給:東宝東和
劇場公開日:1981年6月20日

あらすじ

活気溢れるニューヨークの一角。音楽狂の15歳の少女ニッキー(ロビン・ジョンソン)は、今日もギターをかかえて自作の曲を演奏中だ。しかし、ボリュームをあげすぎたため、トラブルを起こし、精神障害の疑いをかけられ病院に収容されてしまった。そのころ<タイムズ・スクエア再開発>をめざす完全主義者の若手政治家デイビッド・パール(ピーター・コフィールド)の1人娘パメラ(トリーニ・アルヴァラード)は、孤独な気持ちを抑えることができず、深夜放送の人気DJジョニー・ラガーディア(ティム・カリー)に救いを求めた。ジョニーは、パメラの手紙を読みあげ、自由にはばたけと励ます。デイビッドは、そんな娘の状態を心配して病院に入院させるが、そこでパメラは、ニッキーと同室になり、ニッキーの男の子のようなエネルギッシュな性格に興味を抱いた。そして、こっそり病院をぬけ出し、ニュージャージーに向かう2人。パメラが誘拐されたと思い込むデイビッド。初めて父のもとを離れたパメラは、ニッキーと共に様々な体験をする。トップレス・バーで、幼いコスチュームで踊り、ニッキーは自作の歌を歌い、大好評を得る。これを影ながら見守るジョニー。3人の間には友情が芽ばえていた。やがて2人の少女はスリーズ・シスターズ(がらくた姉妹)と称し、そこらじゅうのTVを破壊しはじめた。しかし、この激しくベギラギラした生活は彼女らを疲れさせた。現実のきびしさを痛烈に感じたニッキーは自殺まで試みるが、これを救ったパメラの励ましで、遂に念願だったコンサートをタイムズ・スクエアで行なうことにする。当日、ラジオから流れるジョニーのインフオメーションで、タイムズ・スクエアにぞくぞく集まってくる少女たち。自作の歌を思いっきり歌った後、大歓声の中、ニッキーは、パメラに感謝の言葉を送ると、そのまま姿を消していくのだった。

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映画レビュー

3.0中二病のパメラ?

2018年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ストリート・ミュージシャンみたいに路上でエレキギターをかき鳴らす16歳のニッキー(ロビン・ジョンソン)。置いてあった車のライトを壊すもんだから、警察のやっかいになり、病院に収容される。一方、タイムズ・スクエア再開発を目指す若手政治家デイビッド・パールの13歳になる一人娘パメラ(トリニ・アルバラード)は『カッコーの巣の上で』を観たいのに許されない。などと、孤独をラジオDJのジョニー・ラガーディア(ティム・カリー)に“ゾンビ少女”と名乗り訴える。そうして精神病院で同室となったニッキーとパメラであった。二人は意気投合して、救急車を盗んで病院を逃げ出すのだ。

 「やることなすことが詩になる」とニッキーに対してパメラは言う。逃走事件となった2人に対し、DJジョニーは優しく語り掛ける。彼女たちは“スリーズ(はみ出し者)・シスターズ”と名乗り、クラブで歌い、盗みも働くし、テレビをビルの上から落とすというヤバい遊びまで覚えてしまった。だが、ニッキーは過激になる一方で、パメラは徐々に住んでいた廃屋から家に帰りたくなる。

 ちょうどパンクやニューウェイブというジャンルが流行ってた時代。スージー・クアトロ、ロキシー・ミュージック、ジョー・ジャクソンなどの音楽もかかっている。ニッキーの音楽の元は彼女の行動からみても、やっぱりパンクなんだろうな。“怒れる犬(Damn Dog”という表現もあったほどだが、暴れまくったら疲れてしまったみたい。

 どちらかと言えば女性向け、ティーネイジャー向けなのでしょうか。おっさんからすればジョニーやパメラパパに感情移入してしまう。終盤、ニッキー・マロッタは目の周りを黒く塗って登場する。これってバットマンのロビンっていうダジャレなんですかね?

kossy

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