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シンプルメン

劇場公開日:

    シンプルメン

    解説・あらすじ

    「アンビリーバブル・トゥルース」「トラスト・ミー」で高い評価を受けたニューヨーク・インディペンデント映画界の気鋭ハル・ハートリー監督が、父探しの旅に出た兄弟と2人の女性が織り成すドラマを描いたロードムービー。恋人に裏切られて逃亡中の泥棒ビルと、その弟で内気な大学生デニス。2人の父は、かつて伝説的な野球選手でありながら、現在はテロリストとして逮捕され刑務所にいた。兄弟は父に面会に行くが、父は刑務所から脱走していた。父を探す旅に出た彼らは、その途中でケイトとエリナという2人の女性に出会う。日本初公開は1992年(フランス映画社配給)。2014年、ハートリー監督作品4本を集めた特集上映で再公開。

    1992年製作/106分/アメリカ
    原題または英題:Simple Men
    配給:ジェイ・ブイ・ディー
    劇場公開日:2014年1月18日

    その他の公開日:1992年12月12日(日本初公開)

    原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
    ※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

    スタッフ・キャスト

    全てのスタッフ・キャストを見る

    受賞歴

    第45回 カンヌ国際映画祭(1992年)

    出品

    コンペティション部門
    出品作品ハル・ハートリー
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    映画レビュー

    4.5アナログ感あふれる劇場で90年代インディーズを観る

    2018年12月31日
    PCから投稿

    泣ける

    笑える

    幸せ

    大阪の第七藝術劇場で《ロング・アイランド・トリロジー》デジタルレストア版上映のひとつとして観た。この映画を最初に観たのはおそらく90年代の名画座で『トラスト・ミー』と同時上映だったように思うのだが、当時の薄暗い名画座で観たフィルム上映の間隔がまたたくまに蘇ってきた。90年代初頭に35㎜フィルムで撮られたこの映画。ただしかなり低予算のインディーズ作品であり、その決してなめらかとは言えないザラザラとした手触りがデジタルレストア版でもはっきりと残っており、そんな感覚が古ぼけた第七藝術劇場の雰囲気によって増幅されて、本当にタイムスリップしたのではないかと不安にすらなった。最新設備の劇場もいいが、こういうアナログ感あふれる映画体験がまだできるのかと改めて驚いた『シンプルメン』&第七藝術劇場の取り合わせ。作品は、こんなにセリフ多かったっけと思ったりもしたが、やはりなんとも言えない清々しさと切なさがあって最高でした。

    村山章

    3.0There’s nothing but trouble and desire

    2021年7月14日
    iPhoneアプリから投稿

    口ばかりで自己中心的な兄貴と頭でっかちで行動が伴わないファザコン弟のロードムービー。人の役に立ちそうもない2人に関心が保てず意識が遠のく。前の男を見送り、嘘をはね除ける女。生き様の違い。
    4人が出会う前のシーンでのギターに合わせた詩の朗読のような台詞回し、そしてKool thingに踊るエリナレーベンソンと音との組み合わせは楽しいところ。

    Kj

    4.0垢抜けている映画

    2018年12月20日
    iPhoneアプリから投稿
    鑑賞方法:映画館

    ハル・ハートリーは数年前に「はなしかわって(Meanwhile)」を観て以来で、ロングアイランド・トリロジーは初めてなんだけれど、何だろうこの不思議な面白さ。台詞が分かりやすいようでいて洒脱。音楽のうまさ。割と唐突なダンスシーンとか。映画の妙味を全部使い切った感じがあって、静かに興奮するというか。
    物語もありふれたところにいるようで逸脱しているのが面白さ。
    お洒落...というのでもなくて。垢抜けた美しさというか、動き、台詞がとても良かったです。

    andhyphen

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